- SENSE OWNERSの評判は?センス・トラストの本業・決算、メリット・注意点を解説
- 結論:SENSE OWNERSは高利回りの開発案件を、出口と資本構成まで読んで使うサービス
- SENSE OWNERSとは
- SENSE OWNERSの仕組み
- SENSE OWNERSの特徴(メリット)
- SENSE OWNERSのデメリット(注意点)
- 怪しい / 危ないと言われる理由
- SENSE OWNERSの口コミ・評判
- 運営会社の会社概要 / 信頼性
- 運営会社の「本業」を分解する
- センス・トラストの決算 / 財務レポート
- SENSE OWNERSの実績
- キャンペーン情報
- 登録〜出資までの流れ
- FAQ
- 利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
- まとめ
- 出典・参考
SENSE OWNERSの評判は?センス・トラストの本業・決算、メリット・注意点を解説
※本記事にはPRを含む場合があります。
※SENSE OWNERSは不動産クラウドファンディングです。
SENSE OWNERS(センス・オーナーズ)は、TOKYO PRO Market上場のセンス・トラスト株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
この記事では、案件の条件、運営会社の本業、決算、許認可、支配株主まで見て、投資家目線で整理します。
この記事でわかること
・結論:SENSE OWNERSをどう使うべきか
・直近ファンド情報
・SENSE OWNERSとは
・SENSE OWNERSの仕組み
・SENSE OWNERSの特徴(メリット)
・SENSE OWNERSのデメリット(注意点)
・怪しい / 危ないと言われる理由
・SENSE OWNERSの口コミ・評判
・運営会社の会社概要 / 信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・センス・トラストの決算 / 財務レポート
・SENSE OWNERSの実績
・キャンペーン情報
・登録〜出資までの流れ
・FAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ
・出典・参考
結論:SENSE OWNERSは高利回りの開発案件を、出口と資本構成まで読んで使うサービス
ポイント
・想定利回りは12.0%〜16.0%
・公開3案件はキャピタル型
・劣後比率は0%〜5%
・償還実績はまだない
・最初は最低額に抑える
結論からいうと、SENSE OWNERSは『高利回りの開発案件に興味があり、売却条件と運営会社の財務まで自分で読める人』に向くサービスです。
2026年8月6日時点の公開3案件は、想定利回りが年12.0%〜16.0%で、すべて売却益を分配原資とするキャピタル型です。東京2件・京都1件の都市部案件が並び、センス・トラストの不動産仕入れ・権利調整・開発・売却力を生かす方向性がより明確になりました。
一方で、サービス開始直後のため償還実績はありません。優先劣後比率もNo.01の100:0に対し、No.02とNo.03は95:5で、投資家保護の厚みは固定ではありません。
上場会社運営や高利回りだけで判断せず、取得価格、借入、売却契約、劣後出資、運用延長条件を案件ごとに確認し、最初は最低投資額の10万円に抑える使い方が無難です。
直近ファンド情報
No.03 東京都港区西麻布PJ
・想定利回り:12.0%(年利)
・運用期間:1年1日
・抽選式
・8/7~9/4
「KUDOCHI sauna」のプライベートサウナギフト券を抽選で10名様にプレゼント
〜AI考察〜
ファンド要約
東京都港区西麻布4丁目の開発用地として売却する土地集約型案件。
総額20.5312億円
借入18~19.25億円
優先2.47億円
劣後0.13億円
全土地で売買契約済みだが、追加地は売主負担で賃借人退去・建物解体・担保抹消後、満期日に更地引渡し予定。
配当・償還原資は一体売却代金であり、引渡条件未達による一体化価値の喪失と高レバレッジが最大のリスクとなる。
つまり、
「売主が約束どおり退去・解体・担保抹消を完了し、センス・トラストが追加地を期限内に取得できるか」
が重要である。
集約できた際は第三者の不動産鑑定士による概算評価で鑑定評価額「24億円」の提示を得ているとのこと。
推定売却価格
計画達成時:20.5~23.0億円、中心21.8億円
価格決定の根拠
価格対象は、西麻布四丁目の3筆428.35㎡が、賃借人退去、建物解体、借地権・底地統合、担保抹消を終えた一体更地である。
取引事例比較では、国交省データ由来の匿名化成約で、2025年3Qの表参道9分・165㎡が9億円(坪約1,800万円)、同年1Qの広尾7分・240㎡が7億円(同960万円)、2024年4Qの広尾12分・145㎡が6億円(同1,400万円)を採用。
現行の西麻布4丁目143.86㎡・6.8億円(同1,563万円)は売出価格で、成約ではない。
対象の画地集約と実効容積337%を加点し、広尾約13分、幅員約5.62m、428㎡の大口流動性を減点して、比準値を坪1,580~1,780万円とした。
開発残余法では、近隣計画の実現延床率292%を参考に延床1,250~1,350㎡、分譲可能950~1,025㎡、販売420~470万円/㎡、建築費8.3~9.4億円、その他費5.0~5.8億円、開発利益18~20%を置き、土地残余18.2~24.3億円を得た。
SENSE OWNERSとは

| サービス名 | SENSE OWNERS(センス・オーナーズ) |
|---|---|
| 運営会社 | センス・トラスト株式会社 |
| サービス提供開始 | 2026年7月7日 |
| 商品タイプ | 不動産クラウドファンディング / 匿名組合型 |
| 不動産特定共同事業 | 第1号事業・第2号事業(電子取引業務を行う) |
| 許可番号 | 大阪府知事 第35号 |
| 宅建業免許 | 国土交通大臣(2)第9857号 |
| 最低出資額 | 公開3案件はいずれも10万円 |
| 公式サイト | 公式HPはこちら! |
SENSE OWNERSは、センス・トラスト株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
公式サイトでは『不動産クラウドファンディングに透明性を。』を掲げ、日本全国の不動産をプロが精査・選別し、透明性と健全性の高い事業運営を追求すると説明しています。
サービスの見方として大事なのは、SENSE OWNERS単体を新サービスとして見るだけでなく、センス・トラスト本体の不動産買取再生、収益不動産、ディベロップメントの延長線にある資金調達・出口戦略として見ることです。
公開3案件はいずれもキャピタル型なので、物件の売却前提と運営会社の権利調整・販売力を合わせて読む必要があります。
SENSE OWNERSの仕組み

ポイント
・匿名組合で出資
・営業者はセンス・トラスト
・公開3案件はキャピタル型
・優先劣後は案件ごと
・予定利回りは非保証
SENSE OWNERSの基本は、不動産特定共同事業法に基づく匿名組合型です。投資家は対象不動産を直接所有するのではなく、営業者であるセンス・トラストの不動産事業へ出資し、その事業から生じた利益の分配を受け取ります。
匿名組合型なので、不動産の直接保有ではない
ポイント
・投資家は匿名組合員
・分配は営業者に依存
・財務確認が必須
匿名組合型では、投資家が登記上の所有者になるわけではありません。対象不動産の価値はもちろん重要ですが、それと同じくらい営業者の実務力、資金繰り、情報開示の姿勢が重要です。
公式FAQでは、第1号事業の運用中にセンス・トラストが倒産した場合、出資金は他の一般債権者と同様に破産手続で扱われ、全額が返還されない可能性があると説明されています。運営会社の破綻や事業継続上の問題は、分配・償還・情報開示の遅れや元本毀損につながり得ます。
公開3案件はキャピタル型で、出口価格の読みが中心になる
ポイント
・配当形式はキャピタル型
・売却益が利回りを左右
・売却時期が重要
No.01からNo.03は、公式ページ上で配当形式がキャピタル型と表示されています。現建物の賃料を長期で積み上げるより、権利調整や開発準備を進め、開発パートナーへの売却などで収益を確保する設計です。
利回りを見るときは、物件の取得価格、売却価格、借入、売却契約の履行条件まで確認したいです。
優先劣後比率は案件ごとに異なり、固定仕様ではない
ポイント
・No.01は100:0
・No.02とNo.03は95:5
・案件ごとに確認
公開3案件では、No.01に劣後出資がなく、No.02とNo.03には5%の劣後出資があります。公式FAQも、劣後比率はプロジェクトごとに異なり、劣後出資のない案件もあると説明しています。
サービス名だけで保護水準を決めつけず、劣後出資額と借入の返済順位を毎回確認する必要があります。
SENSE OWNERSの特徴(メリット)
ポイント
・上場開示を追える
・想定利回りは12.0%〜16.0%
・本業と案件供給がつながる
・東京2件・京都1件を公開
・最低10万円で試せる
TOKYO PRO Market上場会社が運営し、決算を追いやすい
ポイント
・証券コードは490A
・売上高は500.1億円
・数字で監視できる
SENSE OWNERSの大きな特徴は、運営会社の情報を追いやすいことです。センス・トラストはTOKYO PRO Market上場会社で、決算短信、発行者情報、適時開示を確認できます。上場しているから元本が守られるわけではありませんが、財務や事業の変化を一次情報で追えるのは明確な利点です。
公開3案件の想定利回りは12.0%〜16.0%で水準が強い
ポイント
・年12.0%〜16.0%
・単純平均は13.3%
・高利回りの理由を読む
公開3案件の想定利回りは年12.0%〜16.0%で、単純平均は13.3%です。まだ3件だけなので長期的な平均とはいえませんが、低利回りで安定運用を狙うより、開発・権利調整・売却益を取りにいくサービスの色がはっきりしています。
高い想定利回りは魅力である一方、元本や利回りは保証されません。売却価格や運用期間の前提まで納得できる案件だけを選ぶ必要があります。
不動産買取再生が本業で、案件供給の説明がつきやすい
ポイント
・本業は不動産買取再生
・仕入れから販売まで担う
・本業の在庫とつながる
センス・トラスト公式の『3分で分かる』ページでは、不動産買取再生事業を中核に、仕入れから企画・設計・施工、運営、アフターフォローまでを一貫して担う事業体制を説明しています。これは、SENSE OWNERSの案件供給力を見るうえで重要です。
クラウドファンディングのためだけに不動産を扱い始めた会社ではなく、もともとの本業が不動産の仕入れ・再生・売却です。だからこそ、案件の良し悪しは本業の目利きと在庫回転力に直結します。
全国7拠点の仕入れ網が、東京・京都の案件に表れている
ポイント
・全国7拠点を持つ
・取引銀行を多数開示
・東京2件・京都1件を案件化
センス・トラストは、大阪本社に加えて東京、京都、神戸、横浜、名古屋、福岡の拠点を持っています。公式会社概要では取引銀行も多数掲載されており、地域の不動産情報と金融機関ネットワークを使って物件を仕入れる会社だと読みやすいです。
公開3案件は東京都中央区・港区と京都市中京区です。東京の都心案件を軸にしながら、本業の拠点網を使って京都でも案件を出す動きが確認できます。
新サービスの高利回り案件を最低10万円で試したい人に合う
ポイント
・最低出資額は10万円
・少額検討が現実的
・余裕資金が前提
SENSE OWNERSは、サービス開始直後の高利回り案件を少額で試したい人に向いています。公開3案件はいずれも最低投資額が10万円で、1万円型サービスより重いものの、不動産を直接買うよりは小さく始められます。
ただし、公開件数も償還実績もまだ少ない段階です。最初から大きく投資するより、契約書面と運営会社の開示姿勢を見ながら最低額で様子を見る使い方が現実的です。
SENSE OWNERSのデメリット(注意点)
ポイント
・償還実績はまだない
・劣後比率は0%〜5%
・非開示項目もある
・在庫と借入が大きい
・最低投資額は10万円
償還・分配の実績がまだなく、口コミ評価だけでは判断できない
ポイント
・提供開始は2026年7月7日
・公開済みは3案件
・評価は償還後
SENSE OWNERSは、2026年7月7日に始まったばかりです。払い戻し予定はNo.02が2027年1月8日、No.01が2027年7月14日、No.03が2027年10月15日で、記事更新時点では運用結果を評価できません。
新サービスの評価では、募集時の条件と実際の償還実績を分けて見る必要があります。いま言えるのは『高利回りの開発案件を出している』ことであって、『償還実績が強い』ではありません。
劣後比率は0%〜5%で、案件ごとの差が大きい
ポイント
・No.01は劣後0%
・No.02とNo.03は劣後5%
・保護水準は固定でない
公開3案件では、No.01の優先劣後比率が100:0、No.02とNo.03は95:5です。後者2案件には一定の損失を先に吸収する劣後出資がありますが、劣後額を超える損失が出れば優先出資も元本割れします。
公式FAQも、劣後比率はプロジェクトごとに異なり、劣後出資のない案件もあると説明しています。『SENSE OWNERSなら常に5%守られる』とは考えず、毎回確認したいです。
取得価格や借入など、案件ごとに非開示項目がある
ポイント
・開示範囲は案件ごと
・取得価格が非開示の場合もある
・契約書面を必ず読む
公式FAQは公開済みで、手数料、優先劣後、中途解約、倒産時の扱いなどを確認できます。一方、案件の核心情報はすべて公開ページに出るとは限りません。
No.02では不動産取得価額、No.03では詳細な所在地が公開ページ上で非開示です。借入額や売買契約の詳細も公開ページだけでは分からない場合があるため、契約成立前書面まで読んで判断する必要があります。
運営会社は在庫と借入を大きく使うモデル
ポイント
・販売用不動産が大きい
・有利子負債も大きい
・在庫回転が重要
センス・トラストの本業は不動産買取再生です。売上や利益は大きく伸びていますが、その裏側では販売用不動産と借入も大きく増えています。2026年3月期の営業キャッシュフローは72.1億円のマイナスで、主な要因は棚卸資産の増加です。
これは成長中の不動産会社では珍しい構図ではありません。ただし、投資家目線では『上場しているから安心』ではなく、『在庫を借入で積み、売却して回収する会社』として財務を見る必要があります。
最低10万円で、細かく分散したい人にはやや重い
ポイント
・最低出資額は10万円
・1万円型より分散しにくい
・最初は最低額に抑える
公開3案件はいずれも最低出資額が10万円です。No.02とNo.03は1口1万円ですが最小10口なので、実際に必要な資金は10万円です。1万円から始められるサービスと比べると、複数案件へ細かく分散しにくい点は注意したいです。
償還実績がない段階では、最初からまとまった金額を入れるより、家計に影響しない余裕資金に絞るのが無難です。
怪しい / 危ないと言われる理由
ポイント
・高利回りで不安視される
・償還実績はまだない
・許認可と上場開示は確認済み
・見るべきは出口と財務
想定利回り12.0%〜16.0%が目立ち、仕組みを見ずに不安視されやすい
SENSE OWNERSが怪しいと感じられやすい理由は、新サービスでありながら公開3案件の想定利回りが年12.0%〜16.0%と高いことです。一般に、高利回りには売却益、短期回転、権利調整、借入などの理由があります。
公開3案件はすべてキャピタル型です。賃料収入だけで高利回りを出す商品ではなく、開発準備と売却の成功が前提になります。高利回りを魅力と見るなら、同時に出口条件と借入の返済順位まで読む必要があります。
新サービスなので、口コミと実績がまだ足りない
2026年8月6日時点では、公開案件は3件で、分配・償還後の投資家口コミはまだありません。サービスは始まっていますが、運用結果で評判を確かめる段階には達していません。
悪評が見当たらないことは、安全の証明にはなりません。現時点では、口コミよりも契約書面、案件条件、センス・トラストのIRを重視するのが正解です。
運営会社の急成長は強みでもあり、在庫リスクでもある
センス・トラストは売上を急拡大させています。2025年3月期の売上262.6億円から、2026年3月期は500.1億円へ伸びました。この成長力は魅力ですが、不動産買取再生では在庫と借入も増えやすくなります。
急成長の不動産会社を見るときは、売上だけでなく、販売用不動産、有利子負債、営業キャッシュフローもセットで見る必要があります。ここを飛ばすと、運営会社リスクを読み違えます。
SENSE OWNERSの口コミ・評判
ポイント
・運用後の口コミはまだない
・高利回りへの関心は高い
・評判評価は償還後
SENSE OWNERSは2026年7月7日に提供を開始し、8月6日時点で3案件を公開しています。年12.0%〜16.0%の想定利回りは注目を集めやすい条件ですが、サービス開始から日が浅く、投資成績に基づく口コミはまだありません。
投資家が本当に知りたいのは『応募しやすいか』『書面は読みやすいか』『予定どおり分配されるか』『償還は遅れないか』です。これらは募集、運用、償還を経て初めて評価できます。現時点では、評判よりも開示内容と案件条件を重視したいです。
運営会社の会社概要 / 信頼性
ポイント
・運営はセンス・トラスト
・TOKYO PRO Market上場
・不特法許可を確認
・関連会社はセンス・マネジメント
・関連取引の確認が必要
| 会社名 | センス・トラスト株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 今中 康仁 |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館 パークタワー9F |
| 設立 | 2019年4月 |
| 資本金 | 1億4750万円 |
| 上場市場 / 証券コード | TOKYO PRO Market / 490A |
| 事業内容 | 不動産買取再生事業、収益不動産事業、ディベロップメント事業 |
| グループ会社 | センス・マネジメント株式会社 |
| 不動産特定共同事業 | 大阪府知事 第35号(第1号・第2号、電子取引業務) |
| 宅建業免許 | 国土交通大臣(2)第9857号 |
| 業務管理者 | 久保 俊太郎 |
上場企業運営だが、TOKYO PRO Marketの性質は理解したい
センス・トラストは2025年12月26日にTOKYO PRO Marketへ上場し、証券コードは490Aです。上場会社であることは、決算・適時開示を追えるという意味で評価材料です。
ただし、TOKYO PRO Marketは一般投資家が日常的に売買する東証プライム等とは制度設計が異なります。上場という言葉だけで過信せず、実際の決算、開示、資金繰りを追う姿勢が大切です。
許認可と業務管理者は公式ページで確認できる
SENSE OWNERS公式サイトのフッターでは、不動産特定共同事業の種別として第1号事業・第2号事業、電子取引業務を行う旨、許可番号として大阪府知事 第35号が示されています。宅建業免許は国土交通大臣(2)第9857号です。
業務管理者名簿では、久保俊太郎氏の宅地建物取引士登録番号、不動産証券化協会認定マスター、業務管理者となった年月日が掲載されています。最低限の制度情報を出している点は確認できます。
センス・マネジメントとの関係は、グループ内機能として見る
公式会社概要では、グループ会社としてセンス・マネジメント株式会社が掲載されています。発行者情報でも非連結子会社として確認できます。SENSE OWNERS自体の営業者はセンス・トラストですが、グループ内で物件管理や周辺業務が関わる可能性は今後の案件説明で確認したいところです。
読者にとって重要なのは、どの会社が物件を取得し、どの会社が管理し、どの会社が売却や賃貸運営を担うのかです。公開3案件だけではセンス・マネジメントの具体的な役割を断定できないため、今後も案件ごとの関係者と契約内容を確認する必要があります。
支配株主と関連当事者取引の開示は、信頼性の読みどころ
2026年6月29日の支配株主等に関する開示では、株式会社IKと今中康仁氏がそれぞれ支配株主として記載され、議決権所有割合の計は78.32%とされています。経営の意思決定が創業者側に強く寄る構造です。
同開示では、非連結子会社を経由した役員・主要株主との資金貸付が解消済みであることも示されています。これを過度に危険視する必要はありませんが、ガバナンスを見るうえでは、今後も関連当事者取引と支配株主対応の開示を確認したいです。
運営会社の「本業」を分解する
ポイント
・中核は買取再生
・売上は物件売却依存
・在庫と借入が増えやすい
・クラファンは資金調達手段
・市況悪化に弱い
収益の柱は、不動産を仕入れて価値を高めて売ること
センス・トラストの中核は、不動産買取再生事業です。中古マンション、戸建、事業用地、工場・倉庫などを仕入れ、企画・再生・バリューアップを行い、次の買い手へ売却する流れが主軸です。
このモデルでは、良い物件を安く仕入れ、工事や企画で価値を高め、適切なタイミングで売却できるかが利益を左右します。SENSE OWNERSの案件も、この本業の延長にある商品として読むと理解しやすいです。
お金の流れは、在庫取得に先に資金が出て、売却で回収する
不動産買取再生では、まず物件を仕入れるための資金が必要です。その後、企画、設計、施工、保有、販売活動を経て、売却時に資金を回収します。つまり、利益が出る前に大きな資金が出ていくモデルです。
このため、成長期には販売用不動産、仕掛販売用不動産、短期借入金、長期借入金が増えやすくなります。センス・トラストの決算も、まさにこの形を示しています。
センス・マネジメントはグループ内の周辺機能として見る
発行者情報では、センス・トラストに非連結子会社センス・マネジメント株式会社があることが示されています。公式会社概要でもグループ会社として掲載されています。
公開情報だけでは、SENSE OWNERSの各案件で同社がどこまで関与するかは断定できません。したがって、現段階では『グループ内に関連会社がある』という整理にとどめ、物件管理・賃貸・売却に関わる場合は案件ごとの開示で確認するのが安全です。
クラウドファンディングは資金調達と出口戦略の多角化
2026年3月期決算短信では、不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディングについて、資金調達手法の多角化と新たな出口戦略の構築を図る文脈で説明されています。これは重要です。
つまりSENSE OWNERSは、単に投資家向けの新商品というだけでなく、本業の在庫をどう資金化し、どう売却・回収するかに関わる事業です。投資家にとっては、案件が運営会社の資金繰りや販売戦略と近い位置にあることを理解しておく必要があります。
市況が悪くなると、在庫、金利、販売速度が同時に効く
不動産買取再生モデルの弱点は、市況悪化時に複数の負荷が同時に来やすいことです。売却価格が下がる、販売期間が延びる、借入金利が上がる、在庫評価が重くなる、といった形です。
センス・トラストは2026年6月30日にも、京都市東山区の販売用不動産取得を公表しています。仕入価格は直前期純資産額の30%以上に相当し、資金は自己資金と金融機関借入を予定するとしています。成長意欲は強い一方、資金調達と販売回収の管理がますます重要になります。
センス・トラストの決算 / 財務レポート
ポイント
・売上は急拡大
・営業利益も伸長
・自己資本比率は10.1%
・営業CFは大幅マイナス
・依存度は未分解

| 項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,696,501千円 | 26,257,742千円 | 50,011,005千円 |
| 営業利益 | 683,571千円 | 2,017,428千円 | 2,852,410千円 |
| 経常利益 | 518,165千円 | 1,532,618千円 | 1,786,123千円 |
| 当期純利益 | 366,959千円 | 1,097,482千円 | 1,162,447千円 |
| 総資産 | 8,191,970千円 | 16,699,212千円 | 28,848,889千円 |
| 純資産 | 796,635千円 | 1,794,117千円 | 2,901,564千円 |
| 自己資本比率 | 9.7% | 10.7% | 10.1% |
| 営業CF | △2,340,063千円 | △5,733,258千円 | △7,212,149千円 |
P/Lは急成長だが、利益率の中身まで見る
売上高は2024年3月期77.0億円、2025年3月期262.6億円、2026年3月期500.1億円と急拡大しています。営業利益も2026年3月期28.5億円まで伸びており、単純な売上成長だけではなく利益も出ています。
一方で、当期純利益は2025年3月期11.0億円から2026年3月期11.6億円へ小幅増です。売上と営業利益の伸びに比べると、経常利益や純利益の伸びは抑えめです。借入に伴う金融費用や税負担も含めて見る必要があります。
B/Sは販売用不動産と借入が大きい
2026年3月期末の販売用不動産は220.9億円、仕掛販売用不動産は17.8億円です。合計すると238.7億円で、総資産288.5億円のかなり大きな部分を占めます。
訂正開示後の負債を見ると、短期借入金は122.2億円、1年内返済予定の長期借入金は58.9億円、長期借入金は46.7億円です。物件を仕入れて売る会社なので自然な面はありますが、自己資本比率10.1%という水準は、保守的に見るなら高くありません。
営業キャッシュフローの赤字は、在庫積み増しのサイン
2026年3月期の営業キャッシュフローは72.1億円のマイナスでした。決算短信では、支出の主な内訳として棚卸資産の増減による支出104.2億円が示されています。
これは、損益が赤字だから資金が減っているというより、在庫を積み増しているため現金が先に出ている構図です。成長投資と見ることもできますが、投資家としては『売れて現金化できるか』を継続して見たいポイントです。
クラウドファンディング依存度は、現時点ではまだ分解できない
SENSE OWNERSは2026年7月7日に提供を開始したため、2026年3月期決算には本格的なクラウドファンディング残高がまだ反映されていません。したがって、匿名組合出資金受入 ÷ 総資産で見るクラウドファンディング依存度は現時点では算出できません。
今後見るべきは、匿名組合出資金の残高、クラウドファンディング案件の回転、運営会社の在庫残高、短期借入金の増減です。SENSE OWNERSが本業の資金繰りをどれだけ支える存在になるかは、2027年3月期以降の開示で確認したいです。
SENSE OWNERSの実績
ポイント
・公開済みは3案件
・想定利回りは12.0%〜16.0%
・運用期間は115日〜1年1日
・3案件ともキャピタル型
・償還実績はまだない
2026年8月6日時点で、SENSE OWNERSの公開案件は3件です。長期的な傾向を断定できる件数ではありませんが、高利回りのキャピタル型、最低投資額10万円、都市部の開発・権利調整案件という初期の方向性が見えてきました。
| 公開案件数 | 3件 |
|---|---|
| 想定利回り | 12.0%〜16.0%(単純平均13.3%) |
| 運用期間 | 115日〜1年1日 |
| 募集方式 | 抽選式 / 先着順 |
| 劣後出資比率 | 0%〜5% |
| 償還実績 | なし |

3案件とも高利回りのキャピタル型
ポイント
・想定利回りは12.0%〜16.0%
・単純平均は13.3%
・3案件とも売却益型
| 項目 | No.01 | No.02 | No.03 |
|---|---|---|---|
| 想定利回り | 12.0% | 16.0% | 12.0% |
| 運用期間 | 318日 | 115日 | 1年1日 |
| 募集方式 | 抽選式 | 先着順 | 抽選式 |
| 最低出資額 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
| 優先劣後 | 100:0 | 95:5 | 95:5 |
| 配当形式 | キャピタル型 | キャピタル型 | キャピタル型 |
公開3案件の想定利回りは単純平均13.3%で、いずれも開発準備や権利調整を進めて売却益を狙うキャピタル型です。利回り水準は強い一方、賃料収入を長く積み上げる案件とはリスクの読み方が異なります。
期間・募集方式・劣後比率は固定ではない
ポイント
・運用期間は115日〜1年1日
・抽選式と先着順がある
・劣後比率は0%〜5%
| 比較項目 | No.01 | No.02 | No.03 |
|---|---|---|---|
| 運用期間 | 318日 | 115日 | 1年1日 |
| 募集方式 | 抽選式 | 先着順 | 抽選式 |
| 劣後出資比率 | 0% | 5% | 5% |
No.01からNo.03を見ると、利回り、運用期間、募集方式、劣後比率は案件ごとに組み合わせが異なります。SENSE OWNERSに共通する固定仕様と考えず、期間、募集方法、借入、劣後を一案件ずつ確認したいです。
最初の償還実績は2027年1月に確認予定
ポイント
・No.02は2027年1月8日予定
・No.01は2027年7月14日予定
・No.03は2027年10月15日予定

予定どおり進めば、最初に償還結果を確認できるのはNo.02の2027年1月です。それまでは、募集条件と予定スケジュールを見ている段階であり、確定利回りや遅延率を実績として評価することはできません。
投資前は未確認項目を先に見る
ポイント
・物件情報を確認
・出口価格を確認
・契約書面を確認

SENSE OWNERSでは、利回りだけでなく、所在地、物件種別、取得価格、売買契約、借入、費用、損失負担を確認してから判断したいです。公開ページで分からない項目は、契約成立前書面で補う前提になります。
キャンペーン情報
ポイント
・案件連動の体験特典がある
・第1弾から第3弾まで案内
・No.03は第3弾を準備中
・投資条件を優先する
SENSE OWNERSでは、案件責任者が選ぶ『感動体験プレゼント』をプロジェクトと連動して展開しています。No.01からNo.03まで各案件ページで第1弾から第3弾が案内され、No.03の第3弾は記事更新時点で準備中です。
特典はサービスを知るきっかけになりますが、投資判断では利回り、売却条件、借入、劣後出資を優先したいです。キャンペーン目的で投資額を増やさず、案件のリスクに納得できる範囲に抑えましょう。
登録〜出資までの流れ
ポイント
・投資家登録は1〜3営業日
・抽選式と先着順がある
・応募前に重要書面を読む
・入金手数料は投資家負担
STEP1 会員登録と投資家登録を済ませる
まずは公式サイトで会員登録を行い、本人確認書類を使って投資家登録を進めます。公式FAQでは、審査は1〜3営業日程度と案内されています。募集開始に間に合わせたい場合は、早めに登録しておく方がよいです。
STEP2 案件と契約成立前書面を確認する
投資したいプロジェクトを選び、契約成立前書面と電子取引に係る重要事項等説明書を確認します。利回りだけでなく、配当原資、借入、優先劣後、運用延長、売却契約、費用を読んでから応募します。
STEP3 募集方式に応じて応募する
SENSE OWNERSには抽選式と先着順があります。No.01とNo.03は抽選式、No.02は先着順です。先着順は募集開始直後にアクセスが集中する可能性があるため、案件ページの注意事項も確認しておきたいです。
STEP4 出資確定後に入金する
抽選当選または先着で出資枠を得た後、契約成立時書面を確認して出資を確定します。案内された専用口座へ期日までに振り込みます。口座への振込手数料は投資家負担です。
FAQ
ポイント
・公式FAQは公開済み
・口座維持費は無料
・振込手数料は投資家負担
・案件条件は毎回確認
SENSE OWNERSは怪しいサービス?
許認可や運営会社が確認できないという意味で怪しいサービスではありません。公式サイトでは不動産特定共同事業 第1号・第2号、電子取引業務、許可番号、大阪府知事 第35号、宅建業免許、業務管理者を確認できます。
ただし、サービス開始直後で償還実績がないこと、公開3案件の想定利回りが12.0%〜16.0%と高いこと、劣後比率が0%〜5%と案件で異なることは注意点です。怪しいかどうかより、高利回りの理由と損失条件を読めるかが大切です。
最低投資額はいくら?
公開3案件はいずれも最低10万円です。No.01は1口10万円、No.02とNo.03は1口1万円ですが最小10口からとなっています。公式FAQも、最低投資額は原則10万円で、プロジェクトにより異なる場合があると説明しています。
想定利回り12.0%〜16.0%は保証される?
保証されません。公式サイトの注意書きでも、表示される利回りは想定であり、運用状況によって変動する可能性があると説明されています。元本保証もありません。
入金・出金手数料は誰が負担する?
口座の開設費用と維持手数料は無料です。公式FAQでは、投資口座への振込と投資口座からの引き出しにかかる振込手数料は投資家負担と案内されています。
申込後のキャンセルや中途解約はできる?
契約成立前であれば、カスタマーサポートへ連絡して申込をキャンセルできます。契約成立後の中途解約は法定終了事由などを除き原則できませんが、契約成立時書面を受領した日から8日以内は、書面によるクーリング・オフが可能です。
センス・トラストは上場会社?株価は見られる?
センス・トラストは証券コード490AでTOKYO PRO Marketに上場しています。ただしTOKYO PRO Marketは、一般投資家が日常的に売買する市場とは制度が異なります。投資家として見るべきは株価そのものより、決算短信、適時開示、在庫、借入、営業キャッシュフローの変化です。
確定申告は必要?
公式FAQでは、分配金は雑所得に該当し、20.42%の源泉徴収後に支払われると説明されています。年間取引報告書は原則として1月中旬までに発行されます。確定申告の要否は他の所得などで変わるため、税務署や税理士へ確認してください。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
SENSE OWNERSだけでなく、他の不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングの募集予定も横断で追いたい場合は、利回りカレンダーが便利です。Googleカレンダーに追加しておけば、複数サービスの募集開始日や運用期間をまとめて確認できます。
【利回りカレンダー】
複数サービスの募集予定をまとめて確認
まとめ
ポイント
・上場会社の新サービス
・公開3案件は高利回り
・キャピタル型が続く
・劣後比率は案件ごと
・最初は最低額に抑える
SENSE OWNERSは、センス・トラストの不動産買取再生・開発・売却力を背景に、高利回りのキャピタル型案件を出している新サービスです。公開3案件の想定利回りは12.0%〜16.0%で、東京2件・京都1件の都市部開発案件が並びました。
一方、償還実績はまだなく、劣後比率は0%〜5%、運用期間は115日〜1年1日と案件差があります。使うなら、サービス全体を一括りに安全・危険と決めるのではなく、取得価格、借入、売却契約、劣後出資を毎回確認し、最初は最低投資額の10万円で様子を見るのがよいです。
出典・参考
・SENSE OWNERS公式サイト
・SENSE OWNERS プロジェクト一覧:https://sense-owners.jp/projects
・No.01 東京都中央区八丁堀PJ:https://sense-owners.jp/projects/001
・No.02 京都市中京区PJ(四条烏丸エリア):https://sense-owners.jp/projects/002
・No.03 東京都港区西麻布PJ:https://sense-owners.jp/projects/003
・SENSE OWNERS FAQ:https://sense-owners.jp/pages/faq
・センス・トラスト会社概要:https://sense-trust.co.jp/company/profile/
・3分で分かるセンス・トラスト:https://sense-trust.co.jp/ir/hayawakari/
・PR TIMES ローンチ記者発表会リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000171202.html
・JPX 発行者情報(2025年12月5日公表):https://www.jpx.co.jp/equities/products/tpm/issues/t13vrt000000c5fv-att/t13vrt000000c5ge.pdf
・2026年3月期 決算短信:https://www2.jpx.co.jp/disc/490A0/140120260515538613.pdf
・2026年3月期 決算短信の訂正開示:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260605564215.pdf
・販売用不動産の取得に関するお知らせ:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260630584694.pdf
・支配株主等に関する事項について:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260629582695.pdf
・利回りカレンダー:https://j-life-consultation.com/rimawari-calendar/5632/






