- 利回り不動産は怪しい?評判・リスクとワイズHDの本業・決算を解説
- 結論:利回り不動産は「利回りプラス案件と情報開示の丁寧さ」を重視する人向け
- 利回り不動産とは
- 利回り不動産の仕組み
- 利回り不動産の特徴(メリット)
- ワイズコインの貯め方(会員制度/利回りガチャ)
- 利回り不動産のデメリット(注意点)
- 利回り不動産は怪しい?危ない?と言われる理由
- 利回り不動産の口コミ・評判
- 運営会社の会社概要 / 信頼性
- 運営会社の「本業」を分解する
- 利回り不動産運営の決算 / 財務レポート
- 利回り不動産の実績
- 利回り不動産のキャンペーン情報
- 口座開設(登録)〜投資までの流れ
- よくある質問(FAQ)
- 利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
- まとめ
利回り不動産は怪しい?評判・リスクとワイズHDの本業・決算を解説
※本記事にはPRを含む場合があります。
※不動産クラウドファンディングは元本保証ではありません。想定利回りは確定ではなく、元本割れの可能性があります。
投資判断はご自身の責任で、必ず各ファンドの「契約成立前書面」「重要事項説明書」等をご確認ください。
税務(確定申告の要否等)は個別事情で異なるため、税理士・税務署等でご確認ください。
利回り不動産は怪しいのか、評判はどうなのか。
最近は高利回り案件や「利回りプラス」案件も増えているため、以前よりもリターンとリスクの振れ幅が大きくなっています。
この記事では、案件の傾向を整理しつつ、運営元(株式会社ワイズホールディングス)の本業と決算(直近3期)まで見ながら、投資前に確認したいポイントをまとめます。
この記事でわかること
結論:利回り不動産はどんな人向けか
直近ファンド情報
利回り不動産とは
利回り不動産の仕組み
利回り不動産の特徴(メリット)
ワイズコインの貯め方(会員制度/利回りガチャ)
利回り不動産のデメリット(注意点)
利回り不動産は怪しい?危ない?と言われる理由
利回り不動産の口コミ・評判
運営会社の会社概要 / 信頼性
運営会社の「本業」を分解する
利回り不動産運営の決算 / 財務レポート
利回り不動産の実績
利回り不動産のキャンペーン情報
口座開設(登録)〜投資までの流れ
よくある質問(FAQ)
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
まとめ
結論:利回り不動産は「利回りプラス案件と情報開示の丁寧さ」を重視する人向け
結論から言うと、利回り不動産は「高利回りや利回りプラス案件に魅力を感じるけれど、案件説明の濃さや運用中のお知らせも重視したい人」と相性がよいサービスです。
もともとは中リスク中リターン寄りの印象もありましたが、足元では年9〜12%台の案件や、売却益が出れば追加配当される「利回りプラス」案件も出ており、以前よりハイリターン寄りの顔が強くなっています。
その一方で、高利回り案件は出口依存・延長・マスターリース・関連当事者取引などの論点も増えるため、利回りだけで選ぶサービスではありません。
結論のポイント
・高利回り案件や利回りプラス案件が増えており、以前より攻めた印象です
・その反面、案件説明や運用中の情報開示は比較的丁寧で、確認材料を集めやすいです
・向いているのは「高利回りを狙いつつ、書面や説明を読み込んで判断したい人」です
・向いていないのは「低リスク固定利回りを淡々と積み上げたい人」です
更新日:2026/04/28
直近ファンド情報
利回り不動産85号ファンド(青森県ヘルスケア施設3 第2回)
・年利9.5%
+売却時は売却益の20%別途配当
・期間12ヶ月
・先着
・5/8 18時
*初投資の方で1万円以上の投資完了で、Amazonギフトカード1,000円分をプレゼント
〜AI考察〜
再組成ファンド。
青森市幸畑所在の高齢者施設を対象とするインカム重視型・再組成型・関連会社マスターリース型の案件!
出資総額 400,000,000円
優先出資額 360,000,000円
劣後出資額 40,000,000円
となっており、基本的には再組成で回しつつ売却時には売却益の20%配当という方針になっている。
そのため再組成時の集金力も重要。
ちなみに公開情報では同物件が5億9,520万円というすごい強気で売り出されているため、基本的には再組成で良い買取先があれば売却的な感じに見えます。
再組成できない際には市場売却必須なのでその際のAI評価も記載しておきます。
AI評価↓
*マスターリース賃料を正規収益源として計算
*再組成失敗での売り急ぎの場合は割り引いて見る必要あり
推定売却価格: 460,000,000円〜560,000,000円
価格決定の根拠:
本件の価格は、土地建物の積算価値よりも、介護施設としての賃貸借契約とNOIを中心に判断すべき案件です。
開示賃料は年45,996,000円、開示費用控除後のNOI的収支は38,765,528円です。
開示価格397,830,000円に対するNOI利回りは約9.74%であり、地方ヘルスケア施設、木造、単一オペレーター依存というリスクを考えると、投資家目線では十分に説明可能な水準です。
一方、同一物件とみられる公開売出では595,200,000円、表面利回り7.72%が確認でき、外部売却活動が実在する点は強いプラス材料です。
ただし、これは成約価格ではなく、青森市郊外の特殊用途施設であるため、買い手は限定されます。
類似の青森市内老人ホーム売出事例では、表面7.72%〜9.44%程度のレンジが確認できるため、本件賃料45,996,000円を表面8.2%〜10.0%で還元すると約460百万円〜561百万円となります。
NOI38,765,528円をNOI利回り7.5%〜9.0%で還元すると約431百万円〜517百万円です。
公開売出価格に近い595百万円は強気価格として参照可能ですが、成約ディスカウント、DD指摘事項、賃貸借チェーンの不透明さ、地方ヘルスケア施設の流動性を織り込み、最終的な投資判断用レンジは460百万円〜560百万円としました。
利回り不動産とは

利回り不動産は、不動産特定共同事業(匿名組合型など)の枠組みを使った不動産クラウドファンディングです。
運営は株式会社ワイズホールディングス。グループとして開発・仲介/管理の機能も確認できます(後半で整理します)。
| サービス名 | 利回り不動産 |
| 運営会社 | 株式会社ワイズホールディングス |
| スキーム | 不動産特定共同事業(匿名組合型等) |
| 最低投資額 | 1口1万円(案件ごとに条件あり) |
| 想定利回り | 年5〜12%程度のレンジが見られる(案件ごと) |
| 運用期間 | 数ヶ月〜1年程度の短中期が中心になりやすい(案件ごと) |
| 募集方式 | 先着・抽選が混在(案件ごと) |
ここで大事なのは、スペック表で安心しないことです。
不動産クラファンは、サービスの“平均”より、個別ファンドの「出口」「分配原資」「優先劣後」「賃料固定(マスターリース)の条項」が勝負になります。
利回り不動産の仕組み
不動産特定共同事業(匿名組合型)の基本
不動産特定共同事業は、事業者が不動産を取得・運用し、投資家は匿名組合などの形で出資し、賃料や売却益などから分配を受ける枠組みです。
ポイントは「預金」ではなく投資であること。元本割れの可能性がある以上、案件ごとの条件確認が重要になります。
- 分配原資:賃料(インカム)/売却益(キャピタル)
- 費用控除:運用報酬・管理費・修繕費など(控除の仕方は案件ごと)
- 退出:原則は運用終了時の償還(途中解約の可否は契約で確認)

優先劣後の考え方(“劣後=保険”ではない)
優先劣後は、損失が出たときにまず劣後出資(事業者側)から先に損失を負担する仕組みです。劣後比率が大きいほど投資家(優先出資側)のクッションになりやすい一方、損失が劣後を超えると優先側も影響を受けます。
- 劣後比率は「何%か」を毎回確認
- 売却不調・賃料下落・空室・修繕など、損失が出る局面も想定する
- 出口が弱いと、クッションがあっても詰む可能性がある

利回り不動産の特徴(メリット)
ポイント
・高利回りの案件もある
・アップサイド配当型の案件もある
・1口1万円からで分散しやすい
・短中期(数ヶ月〜1年程度)中心で資金拘束が読みやすい傾向
・優先劣後方式が採用される
・都心部だけでなく宿泊・リゾート文脈の案件も見られる
・案件説明や運用中の情報開示が比較的丁寧
・ワイズコイン等、継続出資の導線がある
高利回りの案件もある
ポイント
・年5〜12%程度のレンジが見られる(案件ごと)
・利回りが高い案件ほど「売却依存」「運用難度」「出口の固さ」を先に見る
利回り不動産は、案件によって想定利回りが高めに見える募集が出ます。
もともとは中リスク中リターン寄りの印象がありましたが、足元では9%台後半〜12%台の案件も出ており、以前よりもハイリターン寄りの顔が強くなっています。
ただし、ここで重要なのは「高利回り=良い案件」と短絡しないことです。
利回りが高い案件は、裏側で
・売却益(キャピタル)を織り込んでいる
・運用期間が短く、出口の成否がリターンに直結しやすい
・宿泊/開発など、運用難度の高い要素が混ざる
といった形で、リスクの置き場が変わっていることがあります。
さらに、ワイズコイン還元やキャンペーンで実質利回りが上がる案件もあるため、見た目の利回りより魅力的に感じやすい点も特徴です。
アップサイド配当型(期間配当型)の案件もある
ポイント
・運用中の分配に加え、売却益などで追加分配を狙う設計がある
・利回りプラスの表記があるファンドのみ
・アップサイドは「確約」ではない(利益が出なければ上乗せは起きない)
案件によっては、アップサイド配当(売却益が出たときの上乗せ)の考え方が入ることがあります。
ここは投資家の期待値が上がりやすいポイントですが、アップサイドは利益が出た場合のみです。
つまり、出口の条件が悪化すれば上乗せが消えるだけでなく、最悪は元本毀損の可能性もあります。
また、アップサイド配当がある案件は『利回りプラス』と表記がある案件のみです。
ファンドごとに
『売却益の○%を配布』
という記載がありますので、その点なども確認が必要です。
なお、公式ブログでは「利回りプラス」第1号ファンドが想定12.0%から年換算15.4%へ上振れた結果も公表されており、制度として本当に機能した事例が確認できます。
過去ファンドの表記例です↓

少額(1口1万円)から始めやすい
ポイント
・まず小さく参加して、運用報告→分配→償還の流れを体感できる
・案件タイプが複数あるため、分散が効きやすい
利回り不動産は、1口1万円から出資できる設計です。
最初から大きく張るより、少額で複数回まわして「償還がどう戻るか」「報告の粒度がどうか」を確認するほうが、実務的には安心です。
短中期中心で、資金拘束が読みやすい傾向
ポイント
・数ヶ月〜1年程度の案件が中心になりやすい(案件ごと)
・ただし短期=低リスクではない(出口の質が重要)
・長期案件でも区切って組成している様子
資料の範囲では、利回り不動産は数ヶ月〜1年程度の案件が多い傾向です。
資金拘束が読みやすいのはメリットですが、短期案件は出口が崩れると一気に延長の議論が出やすいのも事実です。
「期間」だけでなく、出口条件までセットで確認したいところです。
そもそも短期で売却して終わるというよりは、インカム案件でも区切って組成している様子です。
出口は再募集ファンドとなりますが、そこで資金が集まらない場合などでも延長リスクはあるかと思います。
再募集案件は前回ファンドに出資していれば、そのまま移管することも可能です。
マスターリース(賃料固定)が絡む案件もある
ポイント
・賃料固定は「空室でも一定の賃料が入る」設計になり得る
・子会社のマスターリースが多い
マスターリースによる賃料は賃料固定は「空室でも一定の賃料が入る」設計になり、安定した配当をもたらしてくれます。
その反面、利回り不動産の場合は子会社でのマスターリースが多く、グループ間取引となっています。
そのマスターリース賃料が妥当かどうかを実際の相場から見て検証する必要があります。
マスターリースの注意点!
案件説明や運用中のお知らせが比較的丁寧
ポイント
・高利回り寄りのサービスの中では、案件説明が比較的濃い印象です
・ブログやお知らせで、完成報告・運用終了・レポート公開も確認できます
・問題が起きないとは言えませんが、投資家が材料を集めやすいのはメリットです
利回り不動産は、ハイリスク寄りの案件も扱うサービスの中では、案件説明や運用中のお知らせが比較的丁寧な印象があります。
公開のブログでも、完成報告、運用終了の報告、上振れ結果の報告などが確認できますし、お知らせ一覧では決算報告書公開や半期レポート公開も案内されています。
もちろん、説明が丁寧だからリスクが消えるわけではありません。ですが、高利回り案件を扱う以上、投資家が確認材料をどれだけ集められるかはかなり重要なので、この点は利回り不動産の良さとして見てよいと思います。
ワイズコイン(ポイント)などの継続導線がある
ポイント
・ファンドごとに貰える
・会員制度でもらえる額が変わる
・付与率・上限・交換条件は時期で変わり得るので必ず確認
利回り不動産には、ワイズコイン等のポイント施策があります。
・会員制度でもらえる額が変わる
・ファンドごとに貰える
という特徴があります。
この後会員制度についても詳しく説明します。
ワイズコインの貯め方(会員制度/利回りガチャ)
会員制度
利回り不動産には会員ランク制度というものがあり、
『運用中残高に応じて会員ランクが確定し、出資時のワイズコイン付与率』
が決まります。
会員ランクは8段階あり、毎月1日の15時時点の運用中残高で決定します。
以下会員ランクと運用中残高の表↓
| ランク | 運用中残高 | ワイズコイン付与率 |
| ビギナー | 50万円未満 | 0% |
| ブロンズ | 50万円以上100万円未満 | 0.05% |
| シルバー | 100万円以上300万円未満 | 0.20% |
| ゴールド | 300万円以上500万円未満 | 0.30% |
| プラチナ | 500万円以上1,000万円未満 | 0.40% |
| ダイヤモンド | 1,000万円以上3,000万円未満 | 0.50% |
| ロイヤル | 3,000万円以上10,000万円未満 | 0.60% |
| プレミアム | 10,000万円以上 | 1% |
個人的にはシルバーランクからワイズコインの付与率がグッとあがるので、100万円はキープしたいと思っています。
また、先行投資権もシルバーから付与されたことがあったので、このあたりが1つの節目として捉えられているようです。
利回り不動産ガチャについて
ポイント
・LINE登録で1日1回引けるLINE限定のガチャ
LINE追加方法
・URLによるお友達追加
https://lin.ee/JshGMZB
・LINE IDによるお友だち追加
@rimawari
1日1回引けるLINE限定のガチャがスタートしています。
最大で500ワイズコインが当たるチャンスが毎日訪れます。
貯まったワイズコインは、利回り不動産での出資時に使えるほか、Amazonギフトカードにも交換可能です。
※LINEで貯まったワイズコインを利回り不動産アカウントに反映させるためには、利回り不動産会員情報とLINEの連携申請をしていただく必要があります。
ちなみに下記が当選倍率です
・1等:500ポイント(0.5%)
・2等:100ポイント(1.0%)
・3等:50ポイント(2.0%)
・4等:10ポイント(5.0%)
・5等:1ポイント(10.0%)
つまり1回の期待値は5.1ポイント/回となっています。
利回り不動産のデメリット(注意点)
ポイント
・先着/抽選で「出したい時に出せない」が起こり得る
・運用期間の延長が起こり得る(出口がズレると発生しやすい)
・想定利回りは確定ではない(費用・空室・売却条件で上下)
・出口が第三者売却中心なら、売却条件が弱いと詰まりやすい
・マスターリースは条項次第で“固定の意味”が変わる
・ポイント/キャンペーンで実質利回りが高く見えるが、条件の確認が必須
・運営会社の財務は「資金循環(匿名組合出資金の大きさ)」が論点になりやすい
先着/抽選で当選しないことがある
ポイント
・人気案件ほど「申し込んでも投資できない」は普通に起こる
・当選前提で資金を固定しない(生活防衛資金は別)
募集方式が先着・抽選で混在するサービスは、タイミングによっては「出したいのに出せない」が起きます。
ここは割り切って、当選しない/先着に間に合わない前提で資金計画を組むほうが安全です。
運用期間の延長が起こり得る
ポイント
・売却のタイミングが後ろ倒しになると延長が発生しやすい
・延長時の分配/費用/最終出口の扱いを事前に確認
利回り不動産に限らずですが、出口(売却)が絡む案件では運用期間延長が起こり得ます。
延長が“悪”というより、投資家としては延長条件が事前に明記されているかが重要です。
また想定出口に整合性があるかも確認したいです。
想定利回りは確定でない
ポイント
・空室・修繕・費用控除・売却条件で分配は上下し得る
・「何が起きたら利回りが下がるか」を書面で確認
不動産クラファンの利回りは“想定”であり、確定ではありません。
予定通り運用が終わることもあれば、想定外の支出や売却条件でズレることもあります。
出口条件が曖昧だと、良い利回りでも意味が変わる
ポイント
・出口は「誰に」「いくらで」「いつ」売るのかが核心
・第三者売却/買い戻し/再組成でリスクの性格が変わる
出口が第三者売却中心なら「売却先の固さ」、買い戻しや再組成なら「実行できる体力」が論点になります。
出口戦略の全体像は、こちらの記事で深掘りしています。
出口戦略の注意点とポイント!
入出金で振込手数料が発生する
ポイント
・GMOあおぞらネット銀行への出金は無料
・それ以外への出金は一律145円/件かかる
・入金は各自使用している銀行の金額に依存する
利回り不動産ではGMOあおぞらネット銀行以外へ出金する場合は手数料がかかります。
そのため1万円で4ヶ月の投資ですぐに出金してしまうと予想より利回りが低くなる可能性があります。
ある程度まとまった額を出金するなど対策が必要かと思います。
利回り不動産は怪しい?危ない?と言われる理由
ポイント
・怪しい?と言われやすい理由
・危ない?と感じやすいポイント
・投資前のチェック手順
利回り不動産は、単純に「怪しいサービス」というより、高利回り案件・ポイント施策・短中期運用・出口依存の案件が混ざるため、不安ワードで検索されやすいタイプです。
ここは感情で切るより、どこが不安材料になりやすいのかを分解して、最後に確認手順へ落とす方が実際の投資判断に役立ちます。
怪しい?と言われやすい理由
ポイント
・高利回り案件が目立つ
・ポイント施策や実質利回りの話が出やすい
・売却や再組成が絡む案件は仕組みを読み切らないと誤解しやすい
検索上で「怪しい?」と見られやすいのは、利回りが高く見える案件があること、ワイズコインやキャンペーンで実質利回りの話が出やすいこと、売却や再組成が絡む案件では仕組みを読み切らないと誤解しやすいことが重なっているからです。
ただ、ここはサービス名だけで切るより、その案件の分配原資が賃料なのか売却益なのか、出口がどこに置かれているかを見ればかなり整理できます。
危ない?と感じやすいポイント
ポイント
・高利回りほど売却依存や運用難度が高いことがある
・延長や再組成の論点がある
・マスターリースや関連当事者の条項確認が重要
- 利回りが高く見える:その裏側で、売却益依存・宿泊/リゾート運用・短期出口などの難しさを取っている可能性があります。
- 短中期で回しやすい:裏を返すと、出口が崩れたときは延長や再組成の議論が出やすいです。
- マスターリースやグループ関与がある:安心材料にもなりますが、賃料や価格の妥当性は書面で確認が必要です。
- ポイント施策がある:実質利回りの押し上げ要因になりますが、条件を読まずに利回りだけで見るとズレます。
投資前のチェック手順
ポイント
・許認可と運営会社の土台を確認
・優先劣後%/分配原資/出口条件を同じ紙で突合
・マスターリースや関連当事者の条項を確認
・最後に契約成立前書面・重要事項説明書で確定
- 募集ページだけで判断しない:契約成立前書面、重要事項説明書まで見て条件を確定させます。
- 優先劣後と分配原資をセットで見る:クッションが何%あるかだけでなく、何で配当を出す案件かも確認します。
- 出口を確認する:第三者売却、買い戻し、再組成のどれかで、見方が変わります。
- 延長条項を見る:上限、条件、延長時の分配や費用の扱いまで確認しておくと後で慌てにくいです。
- 関連当事者の関与範囲を見る:賃借、管理、売買、保証などにグループが絡むなら、その条件がどこまで説明されているかが大事です。
利回り不動産の口コミ・評判
ポイント
・SNSの口コミは真偽が混ざるので“カテゴリ”で見る
・ポジティブな話題は「高利回り」「ワイズコイン」「説明の丁寧さ」に集まりやすいです
・慎重派は「延長」「出口」「ポイントで利回りが盛られて見えないか」を気にしやすいです
ポジティブ寄りの話題(カテゴリ)
ポイント
・利回り水準が高めに見える案件への関心
・短中期で回せる案件への好意的反応
・ポイント/キャンペーンを含めた“体感利回り”への関心
・案件説明や運用報告の丁寧さへの好意的反応
- 利回りが高めに見える点
- 短中期で資金拘束が読みやすい点
- ポイント施策がある点
- 案件説明や運用中の情報公開が比較的丁寧な点
ネガティブ寄りの話題(カテゴリ)
ポイント
・先着/抽選で投資できない(募集が取りづらい)
・運用期間延長の話題(出口の後ろ倒し)
・手続き(本人確認、入出金)の体験談
- 投資したくても投資できない(当選しない/先着に間に合わない)
- 延長や売却時期の後ろ倒しの話題
- 手続き面の体験談
繰り返しますが、口コミは参考になりますが“事実”ではありません。最後は契約成立前書面/重要事項説明書で条件を固めてから判断してください。
運営会社の会社概要 / 信頼性
ポイント
・ワイズホールディングスはクラファン専業ではなく、不動産開発・仲介・賃貸まで抱える不動産グループです
・許認可、沿革、役員、業務管理者、グループ会社の役割をまとめて見ると、案件の出し方や説明の濃さの背景が見えやすくなります
・役員の経歴は銀行・開発・仲介・管理にまたがっており、どの領域に強そうかを推測しやすいです
・「会社が大きいから安心」ではなく、誰がどの機能を担い、どの案件でどう関わるかを確認するのが大事です
結論から言うと、利回り不動産は「クラファン単体の箱」ではなく、ワイズホールディングスの不動産ビジネスを投資家向けに小口化した窓口として見ると整理しやすいです。
公式の会社情報を見ると、ワイズHDは不動産開発事業 / 不動産特定共同事業 / 不動産仲介事業 / 不動産賃貸事業を掲げています。つまり投資家としては、利回り不動産だけでなく、グループ全体でどんな案件を仕入れ、どう動かし、どう売却する会社なのかまで見ておく方が判断しやすいです。
運営会社はどんな会社か
株式会社ワイズホールディングス(ワイズHD)
利回り不動産の運営会社であり、グループの中核です。公式ページでは、不動産開発 / 不動産特定共同事業 / 不動産仲介 / 不動産賃貸を事業内容として掲げています。
つまり、案件を仕入れて動かす力、運用する力、売却する力、資金を集める力をまとめて持ちたい会社と見るのが自然です。
利回り不動産の特徴は、クラファンだけを切り出して見るより、開発・取得・運用・売却の流れの中でファンドを組成していると考えると理解しやすいことです。
この構造は、案件説明の厚さや供給力の面では強みになりやすい一方で、グループ内の役割分担が複雑になるほど、関連当事者取引や価格決定の根拠も確認したくなる構造でもあります。
会社の基本情報と許認可
ここは「信用・安全」を断定するためではなく、会社を特定し、許認可や体制を照合するための土台として整理します。
| 運営会社 | 株式会社ワイズホールディングス |
| 本社 | 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 城山トラストタワー33階 |
| 設立 | 2014年8月 |
| 資本金 | 1億円 |
| 代表者 | 和泉隆弘 / 萩公男 |
| 事業内容 | 不動産開発 / 不特法クラファン / 不動産仲介 / 不動産賃貸 |
| 許認可 | 宅建 国土交通大臣(2)第9652号 / 不動産特定共同事業 東京都知事第143号 |
| 業務管理者 | 鈴木宏明(公式ページに記載) |
| 補足情報 | Pマーク取得、業界団体加盟、顧問法律事務所はTMI総合法律事務所 |
役員・業務管理者の顔ぶれ
ここは読み飛ばしやすいですが、実はかなり重要です。利回り不動産の案件は、ホテル・レジデンス・リゾート・ヘルスケアなど幅があるので、役員やキーマンのバックグラウンドから「どの領域に強そうか」を推測しやすいです。
公式の役員紹介を読むと、単に肩書きが並ぶのではなく、銀行融資、開発、売買、仲介、管理、クラファン立ち上げの経験がそれぞれ分かれています。
和泉隆弘氏
りそな銀行で約20年、富裕層・中小企業取引や不動産関連業務を担当。富裕層向け融資や投資用不動産の貸出経験があり、案件の資金調達や投資家とのコミュニケーションに強みがありそうです。
萩公男氏
高級別荘の建築販売から不動産キャリアを始め、建設会社で事業拡大も経験。開発・建築・リゾート寄りの案件に強みがありそうで、宿泊・リゾート系案件の背景理解につながります。
正木洋平氏
分譲マンション販売、用地取得、収益不動産の取得・開発に長く従事。開発用地や収益不動産の仕入れ・売却・賃貸管理の実務感を持つ人物として見やすいです。
その他の顔ぶれ
沖縄支店長には野村不動産アーバンネット出身者、グループには投資型クラファンや証券分野の経験者も見られます。
つまり、銀行・開発・売買・管理・クラファンの知見を持ち寄っている点は、この会社の特徴です。
沿革とグループ体制
- 2014年設立、2016年に大阪、2019年に沖縄へ拠点拡大
- 2020年にスリーワイズエステートを完全子会社化し、仲介・賃貸管理機能をグループ化
- 同年にワイズデベロップメントを設立し、開発・企画・設計・施工・販売の機能を別会社で担う形に
- 2020年12月に不動産特定共同事業許可を取得し、2021年4月に利回り不動産の募集開始
この流れを見ると、ワイズHDは本体だけで全部を抱えるより、開発・仲介管理をグループ会社で分けながらクラファン事業を立ち上げた会社と理解できます。
投資家としては、どの案件でどの会社が関与するのかを意識すると、書面の読み方がかなり変わります。
グループ会社と利回り不動産のつながり
ポイント
・ワイズデベロップメントは開発・企画・設計・施工・販売の役割を担う会社です
・スリーワイズエステートは仲介・賃貸管理・リーシングの役割を担います
・案件によっては「開発側」「管理側」のどちらの強みで成立しているかが変わります
・書面で関連当事者の関与範囲が見える案件ほど、投資家は判断しやすいです
ワイズデベロップメント
自社分譲物件の開発・企画・設計・施工・販売を担います。ホテル用地やレジデンス、戸建て分譲など、キャピタル前提の案件でつながりやすい役割です。
スリーワイズエステート
不動産仲介・管理・リーシングを担う会社です。インカム案件やマスターリース、賃料設定、客付けの説明を読むときに、この会社の役割が重要になります。
投資家として確認したいポイント
- 関連当事者の関与:取得・売却・管理・賃借の相手がグループ会社か第三者か
- 価格の根拠:取得価格や売却価格がどの資料で裏付けられているか
- 運営会社の役割:ワイズHD本体が担うのか、開発会社・管理会社が担うのか
- 許認可と説明体制:許認可の土台に加えて、案件説明がどこまで丁寧か
ここまでやると、「会社の良し悪し」ではなく、案件ごとの不安を“確認作業”に落とせるようになります。最後は必ず契約成立前書面/重要事項説明書で条件を固めてください。
運営会社の「本業」を分解する
ポイント
・ワイズHDの本業は、開発・取得・売却で利益を取りにいくキャピタル型の不動産ビジネスが中心です
・そこに賃貸管理、仲介、クラファン組成を重ねることで、案件供給と資金調達の両方を回しています
・公式の実績ページを見ると、ホテル用地、レジ開発、戸建て分譲、沖縄案件など、得意領域の幅が見えてきます
・投資家としては、どの案件が「開発側の強み」なのか「管理側の強み」なのかを切り分けて見ると判断しやすいです
結論から言うと、ワイズHDは「物件をつくる・仕入れる・運用する・売る・投資家資金を集める」までを一気通貫で持ちたい会社として見るとわかりやすいです。
だからこそ利回り不動産の案件も、単に利回りや優先劣後だけで判断するより、その案件がワイズHDのどの収益源に乗っているかを見た方がズレにくいです。
結論:ワイズHDは「開発・売却」を軸に、管理とクラファンを重ねる会社
公式コーポレートサイトでは、ワイズHDは「あらゆる不動産をクリエイトし、新たな価値を創造する」と掲げています。実際の事業内容も、不動産開発 / 不動産賃貸 / 不動産仲介 / クラファン運営と幅広いです。
採用ページでも、会社側は「開発事業メイン」「リノベーション再販・仲介事業」「今後の目玉としてクラウドファンディング事業」という立て付けで説明しています。
投資家目線で整理すると、中心にあるのはやはり開発や取得を伴うキャピタル型の不動産ビジネスで、そこに管理・リーシング・クラファンを重ねている構造と見るのが自然です。
公式実績から見える得意領域
ポイント
・公式実績ページでは、ホテル用地、1棟レジ、戸建て分譲、借地アパート、沖縄案件などが並びます
・単なる区分売買ではなく、「土地から仕立てる」「一棟で動かす」色が比較的濃いです
・だからこそ、出口前提の案件や開発・再生型案件と相性がよい一方、市況悪化時のブレも大きくなりやすいです
- 大阪市北区曽根崎のホテル用地開発
- 中央区外神田のホテル用地開発
- 墨田区両国の1棟開発レジ
- 品川区大崎の戸建て分譲開発
- 那覇市辻の新築1棟マンション開発予定
この並びを見ると、ワイズHDはホテル・レジデンス・戸建て分譲・沖縄案件といった、企画・開発・売却の色が出やすい案件に強みを置いていると見やすいです。
利回り不動産の記事で高利回り案件や「利回りプラス」案件が増えてきた背景も、こうした本業の色とつながっています。
役員経歴から見える得意分野
この会社の面白いところは、役員の経歴がかなりバラけていて、金融・開発・仲介・管理・クラファンのピースが揃っていることです。これが案件説明の厚さや案件セクターの広さにもつながっていそうです。
- 和泉隆弘氏:りそな銀行で富裕層・中小企業取引、不動産関連業務を経験。資金調達や投資家との接点づくりに強みがありそうです。
- 萩公男氏:高級別荘の建築販売、建設会社での事業拡大を経験。リゾート・開発系案件の感覚につながりやすいです。
- 正木洋平氏:分譲マンション販売、用地取得、収益不動産の取得・開発に従事。仕入れと売却の実務に強そうです。
- 沖縄支店・証券経験者:沖縄支店の立ち上げを担った仲介出身者や、元AIP証券(現SAMURAI証券)代表で投資型クラファン立ち上げ経験を持つ人材も確認できます。案件組成と説明面の厚さはここも効いていそうです。
利回り不動産とつながる収益源
開発・再生・売却益
物件を仕入れ、企画・改修・開発を加えて売却益を取る柱です。最近の高利回り案件やアップサイド配当型を考えると、ここがやはり中心になりやすいです。
賃料収益・賃貸運営
保有や運用期間中に賃料収益を積み上げる柱です。マスターリースや賃料固定が絡む案件もあり、安定性の説明で使われやすい部分です。
仲介・賃貸管理
スリーワイズエステート側の仲介・管理機能です。客付けや管理の実務があることで、インカム案件や出口戦略で意味を持ちやすいです。
不動産特定共同事業
利回り不動産を通じたファンド組成・運営です。会社側にとっては運営報酬の柱であり、同時に資金調達の選択肢でもあります。
投資家が見たい指標
本業を理解したうえで投資家が見たいのは、次の4つです。
- 粗利率・営業利益率:売却益や案件単価が取れているか
- 匿名組合出資金の伸び:クラファン依存度と償還管理の重さ
- 在庫・未収入金・投資有価証券の中身:出口の確度や換金性
- 募集達成率と説明体制:ファンド運営会社としての集金力と信頼感
利回り不動産の記事では利回りやポイント制度が目立ちますが、本質的にはこの4つをどう見るかで評価がかなり変わります。
市況悪化時に厳しくなる局面
市況が悪くなったときに弱くなりやすいのは、やはり売却前提案件・リゾート案件・高利回り案件です。
金利上昇や買い手の利回り要求上昇で出口価格が崩れると、開発や再生型の案件は利益が出にくくなります。
一方で賃貸管理や仲介の機能は比較的クッションになりますが、募集が鈍るとクラファン事業側の勢いも落ちやすいです。
つまりワイズHDは、複数の柱を持つぶん対応力はあるが、主力がキャピタル型である以上、市況にはそれなりに敏感と見るのが自然です。
利回り不動産運営の決算 / 財務レポート
ポイント
・株式会社ワイズホールディングスの直近3期では、売上規模を保ちながら第11期に利益率が大きく改善しています
・一方で、自己資本比率は約9.9%まで低下し、B/S上の匿名組合出資金は約69.6億円とかなり大きいです
・流動比率だけを見ると余裕があるように見えますが、実務上は償還タイミングと出口条件の管理が本丸です
・代表挨拶では創業以来黒字経営と説明されていますが、投資家としては開示不足の部分も前提に見たいです
ここは「安心/危険」を決める章ではなく、ワイズホールディングスがどんな財務構造で利回り不動産を回しているかを確認する章です。
添付決算と公式の会社情報を使うと、利益率の改善という良い面がある一方で、クラファン由来資金の比率がかなり大きいという特徴も見えてきます。
3期で見える全体像
ポイント
・売上高は約80億円前後で推移し、第11期に営業利益が大きく改善
・総資産は27.8億円 → 53.7億円 → 86.9億円まで拡大
・純資産も増えているが、資産拡大のスピードに対しては厚くない
| 項目 | 推移 |
|---|---|
| 売上高 | 80.0億円 → 76.8億円 → 78.8億円 |
| 営業利益 | 1.15億円 → 3.81億円 → 8.54億円 |
| 経常利益 | 0.18億円 → 0.16億円 → 2.75億円 |
| 税引前当期純利益 | 0.18億円 → 0.16億円 → 2.95億円 |
| 営業利益率 | 1.4% → 5.0% → 10.8% |
一見すると、第11期はかなり良い数字です。利益率が改善し、総資産も伸びています。
ただし、不動産会社は利益が出ているだけでは十分ではなく、その利益がどの構造で出ているか、資金繰りに無理がないかまで見たいです。
良い点:利益率の改善と、公式が示す黒字継続
ポイント
・営業利益率は 1.4% → 5.0% → 10.8% と改善
・粗利率も上がっており、第11期は利益を取り返せている印象です
・公式の代表挨拶では「創業以来、一貫して黒字経営」と説明されています
第11期の数字を見ると、単に売上が大きいだけでなく、利益率も改善している点は評価材料です。
また、公式の代表挨拶では創業以来黒字経営と説明しており、少なくとも会社側は「黒字継続」と「財務基盤の安定」を強く打ち出しています。
もちろん、それだけで安心とは言えませんが、直近3期と公式発信が同じ方向を向いているのはプラス材料です。
注意点:自己資本比率と匿名組合出資金の大きさ
ポイント
・自己資本比率は 19.8% → 10.5% → 9.9% と低下しています
・匿名組合出資金は第11期で約69.6億円、総資産の約80%まで拡大しています
・つまり、クラファン資金の存在感がかなり大きい会社です
| 項目 | 推移 |
|---|---|
| 総資産 | 27.8億円 → 53.7億円 → 86.9億円 |
| 純資産 | 5.5億円 → 5.7億円 → 8.6億円 |
| 自己資本比率 | 19.8% → 10.5% → 9.9% |
| 匿名組合出資金 | 15.8億円 → 24.1億円 → 69.6億円 |
| 匿名組合出資金/総資産 | 56.8% → 45.0% → 80.0% |
ここはかなり大事です。自己資本比率が低いから即アウトではありませんが、資産拡大のスピードに対して自己資本の積み上がりは厚くないです。
さらに、B/S上の匿名組合出資金が非常に大きいので、投資家としては「会社の体力」だけでなく、償還がどのタイミングで来るか、出口が詰まった時にどう効くかまで見ておきたいです。
資金繰りは流動比率より「償還の波」を見たい
ポイント
・流動比率は高く見えますが、流動負債が小さい会計構造の影響が強いです
・実務的には、固定負債に入っている匿名組合出資金の満期構造が重要です
・投資家は決算だけでなく、個別ファンドの償還時期と延長条件を合わせて見るべきです
| 項目 | 推移 |
|---|---|
| 流動資産 | 9.5億円 → 15.8億円 → 25.2億円 |
| 流動負債 | 0.47億円 → 2.22億円 → 0.73億円 |
| 流動比率 | 2011% → 713% → 3455% |
| 運転資本 | 9.0億円 → 13.6億円 → 24.5億円 |
数字だけ見るとかなり余裕があるように見えますが、これは短期負債が小さいからでもあります。
利回り不動産のようにクラファン資金が大きい会社では、流動比率よりも匿名組合出資金の償還スケジュールの方が実務上は重要です。
つまり、決算が悪くなくても、出口が遅れる案件が重なると運用にはプレッシャーがかかりやすいと理解しておきたいです。
匿名組合出資金をどう見るか
ポイント
・第11期の匿名組合出資金は約69.6億円、総資産の約80%です
・この数字は、クラファン依存度がかなり高い会社であることを示します
・ただし、会計上の見え方とスキーム上の実態は必ずしも一致しないため、ここだけで安全性は断定できません
投資家としては、この科目を「会社が抱える負債」として厳しめに見る視点も必要ですし、同時に各案件のスキームや倒産隔離・分別管理の整理によって見え方が変わることも理解しておきたいです。
大事なのは、この数字を見て安心することでも怖がることでもなく、「どれくらいクラファン資金に依存している会社なのか」を掴むことです。
- 通常の決算書ベース:クラファン資金を含めたB/Sでは、自己資本比率は約9.9%でかなり薄く見えます。
- 厳しめの見方:匿名組合出資金も会社の返済プレッシャーとして見るなら、償還集中や出口遅延に敏感な構造です。
- 緩めの見方:案件ごとの隔離や契約条件を前提にすると、機械的にはもう少し余裕があるようにも見えます。
- 結論:どちらにせよ、案件ごとのスキーム確認を飛ばして安全とは言えません。
追加で見たい資料 / 確認ポイント
ポイント
・匿名組合出資金の満期分布
・売掛金 / 未収入金の内訳と回収条件
・投資有価証券やその他有形固定資産の中身
・注記付き決算やキャッシュフロー計算書
- 匿名組合出資金(約69.6億円)の満期分布:半年〜1年に集中していないか
- 売掛金・未収入金(約13.3億円)の内訳:相手先、回収時期、回収条件
- 投資有価証券(約9.23億円)の中身:何の投資か、評価の考え方
- その他有形固定資産(約6.36億円)の中身:何が含まれるか(建設仮勘定等の可能性も含む)
- 個別ファンド書面で、優先劣後・分配原資・出口条件・マスターリース条項・関連当事者の関与範囲
繰り返しますが、「良い/悪い」を断定する章ではなく、「どこを確認すべきか」を明確にする章です。最後は必ず契約成立前書面/重要事項説明書で条件を確定させてください。
利回り不動産の実績
ポイント
・2026年3月24日時点で公開84件を確認、平均利回りは約7.46%、中央値は7.0%
・利回りは5.0〜8.9%帯が中心だが、9.0%以上の案件も19件あり、最近は高利回り寄りの設計が増えている
・運用期間は7〜12ヶ月が中心で、半年以内も25件あり、短中期で回しやすい構成です
公式トップでも累計応募金額200億円突破キャンペーンが前面に出ており、公開ファンド一覧でも84件の案件履歴が確認できます。
ここでは、公開一覧から取得できる範囲で、利回り分布と運用期間分布を見ながら、今の利回り不動産がどのゾーンに寄っているかを整理します。
利回り分布
ポイント
・平均利回りは約7.46%、中央値は7.0%
・5.0〜6.9%が34件、7.0〜8.9%が31件で、まずはこの帯が主戦場
・9.0%以上も19件あり、最近は以前よりハイリターン寄りの顔も見せています

分布を見ると、5〜8.9%帯が全84件中65件で中心です。
その一方で、9.0〜10.9%が16件、11.0%以上が3件あり、足元では高利回りの案件もかなり増えています。
つまり利回り不動産は、もともとの中リスク中リターン寄りの印象に加えて、最近はハイリスク・ハイリターン案件も織り込むサービスとして見た方がズレにくいです。
運用期間の傾向
ポイント
・7〜12ヶ月が54件で中心、半年以内も25件あります
・13ヶ月以上は5件だけで、長期拘束型は多くありません
・短中期で回しやすい一方、短いぶん出口の成否が利回りに直結しやすいです

運用期間は7〜12ヶ月が54件で中心、6ヶ月以内も25件あります。
比較的資金拘束が読みやすいのは魅力ですが、短期で回す案件ほど売却・借換・再募集などの出口が崩れたときに計画が伸びやすいので、短いから安全とは見ない方がよいです。
管理人ならこう見る
ポイント
・最近は高利回り案件や「利回りプラス」案件が増えており、以前よりも攻めた印象です
・その反面、案件説明は比較的丁寧で、遅延時の説明も公開で追いやすい部類です
・高利回りだけで飛びつくより、出口とアップサイド条件をセットで見るサービスだと考えています
利回り不動産は、最近の案件を見ると「高利回り」「利回りプラス」「短中期で回す」という顔が以前より濃くなっています。
一方で、ハイリスク寄りのサービス群の中では、案件説明や遅延時の情報開示が比較的丁寧で、投資家が確認材料を集めやすい印象です。
管理人目線では、高い利回りをそのまま魅力と見るより、アップサイド配当の条件、売却想定、マスターリースの条項、遅延時の説明姿勢まで見て初めて評価できるサービスだと考えています。
利回り不動産のキャンペーン情報
利回り不動産のキャンペーン情報
現在キャンペーン開催なしです。
何かあればここに記載します。
利回り不動産
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口座開設(登録)〜投資までの流れ
ここは「やり方」だけでなく、つまずきやすいポイントもセットで書きます。初めての方ほど、先に知っておくとラクです。
STEP1:無料会員登録(メール・基本情報)
- 登録メールが迷惑フォルダに入ることがあるので注意
- 投資は元本保証ではない点をここで再確認
STEP2:本人確認(eKYC/書類アップロード)
- スマホで撮影する場合は「反射」「ピンボケ」に注意
- 審査完了までの時間は混雑で変動し得る
STEP3:入金(出資の原資を準備)
- 振込手数料・出金手数料は利用銀行や条件で変わるため、公式案内で確認
- 先着/抽選の場合は「投資できない」こともあるので、資金を寝かせすぎない
STEP4:ファンド選択→応募(先着/抽選は案件ごと)
- 優先劣後%、分配原資(賃料/売却)、出口条件を必ず確認
- マスターリースがあるなら、解約条項・賃料改定・免責を確認
- 延長条項(上限・条件)を確認
STEP5:契約→運用開始→分配→償還
- 分配スケジュール(毎月/満期など)を確認
- 運用報告の頻度と内容(何が開示されるか)を確認
- 償還時の入金タイミング・出金手続きはFAQで確認
最後にもう一度。出資の判断は、必ず契約成立前書面/重要事項説明書の条件を読んでからにしてください。
よくある質問(FAQ)
Q:最低いくらから出資できますか?
A:公式の案内では「一口10,000円程度から」の少額投資が可能とされています。ファンドにより条件(上限口数など)が異なるため、募集要項で確認してください。
Q:会員登録や投資申込に費用はかかりますか?
A:公式FAQでは、会員登録(入会金・年会費)および投資申込に費用はかからないと案内されています。なお、投資商品ごとの運用報酬などは各ファンドの「契約成立前書面」に記載があります。
Q:入金手数料(振込手数料)はかかりますか?
A:公式FAQでは、GMOあおぞらネット銀行同士での振込は無料とされています。その他の金融機関からの入金は、利用する銀行の振込手数料がかかります(銀行側の条件に依存)。
Q:出金手数料はいくらですか?
A:公式FAQでは、GMOあおぞらネット銀行への出金は手数料無料、それ以外の金融機関への出金は一律143円と案内されています(出金時に預かり金から差し引かれます)。
Q:出金はどうやって行いますか?反映までどのくらいかかりますか?
A:公式FAQでは、マイページから出金申請を行う方式と案内されています。出金申請後は、申請日を含まない3営業日以内に手続きされるとされています(混雑等で前後する可能性はあります)。
Q:分配金や償還金はどこに入金されますか?
A:公式案内では、分配金および償還金は「預かり金口座」に入金されるとされています。預かり金は次の投資に使うことも、出金申請して銀行口座へ振り込むこともできます。
Q:投資申込を解約(キャンセル)できますか?クーリングオフはありますか?
A:公式FAQでは、契約成立前書面の交付日を含め8日以内であれば、クーリングオフができると案内されています。
Q:償還が遅れる(運用期間が延長される)ことはありますか?
A:公式FAQでは、物件の売却タイミング等により運用期間が延長または短縮される可能性があると案内されています。変更がある場合は、投資家に通知するとされています。
Q:想定利回りは確定ですか?元本保証ですか?
A:公式案内では、投資商品は元本保証ではなく、投資である以上元本割れの可能性があるとされています。想定利回りも確定ではなく、運用状況等により変動し得ます。最終的な条件は各ファンドの契約書面で確認してください。
Q:税金はどうなりますか?確定申告は必要ですか?
A:公式案内では、分配金は雑所得として扱われ、分配時に20.42%の源泉徴収が行われるとされています。確定申告の要否は個別状況で異なりますが、会社員等で給与以外の所得(雑所得など)が年間20万円を超える場合は確定申告が必要になる旨の案内があります。詳細は税理士・税務署等へ確認してください。
Q:支払調書(年間取引報告の資料)は発行されますか?
A:公式FAQでは、支払調書をマイページからダウンロードでき、毎年1月末から2月初旬頃に発行予定と案内されています(時期は前後する可能性があります)。
Q:運営会社が倒産したらどうなりますか?
A:公式FAQでは、投資である以上、運営会社が倒産した場合は出資金の元本が毀損する可能性がある旨の案内があります。また、契約成立前書面には運営会社の決算資料が記載されているため、確認してほしいとされています。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
「投資したいけれど、ファンド情報を毎日チェックするのは大変…」
そんな声に応えて作ったのが、利回りカレンダーです。
これは、複数の不動産クラウドファンディング・デジタル証券サービスの情報をGoogleカレンダーに自動反映させたツールです。
【利回りカレンダー】
簡単に導入できる一括管理+自動更新のファンド情報アプリ!
ポイント
・クラウドファンディングやソーシャルレンディングなどの貸付投資系の「年利・投資期間・先着抽選募集の有無」が1目でわかる。
・googleカレンダーに登録するだけで設定完了(自動更新)
・誰でも簡単に複数社のファンドを把握できる
まとめ
利回り不動産は、最近の案件を見ると「高利回り」「利回りプラス」「短中期で回しやすい」という魅力がかなり強くなっています。
その一方で、出口依存、延長、マスターリース、関連当事者、運営会社の資金循環など、確認すべき論点もはっきりしているサービスです。
- 案件傾向:以前よりハイリターン寄りの案件が増え、「利回りプラス」型も出てきている
- 見るべき条件:優先劣後%/分配原資(賃料/売却)/出口条件/延長条項/マスターリース条項
- 会社側:決算では第11期で利益改善が見える一方、B/Sは匿名組合出資金が大きく“資金循環”の確認が重要
- 良さとして見たい点:高利回り寄りの中では案件説明や公開レポートが比較的丁寧で、確認材料を集めやすい
管理人なら、高利回りだけで飛びつくのではなく、アップサイド配当の条件、出口の確度、マスターリースの条項、延長時の説明姿勢まで確認してから判断します。
最後はいつも同じ結論になります。出資するかどうかは、契約成立前書面/重要事項説明書で条件を確認してから判断してください。
出典・参考
- 利回り不動産 公式サイト
- 株式会社ワイズホールディングス 公式サイト
- キャンペーン情報(内部):https://j-life-consultation.com/rimawari-fudousan-campaign/6669/
- ワイズコイン解説(内部):https://j-life-consultation.com/rimawari-fudousan-wise-coin/18670/
- マスターリース解説(内部):https://j-life-consultation.com/real-estate-crowdfunding-master-lease/35793/
- 出口戦略解説(内部):https://j-life-consultation.com/real-estate-crowdfunding-exit-strategy/37008/
- 利回りカレンダー(内部):https://j-life-consultation.com/rimawari-calendar/5632/








