COOLの評判は?ZUUグループ運営の実績・リスクを解説
※本記事にはPRを含む場合があります。
※COOLは融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
元本保証ではなく、貸付先の信用悪化、貸付を行う会社の信用悪化、担保・保証の不足、返済遅延などにより元本割れの可能性があります。
COOL(クール)は、ZUUグループが運営する融資型クラウドファンディングです。
1万円から企業への貸付に出資し、借り手が支払う利息から分配を受けます。
予定年利は4%台が中心ですが、担保・保証なしの案件が多く、借り手が何のお金で返すかが重要です。
現在、公開一覧に募集中案件はありません。
この記事でわかること
・結論:COOLは借り手の返済方法で選ぶ貸付型サービス
・COOLとは
・COOLの仕組み
・COOLの特徴(メリット)
・COOLのデメリット(注意点)
・怪しい / 危ないと言われる理由
・COOLの口コミ・評判
・運営会社の会社概要 / 信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・株式会社COOL / ZUUグループの決算 / 財務レポート
・COOLの実績
・キャンペーン情報
・登録〜出資までの流れ
・FAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ
・出典・参考
結論:COOLは借り手の返済方法で選ぶ貸付型サービス
結論のポイント
・1万円から企業向け貸付に出資
・予定利回りは4%台が中心
・担保・保証なしの案件が多い
・現在、掲載一覧に募集中案件なし
COOLは、不動産会社などへの貸付を少額から選べるソーシャルレンディングです。
予定年利は4%台が中心で、運用予定期間は3〜12か月でした。
借り手の事業や返済方法を読み、返還予定月を分けて投資したい人に向いています。
掲載案件の多くは担保・保証がないため、借り手が何のお金で返すかが重要です。
物件の売却代金で返すなら売却の進み具合、事業利益で返すなら利益と手元資金が判断を分けます。
ZUUグループの運営という背景だけで選ぶと、この違いを見落とします。
2026年10月9日時点では、公開一覧の54件はすべて運用終了で、募集中の案件はありません。
COOL SERVICESも新規貸付を受け付けていないため、今すぐ出資できる候補を探す人は、ほかのサービスの募集も合わせて検討する必要があります。
COOLとは

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | COOL(クール) |
| 商品タイプ | 融資型クラウドファンディング/ソーシャルレンディング |
| 運営・募集 | 株式会社COOL |
| 融資・回収 | 株式会社COOL SERVICESなど、貸付を行う会社 |
| 最低投資額 | 1万円から。掲載54件では1万円が53件、3万円が1件 |
| 募集状況 | 掲載一覧は全54件が運用終了(2026年10月9日時点) |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら! |
投資家は貸付事業に出資し、借り手が支払う利息から分配を受けます。
不動産会社へ融資する案件でも、投資家が物件を共同所有する仕組みではありません。
物件の価格や販売計画に加え、その会社が返済できるかが投資結果を左右します。
COOLの仕組み
仕組みのポイント
・COOLが募集・契約手続きを担当
・貸付会社が企業へ融資・回収
・借り手の返済から元本と分配金
・貸付会社の倒産も元本リスク

投資家は貸付事業へ出資する
ポイント
・匿名組合契約で参加
・貸付会社が借り手へ融資
投資家は、融資を行う会社と匿名組合契約を結びます。
これは、会社の事業に出資し、その利益から分配を受ける契約です。
貸付会社が集めた資金を企業へ貸し、回収した元本と利息から投資家へ返還・分配します。
COOLとCOOL SERVICESで仕事が分かれる
ポイント
・COOLは募集・投資家管理
・COOL SERVICESは貸付・回収
株式会社COOLは、案件の募集、契約手続き、投資家の口座や情報提供を担当します。
COOL SERVICESが貸付を行う案件では、投資家の契約相手として借り手へ融資し、元本と利息を回収します。
同じCOOLの画面でも、ファンド詳細に記載された契約相手を確かめる必要があります。
借り手が返済できなければ、分配と元本返還が止まる
ポイント
・分配のもとは借り手の利息
・元本は貸付の回収から返還
借り手が利息を払えなくなると、予定どおりの分配を受けられません。
元本も回収できなければ返還が遅れ、回収額が足りない場合には投資したお金が減ります。
開発した物件を売って返す案件では、売却の遅れや値下がりが、この支払いに影響します。
預り金の信託と、貸付後のお金を分ける
ポイント
・預り金は日証金信託銀行で管理
・信託は投資元本の保証ではない
・貸付会社の破綻で返還が滞る可能性
COOLが預かるお金は信託で管理されます。
ただし、実際に信託されるまでには時間差があり、倒産時の返還にも時間がかかる場合があります。
出資後に企業へ貸したお金は、その企業からの回収が必要です。
融資を行う会社が倒産・事業停止した場合も、借り手が返済していても分配や元本返還が滞り、全額戻らない可能性があります。
COOLの特徴(メリット)
メリットのポイント
・1万円から借り手を分けられる
・予定利回りは4%台が中心
・不動産関連など使途を読める
・特典付きファンドの過去例
・1年以内の運用予定
・親会社のIRを読める
1万円から借り手を分けて投資できる
ポイント
・1万円から参加
・最低額は案件ごと
掲載案件の最低投資額は、1万円が53件、3万円が1件でした。
少額で始められるため、1件に大きく入れるより、借り手と返還予定月の異なる案件へ分けやすい点がメリットです。
同じ会社へ貸すファンドを複数持つ場合は、ファンド名が違っても投資額を合算します。
予定利回りは4%台が中心
ポイント
・平均予定年利4.60%
・中央値4.5%
・4%台の案件が最多
掲載案件の予定年利は3.9〜8.0%で、4%台が42件でした。
4〜5%前後の候補を探したい人には、比較しやすい構成です。
投資家の予定年利より借り手が負担する貸付金利は高くなるため、この数字の低さだけで返済が確実とは判断できません。
不動産会社などの事業と使途を読める
ポイント
・開発・収益ビルなどの融資
・事業資金や再エネの案件もある
不動産の開発、投資用マンション、収益商業ビルなどに関わる企業への融資があります。
ほかにも、飲食店や再生可能エネルギーなどの事業を扱っています。
どんな事業にお金を使うのかを想像しやすく、販売や店舗運営が順調に進むかを考える材料になります。
特典付きファンドの募集実績がある
ポイント
・特典などの言及は15件
・内容・対象額は案件別
過去の掲載案件15件には、特典・優待・クーポンの記載がありました。
投資先の飲食店や商品を利用する楽しみも、COOLの特徴です。
現在使える特典の数ではないため、新しい募集があれば、その案件の対象額や利用条件で選ぶことになります。
運用予定は3〜12か月で返還月を分けやすい
ポイント
・予定期間はすべて1年以内
・中央値は10か月
運用予定期間は3〜12か月で、中央値は10か月です。
何年も先に返還を予定する案件を避けたい人は、半年以内と1年前後の候補を分けられます。
借り手から回収が遅れれば予定日には戻らないため、返還月を分ける際は、その間に使わずに済む資金を充てます。
ZUUのIRからグループの事業と財務を追える
ポイント
・ZUUは東証グロース上場
・グループ決算と事業方針を開示
親会社ZUUは上場企業で、連結決算や事業方針を継続して開示しています。
グループの利益、資金の増減、金融事業の状況を追える点は、運営背景を調べる材料になります。
連結決算にはCOOL以外の子会社やファンドも含まれるため、COOLだけの財務状況までは分かりません。
COOLのデメリット(注意点)
注意点のポイント
・担保・保証なしの案件が多い
・返済方法と借り手の財務が重要
・現在、募集中案件なし
・上場グループでも元本保証なし
・途中換金と送金費用に注意
担保・保証なしの案件が多い
ポイント
・担保なしが大半
・保証なしも多い
担保がない案件では、借り手が返済できなくなったときに、あらかじめ押さえた物件などを売って回収する手段がありません。
保証人もいなければ、別の相手へ保証の履行を求められません。
借り手自身の事業収益や財産から、どれだけ回収できるかが元本返還を左右します。
借り手の利益だけでなく、返済日までのお金を読む
ポイント
・事業利益・売却・借換えを区別
・返済日までの手元資金が重要
借り手が黒字でも、売却代金の入金が返済日より後なら、期日どおりに返せないことがあります。
物件を売って返す案件なら販売状況、借換えで返す案件なら新しい融資を受けられる見込みが重要です。
売上や利益に加え、手元資金とほかの借入の返済予定が分かると、1件の販売が遅れたときにも返せるかを考えられます。
現在は募集中の案件がない
ポイント
・一覧54件は運用終了
・COOL SERVICESは新規貸付受付なし
2026年10月9日時点では、掲載一覧に募集中の案件がなく、COOL SERVICESも新規貸付を受け付けていません。
登録してもすぐに投資先を選べる状態ではなく、次の募集時期も公表情報からは分かりません。
投資先が決まらないうちから、使う予定のお金を入金しておく必要はありません。
ZUUグループでも返済は保証されない
ポイント
・親会社の存在と返済保証は別
・投資家は貸付の回収結果を負う
借り手から回収した金額が足りなければ、投資家への返還額は減ります。
ZUUグループに属することだけで、その不足を親会社が埋める契約にはなりません。
親会社の財務が改善しても、投資したファンドの借り手が返済できるかは別に判断する必要があります。
自由な途中換金はできず、出金費用の案内も一致しない
ポイント
・自由な途中換金は不可
・入金振込手数料は自己負担
・出金の負担者は公式内で不一致
投資後に権利を自由に売って現金へ戻す商品ではありません。
申込日を含む8日以内のクーリングオフを過ぎた後は、募集期間中でもこの制度で取り消せません。
近いうちに使う生活費や納税資金は分けておく必要があります。
入金時の振込手数料は投資家負担です。
出金はCOOL負担という案内と、投資家負担とする取引約款・手数料文書が一致していません。
入金前に、現在の契約書面とCOOLへの問い合わせで、銀行へ戻す際の負担者を確かめてください。
怪しい / 危ないと言われる理由
ポイント
・無担保の貸付で返済力が重要
・募集がないことと返済不能は別
・運用終了表示だけでは回収率不明
担保なしの貸付では、回収の道筋が見えにくい
ポイント
・借り手が返せないと元本割れ
・無担保では借り手の財産から回収
担保付きの融資なら、返済停止時に売る資産を事前に特定できます。
担保がない融資では、借り手の経営悪化後にほかの債権者も回収を求めるため、投資家へ戻る額を見積もりにくくなります。
この回収の難しさが、無担保の貸付を慎重に考える理由です。
新規募集がない理由と、過去案件の回収結果は分ける
ポイント
・現在、募集中案件なし
・停止・廃止の理由は断定不可
新規案件がない状況では、サービスが今後どう動くか気になるでしょう。
ただし、募集がないことだけで、過去の貸付が返済不能になったとは判断できません。
公開一覧の「運用終了」という表示からも、元本の全額返還や実際の分配率までは算出できません。
すでに投資している人は、自分の案件の報告と入金額で回収結果を確認する必要があります。
登録は募集・貸付の資格であり、損失の補償ではない
ポイント
・COOLは金融商品取引業者
・COOL SERVICESは貸金業者
COOLは投資家への募集を取り扱うための登録、COOL SERVICESは企業へお金を貸すための登録を持っています。
勧誘、契約、資金管理などのルールを守る責任がありますが、借り手の業績悪化で生じた損失を国が補償する制度ではありません。
COOLの口コミ・評判
ポイント
・利用者全体の満足度は不明
・条件と回収結果を分ける
・特典の体験と元本回収も別
COOLの利用者全体を対象にした満足度調査は確認できません。
上場グループ、少額投資、特典は商品を選ぶ材料になりますが、それだけで多くの投資家が満足しているとは判断できません。
口コミを読むときは、投資したファンドと時期、実際に戻った元本・分配金が具体的に書かれているかが大切です。
特典を受け取ったという感想だけでは、貸付の回収結果は分かりません。
現在のCOOLを検討する際は、過去の評判に加え、新規募集の有無と新しいファンドの返済条件が判断材料になります。
運営会社の会社概要 / 信頼性
ポイント
・COOLが募集・契約を担当
・COOL SERVICESが融資・回収
・ZUUがグループの事業を展開
・登録と返済力を区別
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社COOL |
| 設立 | 2007年12月11日 |
| 代表者 | 代表取締役 河原 克樹 |
| 所在地 | 東京都世田谷区太子堂2-8-7 太子堂ハイランドビル2階 |
| 資本の表示 | 2億2,100万円(資本準備金を含む) |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第2229号 |
| 業務 | 第二種金融商品取引業/投資助言・代理業 |
| 加入団体 | 第二種金融商品取引業協会、資産運用業協会 |
| 関連会社 | 株式会社ZUU、株式会社COOL SERVICES |
株式会社COOLは投資家の募集と契約を担当
ポイント
・第二種金融商品取引業の登録
・投資家向けサービスを運営
株式会社COOLは、ファンドを投資家へ募集し、契約書面や口座管理の仕組みを提供する会社です。
第二種金融商品取引業の登録は、こうした出資の募集を取り扱うために必要です。
COOL SERVICESは貸付と回収を担当
ポイント
・貸金業登録の融資会社
・集金・支払代行や債権買取も展開
COOL SERVICESは、借り手へ融資して元本・利息を回収する会社です。
代表は伊藤謙氏、貸金業登録は東京都知事(4)第31603号です。
貸金業のほか、集金・支払代行、保証、債権買取・譲渡、ファクタリングなども扱います。
会社が保証業務を行うことと、すべてのCOOLファンドに保証が付くことは違います。
ZUUは金融情報・企業支援・金融サービスを展開
ポイント
・COOLとCOOL SERVICESはZUUグループ
・メディア・企業支援・金融事業
ZUUグループには、投資家へ募集するCOOLと、貸付を行うCOOL SERVICESがあります。
ZUUは金融・経済メディア、企業の成長支援、資金調達や資産運用などの金融サービスを展開しています。
投資家との接点と企業の資金需要を持つグループの中で、COOLは投資商品を募集する窓口を担います。
会社の登録・役割と、投資家の回収を分ける
ポイント
・契約と融資の担当が分かる
・単体の財務余力は別の情報
会社名、登録、関連会社の役割が分かるため、募集や貸付を誰が行うかは追えます。
一方、COOLとCOOL SERVICES単体の最新3期の詳細決算を公開情報から確認できず、手元資金や純資産から、事業を続ける余力を数字で判断できません。
親会社の規模だけではこの余力が分からないため、投資家は契約相手と借り手の返済方法を区別して考える必要があります。
運営会社の「本業」を分解する
本業のポイント
・COOLの本業はファンド募集
・貸付会社は融資と回収
・利息・報酬から管理費を払う
・募集が減っても回収費用は残る
COOLの中心はファンドの募集と投資家管理
ポイント
・案件掲載・契約手続き
・投資家口座と情報提供
株式会社COOLの本業は、投資家とファンドをつなぐ募集・取扱いの仕事です。
案件を掲載し、本人確認、契約、申込み、口座管理、運用情報の提供を行います。
公開した事業内容からは、募集・管理に伴う手数料が収益機会と考えられますが、単体の売上内訳は開示されていません。
COOL SERVICESは融資条件を決め、貸して回収する
ポイント
・貸金業と債権関連業務
・不動産・事業資金などへ融資
COOL SERVICES側には、借り手の事業と財務を調べ、貸付契約を結び、返済状況を管理する仕事があります。
不動産会社の案件では、土地・物件の取得や建築費用など、売上を得る前に資金が必要な場面へ貸します。
投資家が直接物件を保有する事業ではなく、企業への融資を回収する事業です。
借り手の利息から、分配と報酬・運営費をまかなう
ポイント
・借り手の金利と予定年利は別
・審査・法務・システムに費用
| 仕事・お金 | 内容 |
|---|---|
| 収入の入口 | 借り手が払う利息、募集・管理などの報酬 |
| 投資家への支払い | 契約条件に沿った利益分配と元本返還 |
| 運営の費用 | 借り手審査、契約・法務、人件費、システム、回収、投資家への報告 |
借り手が支払う利息のすべてが、投資家の分配金になるわけではありません。
貸付会社の報酬や運営費を差し引くため、借り手向けの貸付金利と投資家の予定年利は異なります。
報酬の割合はファンドごとで、募集・貸付それぞれの売上や利益が何割かまでは公開情報から算出できません。
ZUUの金融事業との接点は、COOL以外にも広がる
ポイント
・グループはファンド組成も展開
・COOLの新規募集とは区別
ZUUは金融子会社を活用した資金調達支援やファンドの組成・管理を進めています。
2027年3月期の方針にもCOOLを含む金融子会社の活用があります。
ただし、グループのファンド事業が伸びることと、COOLで新しいソーシャルレンディング案件が募集されることは同じではありません。
募集が減っても、貸付の管理と回収は続く
ポイント
・募集減少で収益機会も減少
・回収長期化で人員・費用が必要
新しいファンドの募集が減れば、募集や運営に伴う収入の機会も減ると考えられます。
それでも、既存貸付の管理、元利金の回収、投資家への報告は続きます。
不動産が売れず、借換えもできない局面では、利息を予定どおり回収できなくても、交渉や法律対応に人員と費用がかかります。
株式会社COOL / ZUUグループの決算 / 財務レポート
財務のポイント
・COOL単体の詳細3期決算は未確認
・ZUUの2026年3月期は営業赤字
・直近第1四半期は営業黒字
・連結純資産と自己資本は別
COOLとCOOL SERVICES単体の継続した詳細決算は公開情報から確認できません。
以下は、親会社ZUUの連結決算を運営背景として読むための数字です。
各ファンドの借り手が返済できるかや、COOL自身の手元資金を示すものではありません。
| ZUU連結の対象期間 | 業績・期末の資産 |
|---|---|
| 2024年3月期 通期 | 売上高28.99億円 営業利益1.15億円 親会社株主帰属純損失0.45億円 総資産93.29億円/純資産49.21億円 自己資本比率13.0% |
| 2025年3月期 通期 | 売上高29.93億円 営業利益0.14億円 親会社株主帰属純利益1.20億円 総資産96.46億円/純資産62.97億円 自己資本比率13.7% |
| 2026年3月期 通期 | 売上高26.22億円 営業損失3.45億円 親会社株主帰属純損失3.98億円 総資産174.55億円/純資産118.76億円 自己資本比率5.9% |
| 2027年3月期 第1四半期 2026年4〜6月 | 売上高8.07億円 営業利益0.78億円 親会社株主帰属四半期純利益 約2,000万円 総資産184.55億円/純資産135.07億円 自己資本比率5.8% |
2026年3月期は営業赤字、直近四半期は改善
ポイント
・通期営業損失3.45億円
・直近四半期営業利益0.78億円
2026年3月期の売上は前期より12.4%減り、営業損失は3.45億円でした。
金融取引事業の売上が伸びても、グループ全体では費用をまかなえる利益が残りませんでした。
一方、2026年4〜6月の第1四半期は営業利益0.78億円に改善しています。
3か月の黒字は改善材料ですが、通期の黒字継続やCOOL単体の利益を示す結果ではありません。
金融事業の売上増と利益の改善を分ける
ポイント
・2026通期の金融取引事業は営業赤字
・直近のファイナンス事業は営業黒字
2026年3月期のフィンテック・トランザクション事業は、売上20.27億円に対し営業損失3.35億円でした。
2027年3月期第1四半期からは事業区分を変更し、ファイナンス事業の売上は5.32億円、営業利益は1.20億円です。
企業の資金調達支援などの収益が伸びていますが、事業区分が変わっているため、過去の数字とは単純に並べられません。
純資産118.76億円の多くは、親会社株主の持分ではない
ポイント
・非支配株主持分は107.89億円
・親会社の自己資本は10.27億円
2026年3月期の連結純資産は118.76億円ですが、そのうち107.89億円は、連結した子会社や投資事業組合などのほかの出資者に帰属する持分です。
親会社株主に帰属する自己資本は10.27億円で、総資産に占める割合は5.9%でした。
連結純資産の大きさを、そのままZUUが自由に使える資金や、COOL投資家を補償できる金額とはみなせません。
資産の拡大は、投資と出資受入を伴う
ポイント
・投資有価証券が増加
・貸付金と出資預り金は各38.30億円
・現金同等物は減少
| ZUU連結の項目 | 数字と増減 |
|---|---|
| 投資有価証券 | 2025年3月期39.75億円→2026年3月期110.09億円 |
| 営業貸付金/匿名組合出資預り金 | 2026年3月期はいずれも38.30億円 |
| 現金・現金同等物 | 2025年3月期26.53億円→2026年3月期19.59億円 |
| 現金・預金 | 2026年3月期末17.73億円→2026年6月末13.73億円 |
| 2026年3月期の資金収支 | 営業活動▲2.13億円 投資活動▲50.58億円 財務活動+46.13億円 |
投資有価証券や貸付金が増え、総資産は拡大しました。
投資活動で出ていくお金を、投資事業組合などへの出資受入を含む財務活動で補っている形です。
投資家から預かった出資金と貸付金が両側に計上されるため、資産が増えた分だけ会社自身の余裕資金が増えたわけではありません。
現金・預金も直近四半期末に13.73億円へ減りました。
四半期が黒字に戻っても、投資に使ったお金や回収の時期によって手元資金は減るため、利益と資金の増減は分けて考える必要があります。
親会社の改善と、個別貸付の回収は別
ポイント
・COOL単体の財務余力は算出不能
・元本返還は借り手の回収結果次第
ZUUの直近四半期が黒字へ戻ったことは、運営背景の改善材料です。
ただし、COOL単体の現預金や純資産、出資金への依存度は、この連結数字から算出できません。
ファンドへの投資は、親会社の業績だけでなく、借り手が期日までに返済できるかと、回収できないときの契約条件から判断する必要があります。
COOLの実績
ポイント
・平均予定年利4.60%
・予定期間の中央値10か月
・担保・保証なしの案件が多い
・掲載54件は運用終了
| 項目 | 集計結果 |
|---|---|
| 集計基準日・対象 | 2026年10月9日。公開ファンド一覧全6ページの掲載54件 |
| 予定利回り | 税引前の年率。3.9〜8.0% 単純平均4.60%/中央値4.5% |
| 運用予定期間 | 3〜12か月 平均8.7か月/中央値10か月 |
| 最低投資額 | 1万円53件/3万円1件 |
| 一覧の状態 | 運用終了54件/募集中0件 |
| 募集・応募の金額 | 募集額合計17億2,500万円 応募額合計16億7,944万円 |
掲載されたファンドの募集時の予定条件を、1件ずつ同じ重みで集計しています。
実際の受取利回りや元本の回収率ではなく、応募額も実際に融資・返還された額とは異なります。

予定利回り分布:4%台が42件
ポイント
・4%台が最多
・7%以上は1件

| 税引前の予定年利 | 件数 |
|---|---|
| 4%未満 | 2件 |
| 4%以上5%未満 | 42件 |
| 5%以上6%未満 | 5件 |
| 6%以上7%未満 | 4件 |
| 7%以上 | 1件 |
予定年利4%台が中心で、6%以上の案件は5件です。
高い候補ほど有利とは限らず、借り手が事業を続けながら金利を払い、元本も返せるかが選択を分けます。
運用予定期間分布:7〜12か月が38件
ポイント
・6か月以内16件
・7〜12か月38件

| 運用予定期間 | 件数 |
|---|---|
| 6か月以内 | 16件 |
| 7〜12か月 | 38件 |
| 13か月以上 | 0件 |
半年を超えて1年以内の予定が多い構成です。
運用が終わる予定日と銀行口座へお金が戻る日は異なり、借り手の返済が遅れれば返還時期も延びます。
投資対象:不動産関連を中心に複数の事業を扱う
ポイント
・不動産開発・収益ビルなど
・飲食・再エネ・事業資金も掲載
| 事業の種類 | 掲載案件の内容 |
|---|---|
| 不動産関連 | 開発会社、投資用マンション、収益商業ビル、不動産再生などへの融資 |
| 飲食・店舗 | 店舗展開などの事業資金。特典付きの募集例もある |
| 再生可能エネルギー | 再エネ事業に関わる企業への融資 |
| その他事業資金 | 企業の運転資金や貿易関連など |
事業の種類は、何にお金を使うかを理解する手がかりです。
不動産の売却、店舗の営業、発電事業では、お金を生むまでの時間や失敗する条件が異なります。
同じ不動産関連でも借り手は別なので、種類だけで回収の確実さを決めることはできません。
担保・保証と運用状態:終了表示で回収率は分からない
ポイント
・担保なし49件
・保証なし42件
・運用終了は全額償還と別
| 確認した表示 | 集計結果・意味 |
|---|---|
| 担保 | あり5件/なし49件 |
| 保証 | あり12件/なし42件 |
| 特典等の記載 | 15件。すべて運用終了案件の過去の募集条件 |
| 運用状態 | 一覧は全54件「運用終了」 |
| 回収結果の範囲 | 終了表示だけでは元本返還率・遅延率・実現利回りを算出できない |
担保・保証なしの案件が多く、借り手自身の返済力を重視する構成です。
担保がある場合も、その資産を売る価格、先に返済を受ける債権、回収費用によって戻る額は変わります。
保証付きなら、保証する会社が実際に支払えるかも重要です。
一覧の運用終了は、元本が全額戻ったことや遅延がなかったことを示す数字ではありません。
貸付の回収結果は、出資したファンドの報告と元本・分配金の入金額から確かめる必要があります。
キャンペーン情報
キャンペーン情報
2026年10月9日時点の公開情報では、実施中の新規入会キャンペーンを確認できませんでした。
COOLのキャンペーン情報!
登録〜出資までの流れ
現在、掲載一覧に募集中案件はありません。
以下は口座開設から、募集が行われた場合の申込みまでの手順です。
STEP1 公式サイトから会員登録する
ポイント
・メールアドレスを登録
・同一名義の複数口座は不可
・法人登録にも対応
メールアドレスを登録し、氏名や住所などの投資家情報を入力します。
同一名義で複数の口座を開設することはできません。
STEP2 本人確認と投資家登録を完了する
ポイント
・本人確認書類と個人番号書類
・審査後に利用可能
本人確認書類と個人番号を確認する書類を提出します。
口座開設には審査があり、基準や個別の判断理由は公開されていません。
STEP3 募集があれば、貸付条件を読む
ポイント
・借り手とお金の使い道
・返済方法・担保・保証
・同じ借り手への合計額
新しいファンドが募集されたら、借り手、資金使途、返済方法、担保・保証、分配と返還の予定を読みます。
契約締結前書面と匿名組合契約で、解約・返済遅延・費用の条件も確かめます。
既存投資と同じ借り手なら、合計額が大きくなりすぎない金額を選びます。
STEP4 入金して出資を申し込む
ポイント
・入金振込手数料は自己負担
・申込単位・期限は案件別
・申込日を含む8日以内の取消し
投資用口座へ資金を入れ、募集条件に沿って申し込みます。
銀行の送金手数料は自己負担です。
申込日を含む8日以内はクーリングオフの対象ですが、取消しは申込単位で、1口ずつ取り消す方法ではありません。
STEP5 分配・元本返還後に出金する
ポイント
・元本・分配金は口座で受取
・銀行口座へ戻すには出金申請
・原則翌々営業日までに振込
運用開始後はファンドの報告を読み、分配と元本返還を待ちます。
銀行口座へ戻すには出金申請を行い、申請日の翌々営業日までに振り込まれる案内です。
現在は90日無ログインなどを理由にした自動出金が廃止されているため、銀行へ戻したいときは自分で申請します。
出金手数料の負担者は公式内の文書で異なるため、入金前に確かめてください。
FAQ
最低投資額はいくらですか
1万円からです。
掲載54件では1万円が53件、3万円が1件でした。
全案件一律ではなく、募集ごとに最低額と申込単位が決まります。
今すぐCOOLへ投資できますか
2026年10月9日時点の公開一覧には、募集中の案件がありません。
登録と出資は別の手続きで、次の募集時期も公開情報からは分かりません。
COOLの商品タイプは何ですか
企業への貸付に出資するソーシャルレンディングです。
不動産関連の案件でも、投資家が物件を共同所有する仕組みではありません。
入出金手数料はかかりますか
入金時の振込手数料は投資家負担です。
出金はCOOL負担という案内がありますが、取引約款などには投資家負担の記載も残っています。
現在適用される出金費用を、契約書面とCOOLへの問い合わせで確かめる必要があります。
途中でキャンセル・換金できますか
申込日を含む8日以内はクーリングオフの対象です。
8日を過ぎると、募集期間中でもこの制度では取り消せません。
出資した権利を自由に売ることもできないため、個別契約の解約条件と返還予定まで待てるかを申込前に確かめてください。
信託保全があれば元本は守られますか
預り金の信託は、出資元本の返還を保証するものではありません。
企業へ貸したお金は借り手から回収する必要があり、回収額が足りなければ元本は減ります。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
COOLの新規募集がない間も、利回りカレンダーではほかのサービスの募集開始日、予定利回り、運用期間をまとめて確認できます。
募集時期と返還予定月を並べ、使う資金を整理するときに役立ちます。
【利回りカレンダー】
複数サービスの募集予定をまとめて確認
ポイント
・予定年利・期間・募集方式を一覧表示
・Googleカレンダーで自動更新
・複数サービスの募集予定を一括確認
まとめ
ポイント
・COOLは企業向け貸付に出資
・1万円から、予定年利4%台が中心
・現在、掲載一覧に募集中案件なし
・借り手の返済方法で選ぶ
COOLは、不動産会社などへの融資を少額から選ぶサービスです。
一方、現在は募集中案件がなく、過去の掲載案件は担保・保証なしが中心でした。
新しい募集が始まったら、最初に借り手が何のお金で返すのかを読みます。
売却や借換えが遅れても待てる余裕資金を使い、同じ借り手への投資を合算して分けるのが現実的です。
ZUUのIRは運営背景の材料として使い、個別貸付の回収条件と混同しないことが大切です。
出典・参考
・COOL公式サイト
・COOL公開ファンド一覧
・COOL FAQ
・COOL ファンドの手数料およびリスク
・株式会社COOL 会社概要
・株式会社COOL SERVICES
・自動出金の廃止・預り金の信託管理
・ZUU グループの事業
・ZUU 2025年3月期決算短信(2024年比較を含む)
・ZUU 2026年3月期決算短信
・ZUU 2027年3月期第1四半期決算短信
・COOLキャンペーン情報






