投資初心者のための
iDeCo丸わかりガイドブック
この記事でわかること
・iDeCoの概要
✔︎積立上限金額はいくら?
✔︎年収と家族構成別の節税効果早見表
✔︎30年間積み立てたらいくら儲かるの?
・iDeCoの始め方
✔︎おすすめ口座&投資信託
・iDeCoが儲かる理由
✔︎何に投資するべきか
・質問コーナー
✔︎いつから始めるべき?
✔︎どんな人におすすめ?
iDeCoとは
ーポイントー
・iDeCoとは自分で作る年金制度
・開始から60歳まで積み立てる
*原則60歳まで引き出すことが不可
・所得控除により節税になる
・運用益が非課税
・受け取り時も一定額まで税制優遇される
iDeCoは所得控除されるから、積立額分は全て節税になるんだ!
また60歳からの引き出し時にも運用益は非課税だったり、退職金として受け取れるから税金があまりかからないんだね。
ただ、60歳までは引き出すことができない点が注意が必要だね。
iDeCo公式の見解
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/ iDeCo公式サイト参照
○ iDeCoは、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
※60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。
○ 基本的に20歳以上60歳未満の全ての方が加入でき、多くの国民の皆様に、より豊かな老後の生活を送っていただくための資産形成方法のひとつとして位置づけられています。
※企業型確定拠出年金に加入している方は、企業型年金規約でiDeCoに同時加入できる旨を定めている場合のみiDeCoに加入できます。
毎月一定額を投資しながら「年金」を形成していくのがiDeCoなんだね!
・積み立て額は節税になる
・運用益は非課税
・60歳まで引き出せない
以上のことが理解できれば大丈夫だよ!
iDeCoの上限金額について
iDeCoの毎月積み立てる掛け金上限額は人によって違うんだ!
自分の掛け金限度額は「iDeCo公式サイト」か下図をみて確認してみよう!
*iDeCo公式で掛け金を確認する!
iDeCoの節税効果早見表!
iDeCoの節税効果って実際どのくらいなの?という質問に答えていくよ!
自身の年齢や家族構成によって変わるから、以下の表で確認してみてね!
掛け金・年収・家族構成別のiDeCo節税早見表
掛け金に対する税金の控除は「住民税と所得税」に対して行われます。
そのため、「扶養控除がある人」は既に節税できているため、節税効果が少なくなります。
逆に年収が「高い人は節税効果」が大きくなる傾向にあります。
30年間王道商品に積み立てたらいくらになる?
iDeCoって本当に儲かるの?
ってことで30年間王道の商品を積み立てた場合の結果を載せておくよ!
iDeCoの王道商品は「SP500連動型投資信託」と「全世界株式」と言われるものだね。
アメリカのイケてる企業500社に分散投資した詰め合わせパックのことをSP500。もう1つの全世界株式は全世界の株式に分散投資したものだよ!
「SP500の平均年率は+9.1%」「全世界株式の平均年率は+6.7%」だね。
*1991年から2021年までの30年間のデータを参照
iDeCoで2万円を30年間積み立てた結果
SP500の場合
*平均年率9%で計算
30年間で合計約720万円積み立てたところ
20年後の資産額は3,661.5万円
運用収益は2,941.5万円
という結果になりました。
全世界株式の場合
*平均年率6.7%で計算
30年間で合計約720万円積み立てたところ
20年後の資産額は2,300.3万円
運用収益は1580.3万円
という結果になりました。
ここ最近は株式の伸びが凄いと言っても、5〜8%の平均リターンは狙えそうだよね。
これに加えて、減税効果もあるんだからかなりお得な制度なんだ!
iDeCoを始める2ステップ!
1.口座開設をする
iDeCoは年金という立ち位置だから、iDeCoの積立でポイントが貯まる金融機関はないのが現状。
だから正直どこでもよいんだね。
使いやすい証券会社とiDeCo以外の投資でポイントが貯まるところを紹介するね!
iDeCoでおすすめの証券取引所は2種類!
・楽天証券
楽天ポイントが貯まる!使える!
・SBI証券
三井住友カードで積み立て可能!
上記2つのうちどれかで開設をおすすめするよ!
*iDeCoの積立でポイントが貯まる証券会社はありません。
この中で一番お得な証券会社は価格競争でコロコロ変わるから、一番使いやすい証券会社で良いと思うよ。
正直、ネット証券であれば手数料はほとんど誤差の範囲だからどこでもいいかな。
そもそもiDeCoのみの利用であれば、ポイントはつかないから注意してね!
口座開設手順
必要なものを準備する
口座開設は基本的にどこの証券でも変わりはないよ。
証券口座開設の前に以下のものを用意してから始めよう!
口座開設に必要なもの
・マイナンバー
・本人確認書類
証券口座を開設する
自分の使っているサービスに近い証券で開設しよう!
下記の証券で始めるのがおすすめかな。
おすすめの証券会社
楽天証券はこちら!
*楽天経済圏の方なら一択かな!ポイントが貯まるし使いやすい証券だね。
*右上の口座開設から開設できるよ!
SBI証券はこちら!
*三井住友カードで積立できるよ!
iDeCo口座を開設する
総合取引口座を開設したら、各証券会社からiDeCo口座を開設しよう!
会社に確認事項があったり、少しめんどくさいけど頑張ろう。
各サイトの「確定拠出年金(iDeCo)」というところから申請をはじめよう!
個人によって掛け金上限が違うから注意してね。
*自分の掛け金上限を確認する
2.積み立て商品を選ぶ
ーポイントー
・積立商品は何個でもOK
・商品選びは王道の歴史ある投資信託がおすすめ
60歳まで運用をし続けるのがiDeCoだね。
運用商品は歴史的に安定して資産を増やしてきたものに投資するのが良いよ。
王道商品である「SP500連動型」「全世界株式」「全米株式」の中から積み立て商品を選ぶことをおすすめします。
個人的には「SP500連動型」か「全世界株式」かな。
じぇいはつみたてNISAがSP500、iDeCoが全世界株式に投資しているよ!
個人的には、積立期間が長いiDeCoは全世界に分散して投資するのがおすすめだね。
iDeCoはなぜ儲かるの?
iDeCoが儲かる理由
・上昇志向の投資商品に投資するから
・ドルコスト平均法で安く買えるから
iDeCoが儲かる理由は上記の2つ!
難しい言葉もでてきたから解説するね。
上昇志向の投資商品とは
「SP500(アメリカの上位500社)」「全世界株式」「全米株式」などが上昇志向の投資商品だよ。
どのくらい上昇しているのか「SP500(アメリカの上位500社)」を例に過去のチャートをみてみよう!
このように50年間にわたって上昇し続けている商品が「SP500(アメリカの上位500社)」「全世界株式」「全米株式」などになるんだよね。
投資先が何十年も上昇し続けていることはわかったね。
次は積立投資をすると平均的に安く買える理由を説明するよ。
ドル・コスト平均法で安く買う
ドルコスト平均法とは「高い時に少なく買って、安い時に多く買う手法」のことだよ。
積み立て投資ではこれが無意識のうちにできてしまうんだ。
毎月一定額を積み立てると、価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付けすることになるよ。
iDeCoは決まった口数を購入するではなく、決まった額を購入するから買付平均額が安くなるんだね!
何十年も買い続けることで、時間的にも分散されるね。
高い時に買いすぎた!ってことにはならないね。
次は実際に購入する投資信託について話していくね!
iDeCoで投資すべき商品
ー積み立て投資すべき商品ー
・上昇志向の商品であること
・王道の全世界株式がおすすめ
・株式比率は100%でOK
・暴落が怖い方は債券を一部加えると良い
積み立て投資する=その商品は長い年月で見れば上昇していく
ということを前提に投資していくよ!
だから、投資先の性質が上昇志向でなくちゃいけない。
全世界株式は「何十年も上昇し続けている+分散されている」からiDeCoにピッタリということだね!
全世界株式のみを積み立てるべき理由
・20年以上積み立てた場合の勝率が約99%(50年間のデータ参照)
・全世界のどこが伸びてもOK
・未来を予測しない投資が可能
上記の理由で全世界株式を積み立てることをおすすめします。
しかし、中にはもう少しリスクを抑えたい方もいるかと思います。
リスクを抑えたい方には債券を一部加えることをおすすめします。
債券はリターンが低い変わりにリスクを抑える効果があるからです。
債券には値動きを抑える効果があるんだ。低リスク低リターンの商品だね。
他商品を含めた詳しい投資信託の比較解説」や「株式と債券の比率」などは別記事にまとめたから参考にしてみてね!
iDeCoの質問コーナー
iDeCoはいつ始めるべき?
A.いつ始めてもOK!早いに越したことはない!
今は暴騰している!今は暴落している!
いろんな情報があって、タイミングがわからないよね。
けど、わからないまま投資できるのが積み立て投資なんだ!
そもそも積立投資は○ヶ月先の株価を予測してするものではないね。
長い年月でみると上昇し続けるから毎月一定額購入しているんだ。
だから、「いつ始めるか?」よりも「何年積立投資するか?」の方が重要になってくるよ!
平均年利○%の商品に何年積み立て続けるかが重要になってくるね。
iDeCoはどんな人におすすめ?
A.ある程度資産が十分ある人におすすめ
iDeCoの最大のデメリットが「60歳まで資産を引き出すことができない」ことです。
何かあった時に資金を引き出すことができないのは大きな難点ですね。
iDeCoの運用をはじめるのは緊急時の資金が貯蓄できてからにしましょう。
具体的には100万円は貯金してから始めることをおすすめします。
まだ貯蓄できていない人はいつでも引き出せるつみたてNISAがおすすめ!
つみたてNISAもiDeCoも途中で利確する運用はしてはいけないけど、有事の際に引き出せるかどうかは重要だよね。
いつでも引き出せる他の投資もよいかもね。
じぇいがやっている投資を少し紹介しておくね!