- OwnersBook(オーナーズブック)は怪しい?評判・元本割れ実績と「担保型ソシャレン」としてのリスクを解説
- 結論:OwnersBookは「担保付きで一定の守りを取りつつ、5%前後に見合うリスクを取りたい人」向け
- OwnersBookとは(基本スペック)
- OwnersBookの仕組み(貸付型 / エクイティ型)
- OwnersBookのメリット
- OwnersBookのデメリット
- OwnersBookは怪しい?危ない?と言われる理由をどう整理するか
- OwnersBookの口コミ・評判の読み方
- 運営会社とグループの本業
- 決算 / 財務レポートから見えること
- OwnersBookの案件実績はどう見るべきか
- 利回り5%前後は何の対価か?
- 口座開設〜投資の流れ
- よくある質問(FAQ)
- 利回りカレンダーと関連記事
- まとめ
OwnersBook(オーナーズブック)は怪しい?評判・元本割れ実績と「担保型ソシャレン」としてのリスクを解説
※本記事にはPRを含む場合があります。
※不動産クラウドファンディングは元本保証ではありません。想定利回りは確定ではなく、元本割れの可能性があります。
投資判断はご自身の責任で、必ず各案件の「契約成立前書面」「重要事項説明書」等をご確認ください。
税務(確定申告の要否等)は個別事情で異なるため、税理士・税務署等でご確認ください。
OwnersBook(オーナーズブック)は怪しいのか、評判はどうなのか。
2026年3月13日時点の公式サイト・FAQ・お知らせ・運営会社グループのIRを確認し、案件構造、元本毀損リスク、運営会社の本業から投資家目線で整理します。
結論から言うと、OwnersBookは「絶対安全寄りのサービス」ではなく、不動産担保で一定の下支えを取りつつ、利回り5%前後に見合うリスクを取る“担保型ソーシャルレンディング寄り”のサービスです。
そのため、担保が付いているかだけで判断するのではなく、担保順位、LTV、返済原資、期限前償還、担保処分に時間がかかる可能性まで見て使うサービスだと考えています。
この記事でわかること
結論:OwnersBookはどんな人に向く?
直近ファンド情報
OwnersBookとは(基本スペック)
仕組み(貸付型 / エクイティ型)
OwnersBookのメリット
OwnersBookのデメリット
怪しい?危ない?と言われる理由をどう整理するか
口コミ・評判の読み方
運営会社とグループの本業
決算 / 財務レポートから見えること
案件実績の見方
利回り5%前後は何の対価か
口座開設〜投資の流れ
よくある質問(FAQ)
利回りカレンダーと関連記事
まとめ
結論:OwnersBookは「担保付きで一定の守りを取りつつ、5%前後に見合うリスクを取りたい人」向け
結論から言うと、OwnersBookは「とにかく低リスクの置き場」ではなく、「担保・LTV・案件審査で一定の守りを作りながら、5%前後の利回りを取りにいくサービス」として見るのが自然です。
公式トップで確認できる直近の貸付型案件は、予定利回り5.0%〜5.1%、予定運用期間13〜19ヶ月の案件が並んでいました。
この水準は、単に担保があるから安心という話ではなく、不動産価格、借り手の返済、借換や売却の進み方、回収までの時間に対して投資家が一定のリスクを引き受けていることの裏返しです。
つまり、OwnersBookは「担保で一定の下支えを作りつつ、その分だけリスクを取りにいく」側だと考える方が実態に近いです。
- 向いている人:担保付き案件を重視したい人、LTVや担保順位まで見たい人、不動産担保ローン型のソシャレンを理解して投資したい人
- やや向いていない人:元本保証に近い感覚で置きたい人、年利7〜10%台中心で回したい人、いつでも自由に換金したい人
- 投資前に必ず見たいこと:担保順位、LTV、シニア/メザのどちらか、予定運用期間、先行投資枠の有無、キャンセル待ちかどうか、クーリング・オフの対象か
個人的な見方としては、OwnersBookは「絶対安全型」ではありません。
一方で、担保・LTV・不動産人材の厚さが見えやすいので、無担保・高利回りのソシャレンよりは検討しやすいです。
言い換えると、担保付きで比較的見やすいが、担保があるから放置でよいわけでもないという中間帯です。
この位置づけをどう評価するかが、OwnersBookの好き嫌いを分けるポイントだと思っています。
更新日:2026/03/13
直近ファンド情報
両国レジデンス用地案件
・予定利回り5.1%
・予定運用期間19ヶ月
・先着方式
・キャンセル待ち募集中
武蔵小山レジデンス用地案件
・予定利回り5.1%
・予定運用期間19ヶ月
・株主優待 / 先行投資 / 全投資家枠あり
・キャンセル待ち募集中
〜ワンポイント〜
2026年3月13日時点の公式トップでは、直近の貸付型案件はいずれも5.0%〜5.1%帯で、申込総額は募集額の104%〜110%に達していました。
つまり、OwnersBookは「利回りで勝つ」よりも、担保付きで比較的堅めに見える案件へ資金が集まるサービスと考える方が実態に近いです。
反面、人気案件ほど取りづらく、一般投資家枠より株主優待枠や先行投資枠が先に進むケースもあるため、口座開設だけしてもすぐ投資できるとは限りません。
OwnersBookとは(基本スペック)

| サービス名 | OwnersBook(オーナーズブック) |
| 運営会社 | ロードスターインベストメンツ株式会社 |
| 親会社 | ロードスターキャピタル株式会社(東証プライム上場、証券コード3482) |
| サービス開始 | 2014年9月 |
| 主な案件タイプ | 貸付型 / エクイティ型 |
| 貸付型の最低投資額 | 1万円から |
| 貸付型の特徴 | 全案件不動産担保付き / LTV80%以下を基準 / 社内外の専門家によるダブルチェック |
| 貸付型実績 | 累計投資額73,999,210,000円 / 投資実行済408件 / 償還済364件 / 返済遅延1件 / 元本割れ0件 2026年3月13日時点 |
| エクイティ型実績 | 累計投資額1,368,400,000円 / 投資実行済3件 / 償還済2件 / 元本割れ0件 2026年2月18日時点 |
| 公式サイト | OwnersBook公式サイト |
OwnersBookは、国内初の不動産特化型クラウドファンディングとして2014年に始まったサービスです。
現在は、貸付型とエクイティ型の2つを扱っていますが、検索需要の中心になっているのはやはり貸付型です。
実際、公式トップでもまず強く訴求しているのは、
- 全案件不動産担保付き
- LTV80%以下を基準
- 不動産鑑定士を含む社内外の専門家によるダブルチェック
の3点です。
この3点からわかるのは、OwnersBookが「まず利回り」ではなく、「まず守りの構造」で選ばれようとしているサービスだということです。
OwnersBookの仕組み(貸付型 / エクイティ型)
OwnersBookを理解するうえで重要なのは、「不動産に投資する」と一言で言っても、貸付型とエクイティ型では分配原資もリスクの見方も違うことです。
貸付型は「不動産を担保に企業へ融資する」タイプ
貸付型では、クラウドファンディングで集めた資金を、お金を借りたい企業に対して不動産等を担保に融資します。
投資家が受け取るのは、融資に対する利息と元本返還です。
つまり、直接不動産の賃料を取りに行くというより、「担保付き貸付」の信用リスクに投資するイメージです。

このタイプでは、投資判断で特に見たいのは次の5つです。
- 担保の内容と順位
- LTVがどの程度か
- シニアローンか、より劣後する立場か
- 借り手の信用状況
- 運用期間と回収シナリオ
特にLTVについては、LTV80%の担保は本当に安全かという別記事でも触れている通り、「80%以下だから安心」ではなく、「その不動産をどの価格で、どの前提で評価しているか」まで見たいです。
また、公式案件ページでは「シニアローン」と明記される案件もありました。
この点は、単なる担保付きより一歩踏み込んで、回収順位まで見られるという意味で重要です。
エクイティ型は「賃料や売却益」を取りに行くタイプ
エクイティ型では、SPC等を経由して不動産信託受益権や出資持分を取得し、賃料収入や売却益を配当原資とします。
こちらは貸付型よりも、物件そのものの収益力や出口価格の影響を受けやすいです。
最低投資額は案件個別設定で、OwnersBookのエクイティ型第1号案件は50万円からでした。
つまりOwnersBookは、貸付型で守りを見やすくする設計と、エクイティ型で物件情報を吟味しやすくする設計の2本立てです。
まず評判や怪しさを確認したい人は、検索意図的にも実務的にも、貸付型から理解するのが先で問題ありません。
OwnersBookのメリット
特徴(メリット)
・貸付型は全案件不動産担保付き
・LTV80%以下を基準にしている
・案件によってはシニアローンで回収順位も見やすい
・不動産鑑定士を含む専門人材が厚い
・上場企業グループが運営している
・累計実績が長く、元本割れ0件・返済遅延1件と公開されている
・クーリング・オフ導入で申込後の柔軟性が少し改善した
貸付型は全案件不動産担保付きで、守りの説明がわかりやすい
OwnersBook最大のわかりやすい強みは、貸付型が全案件不動産担保付きであることです。
もちろん、担保があるから絶対安全という意味ではありません。
ただ、ソシャレン・貸付型クラファンでは「何を拠り所に守るのか」が見えにくいサービスもあります。
その点、OwnersBookは担保、LTV、審査体制が最初から前面に出ているので、投資家が判断しやすいです。
不動産鑑定士を含む人材の厚さが見える
OwnersBookは、公式トップや主要メンバー紹介で、不動産鑑定士、宅地建物取引士、公認会計士、不動産ファイナンス経験者がグループに複数在籍していることを出しています。
例えば、ロードスターインベストメンツの久保社長は不動産鑑定士・MAI・CCIM・MBAなどの資格を持ち、岩野社長も不動産鑑定士・宅建士です。
ここは単なる肩書きではなく、担保評価・案件審査・出口判断に専門人材が絡みやすいという意味で、かなり大きいです。
上場企業グループが運営し、本業も不動産投資ど真ん中
親会社のロードスターキャピタルは、2012年創業、2017年上場の東証プライム企業です。
しかも本業は、東京の中規模不動産を自己資金で取得・運用・売却するコーポレートファンディング事業、機関投資家向けのアセットマネジメント事業、クラウドファンディング事業の3本柱です。
つまり、OwnersBookは「クラファンだけの会社」ではなく、不動産投資の本業を持つグループの一部として見るのが正確です。
実績の読みやすさがある
2026年3月13日時点の貸付型実績は、投資実行済408件、償還済364件、返済遅延1件、元本割れ0件です。
この数字自体が将来の安全を保証するわけではありません。
ただ、少なくとも「何件やって、何件遅れ、何件元本割れしたか」を投資家が追える状態なのは評価しやすいです。
2025年から貸付型のクーリング・オフ制度が導入された
2025年3月18日から、貸付型案件でも投資応募日を含む8日以内ならクーリング・オフ制度を利用可能になりました。
以前は申込後のキャンセルを受け付けない運用だったので、これは地味ですが大きい改善です。
人気案件の取りづらさは残るものの、申込後の自由度は以前より少し高くなったと見てよいです。
OwnersBookのデメリット
デメリット
・足元の利回りは5%前後で、そのぶん相応の不動産・借り手リスクを取っている
・人気案件は申込総額が募集額を超えやすく、取りづらい
・株主優待枠 / 先行投資枠のある案件では一般投資家が不利に感じやすい
・元本保証ではない
・払戻時の手数料や資金拘束もある
利回りだけで見ると、かなり控えめ
OwnersBookの直近案件を見ると、年利は5.0%〜5.1%帯が並んでいます。
これは担保付き・LTV管理・上場企業グループの安心感を評価する人には納得感がありますが、その分だけ明確に不動産・借り手・出口のリスクを取っているとも言えます。
一方で、利回り7〜10%台を見慣れている人にはかなり物足りないはずです。
なので、OwnersBookは「絶対安全型」でも「高利回り型」でもなく、その中間と認識しておく方がズレません。
人気案件はかなり取りづらい
公式トップの直近案件でも、申込総額が募集額の104%〜110%に達していました。
つまり、条件の良い案件は普通に競争になります。
しかも、株主優待枠や先行投資枠が設定される案件もあるので、一般投資家は「良い案件ほど実は取りづらい」と感じやすいです。
この点は、評判が良い一方で不満も出やすいポイントです。
元本保証ではなく、担保があっても損失はあり得る
公式FAQでも、OwnersBookが扱うのは投資案件であり、元本が100%保証されているものではないと明記されています。
特にリスクとしては、借入人の財務悪化、営業者や募集取扱業者の信用リスク、担保不動産リスク、流動性の低さなどが挙げられています。
「全案件担保付き」という言葉だけで安全だと考えるのは危険です。
払戻手数料と資金拘束は地味に効く
公式FAQでは、投資口座残高を払戻する際、330円(税込)の手数料がかかると案内されています。株主優待会員とプラチナ会員は無料ですが、通常会員ならここはコストです。
また、クーリング・オフ期間を過ぎれば、基本的には満期・償還まで待つ前提です。
短期の資金置き場というより、拘束されても困らない資金で使うサービスです。
OwnersBookは怪しい?危ない?と言われる理由をどう整理するか
結論から言うと、OwnersBookが「怪しいサービスだから」検索されているというより、投資商品として確認ポイントが多く、慎重に見たい人が多いからという理解が近いです。
- 担保付きでも元本保証ではない
- 貸付型とエクイティ型でリスクの質が違う
- 人気案件は取りづらく、株主優待枠もある
- 返済遅延1件という実績はある
- 利回りが低いので「この条件で本当に入るべきか」を考えやすい
特に重要なのは、元本割れ0件と将来も安全は別だということです。
また、返済遅延1件という実績がある以上、「絶対に遅れないプラットフォーム」でもありません。
ただし、それを踏まえても、OwnersBookは担保・LTV・運営人材・グループ本業が比較的見えやすいので、「怪しい」より「どのリスクを取って5%を狙っているかを確認しやすい投資商品」と整理するのが実態に合っています。
投資前には、サービス名だけで判断するのではなく、
- 1)貸付型かエクイティ型か
- 2)担保とLTVはどうか
- 3)誰に貸すのか、何を保有するのか
- 4)運用期間と出口シナリオはどうか
- 5)一般投資家として実際に投資できる枠があるか
を確認するのが王道です。
この確認手順に落とせるなら、OwnersBookを必要以上に怖がる必要はありません。
OwnersBookの口コミ・評判の読み方
評判が割れやすいポイント
・ポジティブに見られやすいのは「担保付き」「上場企業グループ」「実績の長さ」
・慎重派が気にするのは「利回りが低い」「人気案件が取りづらい」「元本保証ではない」
・結局は口コミよりも案件条件と契約書面の確認が重要
ポジティブに見られやすいポイント
OwnersBookの評判でプラスに見られやすいのは、全案件担保付き、上場企業100%子会社運営、長期の貸付型実績です。
これは実際、初心者が「まずどこなら触りやすいか」を考える時に、かなり大きな材料です。
慎重派が気にしやすいポイント
一方で、慎重派が気にしやすいのは、利回りが控えめ、良い案件ほど取りづらい、先行投資枠や株主優待枠がある、返済遅延1件という実績があるといった点です。
つまり、評判が二極化するというより、何を重視するかで評価が変わりやすいサービスです。
口コミを見る時の基本姿勢
個人的には、口コミは不安点を拾うための材料として使い、最後は案件概要・担保・LTV・書面で確認するのが一番ズレません。
OwnersBookは特に、「安心そう」という評判だけで入るのも、「怪しいかも」で切るのもどちらも雑で、実際は案件ごとの確認がものを言うタイプです。
運営会社とグループの本業
| 会社 | 役割 | 確認ポイント |
| ロードスターインベストメンツ株式会社 | OwnersBookの運営会社 | 2019年8月30日設立 / 関東財務局長(金商)第3260号 / 宅建業 / 総合不動産投資顧問業 |
| ロードスターファンディング株式会社 | 貸付型案件の貸付実行・債権管理 | 貸金業者登録 / 2014年5月26日設立 |
| ロードスターキャピタル株式会社 | 親会社 | 2012年創業 / 東証プライム上場 / コーポレートファンディング事業が本業 |
OwnersBookを強く評価しやすい理由は、運営会社グループの本業が不動産投資ど真ん中にあることです。
ロードスターキャピタルのFAQでは、グループの柱を次の3つと説明しています。
- コーポレートファンディング事業:自己資金で東京の不動産を取得・運用・売却し、賃料と売却益を取る
- アセットマネジメント事業:機関投資家向けに不動産投資サービスを提供し、手数料を得る
- クラウドファンディング事業:OwnersBookを通じて個人の少額投資を受け付け、資金需要者やSPCから手数料を得る
重要なのは、OwnersBookが単独の集客装置ではなく、グループ全体の資金調達・不動産投資の一部として位置づいていることです。
これは投資家にとって、案件発掘力、資金調達力、担保評価力がクラファン単体より厚くなりやすい、という意味があります。
主要メンバーの経歴も不動産金融色が強い
公式の主要メンバー紹介を見ると、一般財団法人日本不動産研究所、ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン、ノンバンクや不動産ファイナンス出身者が並びます。
これは、単なる「不動産会社」よりも、不動産評価・不動産金融・債権管理に寄った人材構成です。
貸付型案件でここが厚いのは、かなり相性が良いです。
決算 / 財務レポートから見えること
ポイント
・親会社ロードスターキャピタルは2025年12月期まで売上・利益とも拡大基調
・2021年→2025年で売上高は179.2億円→446.33億円、経常利益は53.27億円→122.39億円
・OwnersBook単体ではなく、グループ全体の財務体力を見るのが実務的
| 年度 | 売上高 | 経常利益 | 純資産 | 総資産 |
| 2021年12月期 | 179.20億円 | 53.27億円 | 108.47億円 | 569.83億円 |
| 2022年12月期 | 236.37億円 | 72.30億円 | 147.69億円 | 657.04億円 |
| 2023年12月期 | 287.26億円 | 74.56億円 | 192.93億円 | 754.73億円 |
| 2024年12月期 | 344.21億円 | 106.99億円 | 256.42億円 | 1,074.03億円 |
| 2025年12月期 | 446.33億円 | 122.39億円 | 329.43億円 | 1,240.68億円 |
ロードスターキャピタルの公式FAQでは、2012年創業以来、売上・利益とも着実に成長し、13期連続の増収増益を達成と説明しています。
業績ハイライトでも、2025年12月期は売上高446.33億円、経常利益122.39億円、純資産329.43億円、総資産1,240.68億円でした。
この数字だけでOwnersBookの安全性を断定することはできませんが、「グループの本業が拡大しているか」「資本が薄くないか」を見るうえでは十分にプラス材料です。
特にOwnersBookのような貸付型では、案件単体の担保と同じくらい、運営側が不動産・金融・法務・資金調達を回せる組織かも重要です。
その意味で、親会社の本業と財務が伸びていることは、投資家の安心材料の1つになります。
OwnersBookの案件実績はどう見るべきか
ポイント
・貸付型は償還済364件、返済遅延1件、元本割れ0件
・平均予定運用期間20.9ヶ月に対して、平均確定運用期間11.0ヶ月
・この差は「期限前償還が多い」ことを示し、回転率にはプラスだが、再投資先がなければ利回り体感は下がる
OwnersBookの貸付型実績で、投資家目線で一番面白いのは、平均予定運用期間20.9ヶ月に対して、平均確定運用期間が11.0ヶ月という点です。
償還済364件のうち、期限前償還済案件が316件ですから、かなり多くの案件が予定より早く返ってきています。
これは一見良さそうに見えますが、見方は2つあります。
- 良い面:資金が想定より早く戻るので、元本拘束が短く済みやすい
- 注意点:早く戻った資金を再投資できなければ、年利表示の印象ほど資金効率が上がらない
つまり、OwnersBookの実績を見るときは、元本割れ0件だけを見るのではなく、「どれだけ早く返ってきて、その後どこに再投資できるか」まで含めて考えると、より実務的です。
また、返済遅延1件という事実も重要です。
「遅延ゼロ神話」で見るのではなく、実績が積み上がる中で、どこまで管理できているかを見る対象として捉えた方がよいです。
利回り5%前後は何の対価か?
結論
・OwnersBookは「担保付きだから安全」ではなく、5%前後の利回りに対して引き受けるリスクがはっきりあるサービスです
・特に見るべきなのは、担保順位、LTV、返済原資、期限前償還、担保処分に時間がかかる可能性です
・実績だけで安心するより、「どの条件なら入るか」を自分の中で決めておく方が投資家実務では重要です
OwnersBookの5%前後は、単に「人気だから付いている利回り」ではありません。
投資家は、不動産担保があるとはいえ、担保評価のブレ、借り手の返済遅延、売却や借換の不成立、回収まで時間がかかるリスクを引き受けています。
その意味で、OwnersBookは「担保付きで比較的見やすいが、しっかり案件精査が必要な貸付投資」です。
特に見たいのは、担保順位とLTVです。
同じLTV80%以下でも、第一順位抵当なのか、他の借入が先にあるのかで、回収のしやすさはかなり変わります。
また、返済原資が売却なのか、借換なのか、事業進捗後の回収なのかでも、想定している出口の難しさは変わります。
このあたりが曖昧な案件ほど、5%前後でも強気に見えることがあります。
もう1つ重要なのが、期限前償還の多さです。
OwnersBookは平均予定運用期間20.9ヶ月に対して平均確定運用期間11.0ヶ月なので、想定より早く返ってくるケースがかなり多いです。
これは資金拘束が短くなる点ではプラスですが、次の投資先がないと複利で回りにくいという意味では、見た目の予定利回りどおりの体感にならないこともあります。
投資家としては、「償還が早い = 常に良い」ではなく、再投資先まで含めて利回りを考える方が実務的です。
- 担保順位:第一順位なのか、先順位借入があるのか
- LTV:80%以下でも、出口価格が崩れた時にどこまで吸収できるか
- 返済原資:売却、借換、開発完了後の回収など、どの前提で返すのか
- 運用期間と期限前償還:想定より早く返る可能性と、再投資先の有無
- 投資機会の取りやすさ:先行投資枠や株主優待枠が一般枠より先に進むか
管理人ならこう判断する
・検討しやすい案件:第一順位担保、LTVに十分な余裕がある、返済原資が比較的明確、運用期間と利回りのバランスに納得できる案件
・見送り寄りの案件:返済原資が曖昧、担保順位が弱い、LTVが高めで出口耐性が薄い、先行枠ばかりで一般投資家が実質参加しづらい案件
個人的には、「担保付きだから入る」ではなく、「この条件なら入れる」まで言語化してから申し込むのが一番事故りにくいと思っています。
逆に、返済原資がはっきりしない案件や、担保の守りが数字で読み取りにくい案件は、5%前後でも無理に追わなくてよいです。
OwnersBookは案件数が極端に多いサービスではないので、無理に全部取りにいくより、条件が噛み合う案件だけ選ぶ方が満足度は上がりやすいです。
口座開設〜投資の流れ
OwnersBookの流れ自体は難しくありません。
ただし、人気案件で投資枠を取れるかどうかは別問題なので、実務上は「登録完了までの準備」と「案件公開後の動き方」が重要です。
STEP1:無料会員登録
まずメールアドレス登録から進めます。個人会員と法人会員の選択があります。
公式では、携帯キャリアメール以外での登録を推奨しています。
STEP2:本人確認・口座設定
本人確認と出金口座の設定を済ませます。
ここを終えていないと、せっかく案件が出てもすぐ動けません。
OwnersBookは人気案件ほど早く埋まりやすいので、「案件が出てから登録」では遅いと考えておいた方がよいです。
STEP3:入金して案件を確認
入金後、案件ごとの募集方式、担保、LTV、運用期間、先行投資枠の有無を確認します。
家族名義や別名義での入金は反映されないとFAQにあるので、必ず本人名義で動く必要があります。
STEP4:投資応募 → 必要ならクーリング・オフ
貸付型では、投資応募日を含む8日以内であればクーリング・オフ制度を使えます。
ただし、8日を超えるとキャンセルできません。
人気案件ほど急いで申し込みがちですが、申し込み後に確認し直せる期間があるのは改善点です。
STEP5:運用 → 償還 → 必要なら払戻
運用終了後は償還され、投資口座残高として戻ります。
払戻依頼をする場合は、FAQ上330円(税込)の手数料がかかります。株主優待会員とプラチナ会員は無料です。
再投資前提か、出金前提かで体感リターンは結構変わります。
よくある質問(FAQ)
Q1. OwnersBookは元本保証ですか?
A. 元本保証ではありません。
公式FAQでも、担保不動産の価格下落や滅失・毀損などで損失が出る可能性があると案内されています。
Q2. 投資応募後にキャンセルできますか?
A. 貸付型案件では、投資応募日を含む8日以内ならクーリング・オフ制度が利用できます。
8日を超えるとキャンセルできません。
Q3. 出金手数料はかかりますか?
A. かかります。
公式FAQでは、払戻依頼時に330円(税込)の手数料がかかると案内されています。株主優待会員とプラチナ会員は無料です。
Q4. OwnersBookはどんな人に向いていますか?
A. 担保、LTV、運営会社の本業など、守りの根拠を見ながら投資したい人に向いています。
一方で、高利回り重視や機動性重視の人には少し合いにくいです。
Q5. OwnersBookで一番見るべき案件条件は何ですか?
A. 個人的には、担保順位、LTV、返済原資の3つが最優先です。
そのうえで、予定運用期間、期限前償還の可能性、先行投資枠の有無まで見ます。
OwnersBookは担保付きで見やすい反面、担保があるから自動的に安全という商品ではないので、何で返す案件なのかを先に確認したいです。
Q6. Funds、CAPIMA、AGクラウドファンディングと比べるとどうですか?
A. OwnersBookは、不動産担保・LTV・運営会社の不動産専門性を見ながら入る、担保型ソシャレン寄りのサービスです。
Fundsは固定利回り型で企業信用を見やすく、より低リスク寄りの置き場を探す人に向きます。
CAPIMAは同じく担保型案件を見られますが、案件ごとの個性や不動産担保ファンド色をより強く感じやすいです。
AGクラウドファンディングは、アイフルファンドのような堅め商品と不動産担保ローンファンドの利回り商品で性格が分かれています。
その中でOwnersBookは、担保付きで比較的見やすい一方、5%前後の利回りに対して不動産・借り手・出口のリスクをしっかり取るサービスとして整理するのが実務的です。
利回りカレンダーと関連記事
OwnersBookを検討するなら、募集タイミングの把握、キャンペーン有無の確認、担保や出口の勉強をセットで見ると判断しやすいです。
- 利回りカレンダーの使い方
募集開始やキャンセル待ちを追うなら、まずここです。 - 不動産クラファンのキャンペーン一覧
登録前に特典の有無を確認したい人向けです。 - LTV80%の担保をどう見るか
OwnersBookの担保評価を読むうえで、そのまま役立つ勉強記事です。 - Exit戦略(出口)とは?
返済原資や売却前提の難しさを整理したい人向けです。
まとめ
OwnersBookは、担保付き、LTV80%以下、上場企業グループの不動産本業という3点で見ると、かなり納得感のあるサービスです。
一方で、利回り5%前後に見合う不動産・借り手・出口のリスクを取っているサービスでもあります。
なので、
- 担保で一定の守りを作りつつ5%前後を狙うなら有力候補
- 元本保証に近い感覚で置きたいなら、別の低リスク商品も含めて比較
- 最終判断は案件ごとの担保・LTV・期間・書面で行う
という見方が一番ブレません。
個人的には、OwnersBookは「安全だから入る」でも「怪しいからやめる」でもなく、担保型ソシャレンとしてどのリスクを取っているかを理解して使うサービスだと思っています。
出典・参考
・OwnersBook公式トップ:https://www.ownersbook.jp/
・OwnersBook 会社紹介:https://www.ownersbook.jp/about/index/
・OwnersBook 主要メンバー紹介:https://www.ownersbook.jp/about/staff
・OwnersBook FAQ「OwnersBookにはどんなリスクがありますか?」:https://www.ownersbook.jp/faq/detail/59
・OwnersBook FAQ「OwnersBookに入金した金額は返金して頂けるのでしょうか?」:https://www.ownersbook.jp/faq/detail/56/
・OwnersBook FAQ「投資応募のキャンセル申込について」:https://www.ownersbook.jp/faq/detail/729/
・OwnersBook お知らせ「貸付型案件における『クーリング・オフ制度』導入のお知らせ」:https://www.ownersbook.jp/press/detail/313
・ロードスターキャピタル FAQ:https://www.loadstarcapital.com/ja/company/faq.html
・ロードスターキャピタル 業績ハイライト:https://www.loadstarcapital.com/ja/ir/highlight.html



