TAMBOの評判は?怪しい理由・メリット・デメリット、本業・決算を解説
TAMBOは本当に投資しやすいのか、高利回りの裏に無理がないのか、癖の強い物件が多いのは危険なのか、それとも劣後出資比率や取得単価をみれば意外と守りもあるのか、運営会社ルーフトップリアルティーの本業と決算は大丈夫なのか。
公式FAQ、リスクページ、公開プロジェクト一覧、ルーフトップリアルティーの会社概要・事業内容・売買実績、財務資料を確認しながら、評判、メリット・デメリット、怪しいと言われる理由、本業、決算・財務まで投資家目線で整理しました。
結論から言うと、TAMBOは「高利回りを狙いたいが、劣後比率や出口の現実性まで自分で見て選びたい人」に向くサービスです。一方で、低稼働物件の立て直しや早期売却前提の案件も多いため、単に“高利回りだから”で入るとズレやすいサービスでもあります。
この記事でわかること
・結論:TAMBOが向いている人 / 向かない人
・直近のファンド情報
・TAMBOとは
・TAMBOの仕組み
・TAMBOの特徴(メリット)
・TAMBOのデメリット(注意点)
・怪しい / 危ないと言われる理由
・運営会社の会社概要 / 信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・ルーフトップリアルティーの決算 / 財務レポート
・TAMBOの実績
・キャンペーン情報
・登録〜出資までの流れ
・FAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ
・出典・参考
結論:TAMBOは「高利回りを自分で精査して取りにいく人」向け
TAMBOは、高利回り案件を狙いたいが、物件の癖や出口の現実性まで自分で見て投資したい人と相性がよい不動産クラウドファンディングです。
公開11件を集計すると、平均利回りは8.97%、中央値は9.0%、平均運用期間は206日、中央値は216日でした。
10%台が3件、12%以上が1件あり、単なる中利回りサービスではなく、かなり高いリターンを狙う色が強いです。
ただし、その高利回りは「何もしなくても回る綺麗な物件」を小さく切った結果ではありません。
TAMBOの公開案件を読むと、低稼働物件の修繕、空室の立て直し、問題のある敷地や建物の整理、早期外部売却など、しっかり手を入れて利益を作る前提の案件が目立ちます。
つまりTAMBOは、高利回りと引き換えに案件の中身も見に行くサービスです。逆に言えば、劣後出資比率や取得単価、出口の筋道まで見られる人にとっては、面白い候補になりやすいです。
ポイント
・向いている人:高利回りを狙いつつ、劣後比率・取得単価・出口まで自分で見て判断したい人
・向かない人:単純なインカム型や、難易度の低い案件だけを好む人
・最初に見るべき論点:賃料で持つ案件か、売却益依存か、配当保証期間の意味、ルーフトップリアルティーの体力
更新日:2026/04/05
直近のファンド情報
TAMBO 前橋プロジェクト
・年利10.5%
・期間251日
・抽選
・4/3~17
AIファンド考察記事
TAMBOとは

| サービス名 | TAMBO |
| 運営会社 | ルーフトップリアルティー株式会社 |
| 契約形態 | 匿名組合型 |
| 最低投資額 | 1口1万円 |
| 公開案件数 | 11件 |
| 利回りレンジ | 7.0%〜12.0% |
| 運用期間の中心 | 181〜270日帯が最多 |
| 案件の主な特徴 | 低稼働・難あり物件の立て直し、ブリッジ型、価値向上後の売却型など |
| 公式サイト | TAMBO公式サイト |
TAMBOは、ルーフトップリアルティー株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
公式FAQでは、不動産特定共同事業法に基づく匿名組合型の商品であり、対象不動産の属性に応じてインカムゲイン分配型やキャピタルゲイン分配型を組成すると説明しています。
ただ、実際の公開案件を見ると、TAMBOは単に「日本全国の不動産に投資できるサービス」という説明だけでは足りません。
案件には、低稼働物件を直して売る型、売却先がある程度見えているブリッジ型、賃貸でつなぎながら出口を作る型があり、かなり実務寄りです。
高利回りだけを見ると派手ですが、実態はルーフトップリアルティーが得意とする収益不動産の買取・再販を、小口で投資家に開くサービスとして見る方がしっくりきます。
TAMBOの仕組み

TAMBOの契約形態は、公式FAQにある通り匿名組合型です。
投資家はTAMBOの運営会社であるルーフトップリアルティーと匿名組合契約を結び、集まった資金で対象不動産を取得・運用し、その成果を分配金として受け取ります。
ここで大事なのは、TAMBOの配当原資がいつも同じではないことです。
FAQでは、対象不動産の属性に応じて賃貸利益を分けるインカム型と、売却利益を分けるキャピタル型を組成すると案内しています。
しかも、公開詳細を読むと、低稼働のアパートや店舗に手を入れて稼働率を改善してから売る案件や、取得後すぐ次の売却先へつなぐブリッジ型もあります。
つまりTAMBOは、「買って持って家賃を配るだけ」のサービスではなく、物件を整えながら出口を作る運用箱として見る方が実態に近いです。
また、TAMBOには配当保証期間を置く案件があります。
これは、運用期間中に第三者へ早く売却できたときでも、あらかじめ定めた一定期間分の利益分配を行う設計です。
ただし、これは元本保証でも利回り保証でもありません。
空室率の悪化や不測の費用で想定利益が出なければ、分配は崩れます。
TAMBOの特徴(メリット)
特徴(メリット)
・公開11件を見ると平均年利8.97%で高利回り帯が多い
・劣後出資比率が比較的厚く、高利回りの割に守りを取りやすい
・問題のある物件を整えて売る型が多く、利益の作り方が見えやすい
・配当保証期間を置く案件があり、早期売却でも取りこぼしを抑えやすい
・案件規模が過大ではなく、小回りよく回している
公開11件を見ると平均年利8.97%で高利回り帯が多い
ポイント
・公開11件の平均利回りは8.97%、中央値は9.0%
・10%台が3件、12%以上が1件あり、高利回り帯が目立つ
・公開11件のうち9件が募集額以上の応募で、需要も弱くない
TAMBOの一番わかりやすい魅力は、やはり利回りの高さです。
公開11件をみると、平均利回りは8.97%、中央値は9.0%で、7%台でも低く感じるくらい、全体として高利回り寄りに並んでいます。
しかも、単に数字が高いだけでなく、応募総額は募集総額の160.9%に達しており、投資家の反応も弱くありません。
「高利回りで目立つだけのサービス」ではなく、少なくとも市場からは注目されていると見てよいと思います。
劣後出資比率が比較的厚く、高利回りの割に守りを取りやすい
ポイント
・公開詳細を確認できた直近4件の優先劣後比率は89:11、87:13、79:21、60:40
・高利回り案件でも、いきなり投資家側へ損失が飛びやすい設計ばかりではない
・もちろん絶対安全ではないが、利回りだけで押し切る設計よりは安心感がある
TAMBOの良いところは、高利回りなのに守りを全く捨てていない案件が多いことです。
公開詳細を確認できた案件では、優先劣後比率が11%〜40%の範囲で設定されていました。
これは、対象不動産の価値が少し毀損したくらいでは、まず劣後側が先に損失を受ける構造です。
もちろん、空室悪化や売却失敗が大きければ優先側まで届きますが、少なくともTAMBOは「高利回りだから守りゼロ」という組み方ではありません。
高利回りサービスの中では、この点はかなり大きな強みです。
問題のある物件を整えて売る型が多く、利益の作り方が見えやすい
ポイント
・公開詳細では、低稼働物件の修繕、空室改善、敷地整備、リーシングなどの説明が具体的
・単に“上がると思うから買う”より、改善施策と出口が見える
・高利回りの理由が完全にブラックボックスではない
TAMBOの案件はシンプルな転売案件などではないです。
公開詳細では、低稼働のアパートを直して稼働率を上げる、植栽や敷地を整えて売りやすくする、賃料を立ててから出口を取る、といった説明がかなり具体的です。
「何となく値上がりを待つ」ではなく、どこを直して、どこで稼いで、誰に売るかまで見えるのは、実は大きなメリットです。
投資家としても、案件の癖を読みやすくなります。
配当保証期間を置く案件があり、早期売却でも取りこぼしを抑えやすい
ポイント
・公開詳細では配当保証期間付き案件が複数確認できる
・早く売れたときに、一定期間分の配当を確保しやすい
・ただし、これは元本や利回りそのものの保証ではない
TAMBOには、早く売れたらその分だけ配当が減るという不満を和らげる仕組みがあります。
それが配当保証期間です。
案件によっては、運用期間中に予定より早く第三者へ売却しても、一定日数分の利益分配を行うと明記されています。
これは投資家にとってかなり使い勝手がよく、早期売却時の取りこぼしを抑えやすいです。
高利回りサービスの中で、こうした細かな設計に触れているのは好印象です。
案件規模が過大ではなく、小回りよく回している
ポイント
・公開11件の募集額は1,500万円〜1億円で、極端な大型案件に偏っていない
・募集総額5.53億円に対し、応募総額は8.90億円
・案件サイズが大きすぎないので、立て直しや出口の筋が描きやすい
TAMBOは、案件規模が過度に大きくないのも良いところです。
公開案件の募集額は1,500万円〜1億円で、数十億円規模の大型案件を無理に集めている感じはありません。
このくらいのサイズ感だと、物件の修繕やリーシング、外部売却のストーリーも比較的描きやすく、過大な資金調達ありきの無理な案件には見えにくいです。
高利回りサービスでも、小さめの案件を小回りよく回している印象があります。
TAMBOのデメリット(注意点)
デメリット(注意点)
・インカムに見えても、実態は売却益依存が強い案件がある
・低稼働や問題物件の立て直し前提なので、運営力が外れると崩れる
・配当保証期間があっても、元本や利回りそのものが保証されるわけではない
・入金手数料は投資家負担で、途中解約も原則できない
インカムに見えても、実態は売却益依存が強い案件がある
ポイント
・インカム型 / キャピタル型の両方を組成
・公開詳細では賃貸収益力を高めてから売る説明が多い
・見た目がインカムでも、最後は売却益が重要になることがある
TAMBOで気をつけたいのは、賃料が入るから安心と単純化しにくいことです。
実際の公開詳細では、賃貸で少しつなぎながらも、最終的には外部売却で利益を仕上げる説明がよく出てきます。
つまり、見た目はインカムでも、実態はキャピタル型を無理なく成立させるために賃料を使っているケースがあります。
この点を理解しないと、思っていた案件像とズレやすいです。
低稼働や問題物件の立て直し前提なので、運営力が外れると崩れる
ポイント
・修繕、リーシング、敷地整備、売却活動が前提の案件がある
・想定賃料や稼働率が実現しないと収益は細る
・“高利回りの理由”がそのままリスク要因でもある
TAMBOは、もともと素直な優良物件だけを並べるサービスではありません。
だからこそ高利回りが出せる一方、修繕が想定よりかかる、リーシングが進まない、外部売却が鈍るといった局面では、前提が崩れやすいです。
ここは大手の安定インカム型サービスとはかなり違うところで、TAMBOのリスクを理解する上で一番大事な点だと思います。
配当保証期間があっても、元本や利回りそのものが保証されるわけではない
ポイント
・配当保証期間は早く売れた場合の取りこぼし対策に近い
・FAQでも元本保証なし、利回り確定なしと明記
・空室率の悪化や費用増で分配が崩れる可能性は残る
配当保証期間という言葉だけ見ると、かなり安心に見えます。
ただ、実際には利益分配の前提が崩れたら配当は減りうると各プロジェクト詳細で書かれています。
つまり、これは「早く売れたから予定利回りを丸ごと失う」という不満を減らす工夫であって、投資そのものを安全化する魔法ではありません。
この誤解は避けたいです。
入金手数料は投資家負担で、途中解約も原則できない
ポイント
・出資金入金時の振込手数料は投資家負担
・短期運用プロジェクトは原則として中途解約不可
・GMOあおぞら銀行同士の入金は無料だが、細かい運用コストはゼロではない
使い勝手の面では、細かな手間とコストもあります。
FAQでは、出資金入金時の振込手数料は会員負担、短期案件は原則中途解約不可と案内されています。
配当時・償還時の振込手数料は原則事業者負担ですが、入金コストや資金拘束をまったく気にしなくてよいサービスではありません。
このあたりは、何度も回す人ほど気になってくると思います。
怪しい / 危ないと言われる理由
高利回りで、しかも案件の癖が強いから
TAMBOが「怪しい」「危ない」と言われやすい一番の理由はここだと思います。
高利回りサービス自体が警戒されやすいのに加え、TAMBOは低稼働物件や難ありの不動産を整えて売る案件も多く、内容が素直ではありません。
だからこそ、説明を読み込まない人には「なんとなく危なそう」に見えやすいです。
賃料だけでなく、最終的に売却が重要な案件が多いから
公開詳細を読むと、TAMBOは賃料で持つだけの案件より、最終的には売却で利益を完成させる案件が目立ちます。
この構造を知らないと、「インカム型だと思っていたのに実質キャピタル型だった」という違和感が生まれやすく、それがそのまま不信感に変わりやすいです。
小規模な実務会社だからこそ、運営力への信頼が前提になるから
TAMBOの運営会社は上場大手ではなく、収益不動産の買取・販売を本業とする私企業です。
だからこそ、小回りは利きますが、最終的にはルーフトップリアルティーが物件をちゃんと仕入れ、整え、売れるかがサービスの信頼性に直結します。
裏を返すと、会社概要や決算まで読んで納得できれば、単純に「怪しい」と切り捨てる必要もないです。
運営会社の会社概要 / 信頼性
| 社名 | ルーフトップリアルティー株式会社 |
| 設立 | 2015年12月 |
| 代表 | 若生 和之 |
| 本社所在地 | 東京都港区赤坂8丁目5-40 PEGASUS AOYAMA 501 |
| 資本金 | 1億円 |
| 主要事業 | 収益不動産の買取 / 販売 / 資産コンサルティング / 外国人向け売買 / TAMBO |
| 許認可 | 東京都知事免許(2)第98942号 不動産特定共同事業:東京都知事 第179号 |
| 取引金融機関 | 三菱UFJ銀行 / みずほ銀行 / りそな銀行 / 静岡銀行 / 横浜銀行 / 湘南信用金庫 / あすか信用組合 |
| TAMBOの位置づけ | 5本柱のうちの1つとして公式事業ページに明記 |
ルーフトップリアルティーは何の会社か
ルーフトップリアルティーは、単なるクラファン運営会社ではありません。
公式の事業ページでは、収益不動産の買取、収益不動産の販売、資産コンサルティング、外国人向け不動産売買、そしてTAMBOの5本柱を掲げています。
つまり、TAMBOは何もないところから作った金融サービスではなく、本業の収益不動産ビジネスの延長線上にある投資商品です。
TAMBOは5本柱のうちの1つで、本業と切り離されていない
事業ページでの並びを見ると、TAMBOはあくまで5本柱のひとつです。
これは投資家にとって重要で、TAMBOが他社案件を並べる送客プラットフォームではなく、自社の買取・販売・コンサル機能と地続きのサービスであることを意味します。
公開案件に低稼働物件の立て直しやブリッジ型が出てくるのも、この本業構造とつながっています。
売買実績を見ると、扱える物件タイプがかなり広い
公式の売買実績ページには、一棟マンション、一棟ビル、区分マンション、区分店舗・事務所共有持分など、かなり幅広い物件が並んでいます。
エリアも、港区南青山、墨田区、松戸市、御殿場市など全国に散っています。
この点からも、ルーフトップリアルティーはTAMBO専業というより、全国の小中規模の収益不動産を扱う実務会社として見るのが自然です。
許認可と開示の出し方は、最低限の安心材料になる
会社概要では、宅建業と不動産特定共同事業の許認可が明示され、FAQでも東京都知事第179号の許可を記載しています。
また、FAQはかなり細かく、手数料、クーリング・オフ、税務、運用期間変更まで一通り書かれています。
派手なIRはないものの、必要なルール説明を公式で出している点は評価しやすいです。
少なくとも、情報の出し方が雑なサービスではありません。
運営会社の「本業」を分解する
ポイント
・主力は小中規模の収益不動産を仕入れて整え、出口を作って売る回転型ビジネス
・粗利の源泉は「安く買う」「稼働を直す」「売れる状態にして値付けを上げる」の3段階
・仲介 / コンサル / 外国人向け売買も手数料収入の柱になる
・TAMBOは本業と切り離された副業ではなく、案件回転と投資家販売を支える販路の1つ
得意なのは「そのままでは売りづらい収益不動産」を整えて出口を作る仕事
ルーフトップリアルティーの本業は、単なる「高く売れそうな物件を右から左へ流す」仕事ではありません。
公式の事業ページでは、低稼働や不良債権などの収益不動産を買い取り、収益と資産価値を高めて投資家に提供すると明記しています。
売買実績でも、一棟マンション、一棟ビル、区分マンション、店舗・事務所共有持分などが並んでおり、きれいな新築だけではなく、少し癖のある小中規模の収益不動産まで扱える会社だと分かります。
TAMBOの案件で、空室改善、修繕、リーシング、ブリッジ、売却ストーリーが前面に出やすいのも、この本業の延長線上だと見ると理解しやすいです。
収益の中心は「仕入れ値」と「出口価格」の差額にある
この会社のいちばん大きい収益源は、おそらく物件売買の粗利です。
つまり、仕入れ時点で割安に取る、修繕やリーシングで賃料水準や見え方を改善する、そして買い手が付きやすい状態にして売る。
利益はこの3段階の積み上げで作られます。
TAMBOで見える「低稼働物件を立て直す」「短期で外部売却を目指す」「賃料を付けてから出口を取る」という説明は、まさにこの本業の粗利の作り方そのものです。
逆に言うと、TAMBOの高利回りは魔法ではなく、手間のかかる物件をうまく再生して利幅を作る前提で成り立っています。
周辺収益として、仲介・コンサル・外国人向け売買も持っている
ルーフトップリアルティーは、物件売買の粗利だけで食っている会社でもありません。
公式の事業ページには、資産コンサルティングや外国人向け不動産売買も並んでおり、同じページの説明では購入サポート、ファイナンスアレンジ、収益最大化支援なども打ち出しています。
つまり、売買の前後で発生する仲介・助言・調整の手数料も取りやすい構造です。
この複線化があることで、売却益だけに100%依存する会社よりは粘りやすい一方、やはり中心は物件回転の粗利なので、事業の軸はあくまで不動産売買の実務会社です。
TAMBOは在庫回転と投資家販売を支える販路として機能している
TAMBOをこの本業構造に当てはめると、案件の資金調達手段であり、同時に小口の投資家へ販売する販路でもあると考えるのが自然です。
一括売却だけではなく、いったんクラファンに載せて賃料や改善でつなぎながら出口を取る。
こうすると、ルーフトップリアルティーにとっては「すぐ売る」「保有しながら整える」「再組成する」など選択肢が増えます。
ただし、開示資料ではTAMBO単体の売上や利益は分からないので、クラファン手数料への依存度を断定することはできません。
読み方としては、TAMBOは別会社の副業ではなく、本業の回転を支える実務上の1レーンと見るのが近いです。
苦しくなるのは、仕入れ・改善・出口のどこかが崩れる局面
この本業モデルが苦しくなるのは、物件を仕入れても、直しても、想定どおりに売れないときです。
たとえば、低稼働物件のリーシングが進まない、修繕費が膨らむ、金融機関の融資条件が悪くなる、買い手側の資金調達がつかず外部売却が遅れる、といった局面では利益が一気に薄くなります。
ルーフトップリアルティーのような回転型ビジネスは、保有益だけでじっくり待つ会社ではないので、時間のズレがそのまま収益悪化につながりやすいです。
だからTAMBOでも、利回りだけではなく、どの不動産を、どう直し、誰に売る前提なのかを見ておくことが重要です。
ルーフトップリアルティーの決算 / 財務レポート
ポイント
・営業利益は3期で改善し、本業の粗利づくりは前進している
・総資産と負債は縮小しながら、純資産は積み上がっている
・自己資本比率は13.7%→26.3%→43.3%へ改善
・一方で2025年は営業外費用が重く、経常利益と純利益は伸び切っていない
営業収益は高水準を維持しつつ、営業利益は改善している
| 項目 | 第8期 | 第9期 | 第10期 |
| 営業収益 | 1,046,006千円 | 1,633,494千円 | 1,519,905千円 |
| 営業総利益 | 236,705千円 | 315,057千円 | 347,181千円 |
| 営業利益 | 13,890千円 | 20,629千円 | 34,142千円 |
| 経常利益 | 5,898千円 | 39,408千円 | 12,862千円 |
| 当期純利益 | 5,032千円 | 27,769千円 | 10,925千円 |
まず良い点として、営業利益は3期で着実に改善しています。
営業収益は第9期で大きく伸び、第10期はやや減ったものの依然として15億円台を維持しました。
営業総利益は第8期の2.37億円から第10期には3.47億円まで増えており、本業で粗利を作る力は強くなっていると読めます。
TAMBOの案件で見える「仕入れて整えて出口を取る」というモデルと、数字の方向感は整合的です。
総資産と負債は縮小しながら、純資産は積み上がっている
| 項目 | 第8期 | 第9期 | 第10期 |
| 総資産 | 897,106千円 | 572,658千円 | 373,082千円 |
| 負債合計 | 774,402千円 | 422,184千円 | 211,682千円 |
| 純資産 | 122,704千円 | 150,473千円 | 161,399千円 |
| 自己資本比率 | 13.7% | 26.3% | 43.3% |
| 流動比率 | 109.8% | 129.6% | 150.1% |
バランスシートは、かなり印象が良いです。
総資産は8.97億円から3.73億円へ縮小し、負債合計も7.74億円から2.12億円へ大きく減っています。
それに対して純資産は1.23億円から1.61億円へ増えており、自己資本比率は13.7%→26.3%→43.3%まで改善しました。
これは、規模拡大よりも在庫と借入を軽くしながら、体質を良くしている局面と見るのが自然です。
2025年は営業外費用が重く、経常利益と純利益は伸び切っていない
一方で、気をつけたい点もあります。
第10期は営業利益が3,414万円まで伸びたのに、経常利益は1,286万円、当期純利益は1,092万円にとどまりました。
営業外費用が2,576万円かかっているため、本業で稼いだ分がそのまま最終利益に残っていない形です。
ルーフトップリアルティーは改善中の会社ですが、まだ「どんな局面でも余裕」というほどの強さではなく、金利や資金調達条件の変化には敏感だと思います。
TAMBO依存度は切り出せないが、回転型ビジネスとの整合性は高い
今回の開示では、TAMBO単体の売上や利益は分かりません。
そのため、クラファン依存度を断定することはできません。
ただし、固定資産が薄く、総資産の中心が流動資産であること、そして負債を縮小しながら利益体質を少しずつ整えていることから、会社全体のビジネスモデルは長期保有より回転型と整合的です。
TAMBOも、その回転を支える販路としてはかなり自然な位置づけに見えます。
TAMBOの実績
実績のポイント
・公開11件の平均利回りは8.97%、中央値は9.0%
・181〜270日帯が6件で最も多い
・募集額以上の応募は11件中9件
・高利回りのわりに、短すぎず長すぎない案件が中心
以下は、公式サイトの公開プロジェクト一覧11件をもとに集計した実績です。
ここだけは今後も更新対象になるので、公開件数ベースの集計として見てください。

利回り分布を見ると、TAMBOは7%台が下限帯で、9%前後が中核、さらに10%超の案件も珍しくありません。
高利回りを打ち出すサービスは多いですが、TAMBOは実際に公開案件の分布でもそれが確認できます。
利回り目線ではかなり魅力があります。

運用期間は、181〜270日帯が6件で最も多く、平均は206日でした。
3ヶ月未満の極短期だけでもなく、1年以上の長期固定だけでもなく、半年前後で回す案件が中心です。
高利回りなのに極端な長期偏重ではない点は、資金回転の面では使いやすいです。
また、公開11件のうち9件が募集額以上の応募となっており、募集総額5.53億円に対して応募総額は8.90億円でした。
案件の癖が強いサービスですが、投資家から敬遠され続けているわけではありません。
むしろ、内容を読める人にはちゃんと刺さっているサービスだと思います。
キャンペーン情報
キャンペーン情報
特にキャンペーンは開催しておりません。
何かあり次第、ここに表示します。
登録〜出資までの流れ
STEP1:会員登録をする
まずはメールアドレスを登録し、基本情報、投資適合性、口座情報を入力します。
その後、本人確認と審査を経て会員登録が完了します。
FAQでは、個人ならオンライン本人確認で即日〜1営業日程度、ハガキ確認なら4〜5営業日程度が目安とされています。
STEP2:案件を選んで応募する
会員登録後は、募集情報を確認して案件に応募します。
TAMBOは抽選式が多いですが、先着順もあります。
案件ごとに最低口数が異なるので、1口1万円を前提にしつつも、実際の最低投資金額は案件ページで確認したいです。
STEP3:契約書類を確認し、出資金を振り込む
当選後は、契約成立時交付書面を確認し、出資を確定させます。
その後、指定口座へ出資金を振り込みます。
入金時の振込手数料は原則として投資家負担ですが、GMOあおぞら銀行の会員名義口座からの振込なら無料です。
STEP4:運用・分配・償還を待つ
案件の運用が始まると、分配金は登録口座へ支払われます。
匿名組合分配金には20.42%の源泉徴収がかかります。
短期案件は原則として中途解約できないので、出口や資金拘束を事前に読んでおくことが大切です。
FAQ
手数料はかかる?
事業者に対する手数料はかかりません。
ただし、出資金入金時の振込手数料は会員負担です。
一方で、配当時・出資金返還時の振込手数料は原則としてTAMBO側が負担します。
途中解約はできる?
短期運用プロジェクトは、会員が破産手続き開始決定を受けた場合などを除き、原則として中途解約できません。
運用期間が1年を超える案件では、解約できる場合もあるので契約書類の確認が必要です。
運用期間が前後することはある?
あります。
FAQでも、対象不動産の売却タイミングによって運用終了予定日より早くなる、または遅くなる場合があると案内されています。
短期案件でも、予定通りにぴったり終わるとは限りません。
税務上の扱いは?
匿名組合分配金は源泉徴収20.42%の対象です。
個人会員の場合、分配金は雑所得として総合課税の対象となり、原則として確定申告が必要です。
税務処理が不安なら、案件を増やしすぎる前に整理方法を決めておいた方が良いです。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
「TAMBOだけでなく、他の不動産クラファンもまとめて見たい」
そんなときに便利なのが利回りカレンダーです。
複数サービスの募集予定をGoogleカレンダーで一括確認できるので、ファンド管理がかなり楽になります。
【利回りカレンダー】
簡単に導入できる一括管理+自動更新のファンド情報アプリ!
ポイント
・クラウドファンディングやソーシャルレンディングなどの貸付投資系の「年利・投資期間・先着募集の有無」が1目でわかる
・Googleカレンダーに登録するだけで設定完了(自動更新)
・複数社のファンドをまとめて把握できる
まとめ
ポイント
・TAMBOは高利回りと比較的厚い劣後出資が魅力
・ただし、低稼働物件や問題物件の立て直し前提なので、案件の癖は強い
・ルーフトップリアルティーの本業はクラファン専業ではなく、買取・販売・コンサルまで一体
・決算は改善傾向だが、営業外費用の重さなどまだ見ておきたい点もある
TAMBOは、高利回りだけを見るとかなり魅力的です。
実際に公開11件ベースでも平均利回りは8.97%と高く、劣後出資比率も比較的厚めでした。
その一方で、案件の中身はかなり実務寄りで、修繕・リーシング・早期売却まで読まないと本当の難易度は見えてきません。
個人的には、TAMBOは「高利回りを狙う上で、案件の質までちゃんと見たい人」に向くサービスです。
楽に放置できるサービスではありませんが、物件の癖や出口の現実性を見ながら選べる人には面白い選択肢になりやすいです。






