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えんPocketは、えんfundingが2026年9月29日にリニューアルした不動産クラウドファンディングです。
1口1万円から不動産に投資し、年4回の分配金を受け取れます。
SOLS WALLETやi-Bondと同じく、えんPocketも運用の途中で換金を申し込めます。
ただし、申し込む時期によっては、それまで投資していても、次の分配金を受け取れない場合があります。
分配金を受け取る人を決める日を「分配金確定日」といいます。
この日より前に換金を申し込むと、原則として次の分配金を受け取れません。
確定日を迎えてから申し込んだ場合は、その日に確定した分配金を受け取れます。
この記事でわかること
・結論:えんPocketは「分配を受け取りながら、換金の選択肢も持ちたい人」向け
・えんPocketとは?基本情報と運用の仕組み
・SOLS WALLET・i-Bondとの違い|分配・換金・運営会社を比較
・えんPocketの仕組み|分配金と換金の流れ
・えんPocketの特徴(メリット)
・えんPocketのデメリット(注意点)
・えんPocketは怪しい?旧えんfundingとの関係
・えんPocketの口コミ・評判
・運営会社えんホールディングスの会社概要・信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・えんホールディングスの決算・財務レポート
・えんPocketの実績|旧えんfundingと分けて見る
・えんPocketのキャンペーン情報
・えんPocketの登録〜出資・買取請求までの流れ
・えんPocketのFAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ|少額から始めて、年4回の分配を受け取りたい人向け
・出典・参考
- 結論:えんPocketは「分配を受け取りながら、換金の選択肢も持ちたい人」向け
- えんPocketとは?基本情報と運用の仕組み
- SOLS WALLET・i-Bondとの違い|分配・換金・運営会社を比較
- えんPocketの仕組み|分配金と換金の流れ
- えんPocketの特徴(メリット)
- えんPocketのデメリット(注意点)
- えんPocketは怪しい?旧えんfundingとの関係
- えんPocketの口コミ・評判
- 運営会社えんホールディングスの会社概要・信頼性
- 運営会社の「本業」を分解する
- えんホールディングスの決算・財務レポート
- えんPocketの実績|旧えんfundingと分けて見る
- えんPocketのキャンペーン情報
- えんPocketの登録〜出資・買取請求までの流れ
- えんPocketのFAQ
- 利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
- まとめ|少額から始めて、年4回の分配を受け取りたい人向け
- 出典・参考
結論:えんPocketは「分配を受け取りながら、換金の選択肢も持ちたい人」向け
結論のポイント
・1万円から投資できる
・分配金は年4回
・運用の途中で換金を申し込める
えんPocketが合いやすいのは、年1回よりこまめに分配金を受け取り、必要になったら換金したい人です。
運用期間に終わりがないため、満期のたびに再投資先を探す手間も省けます。
途中で換金する場合は、分配金確定日が大切です。
確定日前に申し込むと、その回の分配金は原則受け取れません。
具体例は仕組みの章で説明します。
えんPocketとは?基本情報と運用の仕組み

| 運営会社 | 株式会社えんホールディングス |
| 新しいファンドの形 | 対象不動産変更型・運用期間は無期限 |
| 最低出資額 | 1口1万円から |
| 分配 | 年4回。確定日前に換金を申し込むと、その回は原則分配なし |
| 換金方法 | 運営会社への持分の買取請求 |
| 振込の基本目安 | 会社が買取を承認してから5営業日以内 |
| 予定利回り | 未公表 |
| 元本 | 保証なし。持分の評価額に応じて買取金額が変わる |
| 公式サイト | えんPocket公式サイトはこちら! |
えんPocketは、株式会社えんホールディングスが運営する1口1万円からの不動産クラウドファンディングです。
投資家から集めたお金で不動産を取得・運用し、主に家賃収入から生まれる利益を年4回分配します。
新しい「対象不動産変更型ファンド」は、物件を入れ替えながら無期限で運用し、必要なときに持分の買取を申し込めるのが特徴です。
物件の管理は会社が担い、投資家は事業へ出資して利益の分配を受ける「匿名組合契約」で参加します。
SOLS WALLET・i-Bondとの違い|分配・換金・運営会社を比較
ポイント
・えんPocketは年4回の分配
・途中換金時の利益の受取条件に違い
・運営会社の本業と財務も比較
3サービスとも、運用の途中で会社に持分の買取を申し込めます。
選ぶときは、分配の頻度と、途中で換金したときに利益を受け取れるかをセットで見ると違いが分かります。

SOLS WALLET・i-Bondとの基本比較
ポイント
・えんPocketは分配の頻度が高い
・SOLS WALLETは最低5万円、i-Bondは1万円
・利回りだけでなく、途中換金時の利益も比べる
| 比較軸 | えんPocket | SOLS WALLET | i-Bond |
|---|---|---|---|
| 最低出資 | 1万円 | 5万円 | 1万円 |
| 予定年利 税引前 | 公開待ち | 2.50% | 9/30まで1.50% 10/1から2.00% |
| 分配回数 | 年4回 | 年1回 | 年1回 |
| 期間 | 無期限 | 最長10年の設計※ | 無期限 |
| 元本保証 | なし | なし | なし |
※SOLS WALLETの運用期間は2024年3月4日〜2034年3月3日の最長10年間です。
期間中も売却を申し込めます。
i-Bondの年2.00%は2026年10月1日から適用されます。
2026年11月末の第8期分配は9月30日までの運用分なので、年1.50%で計算されます。
換金の目安と、利益の受け取り方の比較
ポイント
・換金した元本と、分配金の振込日は別
| サービス | 換金と分配金の受け取り |
|---|---|
| えんPocket | 換金:会社の承認後5営業日以内 分配:年4回。確定日前に換金を申し込むと、その回は原則対象外 |
| SOLS WALLET | 換金:売却申請から5営業日前後 分配:年1回、10月末営業日。売却申請日までの運用日数で計算 |
| i-Bond | 換金:買取請求の受付から5営業日後 分配:年1回、11月末頃。買取請求日の前日までの運用日数で計算 |
換金の申込みが集中した場合は、えんPocketでは振込までの期間が延び、i-Bondでは支払いが留保されることがあります。
運営会社の本業は「開発」「再生」「賃貸」が軸
ポイント
・えん:マンションの開発・販売
・不二興産:中古物件の再生・販売
・マリオン:賃貸・小口化商品・売買
| サービス・運営会社 | 主な稼ぎ方 |
|---|---|
| えんPocket えんホールディングス | 福岡のマンション開発・販売が軸。販売後の賃貸管理・建物管理もグループで担う。 |
| SOLS WALLET 不二興産 | 中古の収益不動産を買い、改修や空室対策で価値を高めて売る。TOKYO PRO Market上場。 |
| i-Bond マリオン | 不動産の賃貸と小口化商品が事業の土台。物件の売買も利益を左右する。東証スタンダード上場。 |
えんグループはマンションを造って売る力、不二興産は中古物件を立て直して売る力、マリオンは物件を貸して収入を積み上げる力が事業の土台です。
どの会社も不動産売買を行うため、物件が売れる時期や価格によって決算は変動します。
財務の安定性は、黒字の中身と資金負担で見る
ポイント
・えん:営業利益の変動が大きい
・不二興産:増益だが仕入れの資金負担も増加
・マリオン:利益・自己資本比率が改善
えんホールディングス|事業基盤はあるが、利益の安定性に課題
2024年12月期は営業損失2.40億円、最終利益2.86億円。
自己資本比率は13.93%です。
開発から管理まで事業がある一方、営業利益は3期で赤字→黒字→赤字と変動しています。
詳しい3期比較は決算・財務レポートで解説します。
不二興産|利益は伸びたが、物件の仕入れにお金を使っている
2026年6月期は営業利益5.14億円、純利益2.26億円で増益。
自己資本比率は前期の19.9%から17.0%へ下がりました。
物件在庫の増加などで営業キャッシュフローは19.24億円のマイナスとなっており、次に物件を売って資金を回収できるかがポイントです。
マリオン|利益と自己資本比率は改善。
物件売却の寄与も大きい
2026年9月期の第3四半期累計(2025年10月〜2026年6月)は、営業利益6.42億円、純利益3.30億円で前年同期より増益。
6月末の自己資本比率は26.1%、現預金は20.49億円です。
賃料収入に加えて物件売却が利益を押し上げており、借入金や投資家からの預り金も使って運営しています。
※財務数値の対象期は各社で異なります。
自己資本比率は資産を自己資本でどれだけ支えているかを示す目安ですが、この数字だけで商品の安全性に順位はつけられません。
選び方をまとめると、こまめな分配を重視するならえんPocket、途中換金までの保有日数に応じた利益を重視するならSOLS WALLET・i-Bondが比較の出発点です。
そのうえで、対象物件と運営会社の決算に納得できるかを見ていきましょう。
各商品の物件・運営会社まで詳しく知りたい方は、SOLS WALLETの解説、i-Bondの解説も参考になります。
えんPocketの仕組み|分配金と換金の流れ
ポイント
・出資金で不動産を取得・運用
・家賃収入から年4回の分配
・換金したいときは会社へ買取を申し込む

出資先はえんホールディングスの不動産事業
ポイント
・匿名組合契約で出資
・物件の取得・管理は運営会社が担当
投資家の出資金で不動産を運用し、家賃などの収入から費用を差し引いた利益を分配します。
物件の取得や入居者募集、修繕などは運営会社が担当します。
「対象不動産変更型」は、運用中に物件を追加・入れ替えられる仕組みです。
物件を売却しても、その代わりに別の物件を組み入れながら運用を続けられます。
分配金を受け取れるかは、換金を申し込む日で変わる
ポイント
・確定日前の申請は、その回の分配が原則対象外
・確定済みの分配金は、申請後も受取対象
「分配金確定日」は、その回の分配金を受け取れる人を決める日です。
「買取請求」は、出資した持分を会社に買い取ってもらい、お金に戻すための申請を指します。
えんPocketでは、3ヶ月ごとの確定日を迎える前に買取請求をすると、原則として次回以降の分配金を受け取れません。
一方、確定日を迎えた後に請求した場合、その確定日に受け取る権利が決まった分配金は支払われます。
たとえば、4月から投資していて、分配金確定日が6月30日だった場合は、次のようになります。
| 換金を申し込む日 | 6月30日に確定する分配金 |
|---|---|
| 6月29日に買取請求 | 確定日前なので、原則受け取れない |
| 7月1日に買取請求 | 6月30日時点では請求していないので、その日に確定した分配金は受け取れる |
換金したお金は、買取承認後5営業日以内に振り込まれる
ポイント
・承認から5営業日以内
・請求が多発した場合は期間延長あり
換金の申込みは24時間できます。
会社が買取を承認してから、5営業日以内に登録口座へ振り込まれます。
申込みが集中した場合は、事前に連絡したうえで、振込までの期間が延びることがあります。
換金額を決める評価額は、年1回更新される
ポイント
・年1回、対象不動産の時価評価を更新
・評価額には組成時の1口金額という上限
会社は年に1回、組み入れた物件の価値を評価し直し、1口あたりの評価額を更新します。
「ファンド全体の時価評価額÷総口数」で求めた金額と、組成時の1口あたりの評価額を比べ、低い方を採用します。
持分は直近の評価額をもとに買い取られます。
物件の値上がり益より、家賃からの分配を中心に受け取る商品です。
損失は会社の出資分から先に負担する
ポイント
・投資家の損失を和らげる「優先劣後」
物件価格が下がったときは、まず運営会社の出資分で損失を負担します。
この会社側の出資を「劣後出資」といい、その分を超える損失が出ると、投資家の元本にも影響します。
「元本割れボーダーライン額」は、この劣後出資を考慮したうえで、投資家の元本が減り始める目安です。
えんPocketの特徴(メリット)
特徴(メリット)のポイント
・1万円から資金を分けて運用できる
・年4回、運用中の分配を受け取る設計
・満期を待たずに換金を申し込める
・福岡の開発・賃貸管理の経験を運用に生かせる
・物件を入れ替えながら運用を続けられる
1万円から資金を分けて運用できる
ポイント
・SOLS WALLETより最低額が4万円少ない
・i-Bondと同じ1万円単位
えんPocketは1口1万円から投資でき、最低5万円のSOLS WALLETより小さく始められます。
最低額はi-Bondと同じで、複数のサービスに資金を分けたいときにも使いやすい金額です。
年4回、運用中の分配を受け取る設計
ポイント
・SOLS WALLET・i-Bondは年1回
・現金の受取機会を年4回に分けられる
SOLS WALLET・i-Bondの分配は年1回ですが、えんPocketは年4回です。
受け取った利益を別の投資に回したり、現金として残したりする機会が増えます。
満期を待たずに換金を申し込める
ポイント
・運用期間中も買取請求が可能
・無期限のまま保有を続ける選択も可能
旧えんfundingは、原則として運用終了まで待つ商品でした。
えんPocketでは、運用の途中でも持分の買取を申し込めるため、自分の都合に合わせて投資を終えやすくなります。
福岡の開発・賃貸管理の経験を運用に生かせる
ポイント
・エンクレストの供給実績
・グループに賃貸管理・建物管理の機能
えんグループは、福岡でエンクレストを開発・販売し、その後の賃貸管理や建物管理まで手掛けてきました。
入居者を集め、家賃を回収し、建物を維持してきた経験が、えんPocketの賃貸運用にもつながります。
物件を入れ替えながら運用を続けられる
ポイント
・満期ごとの再申込を減らしやすい
・複数物件への分散を進める方針
対象物件を追加・入れ替えながら運用するため、一つの物件を売却するたびに投資を終える必要がありません。
投資家にとっては、募集のたびに申込み直す手間を減らせます。
えんPocketのデメリット(注意点)
デメリット(注意点)のポイント
・換金の申込みが早いと、分配金を受け取れない
・換金が完了するまでに日数がかかる
・元本割れと運営会社の信用リスクが残る
・福岡中心の方針と、物件変更によるリスクの変化
・手数料の記載に差があり、完全無料とは言い切れない
換金の申込みが早いと、分配金を受け取れない
ポイント
・分配金確定日の前後で受取が変わる
確定日前に換金を申し込むと、その回の分配金は原則対象外になります。
数ヶ月運用していても同じなので、短期で出し入れする使い方には注意が必要です。
換金が完了するまでに日数がかかる
ポイント
・出金は即時ではない
・申込みの集中で振込が遅れる場合がある
急に現金が必要になっても、すぐに引き出せる仕組みではありません。
生活費や納税など、支払日が決まっているお金を入れると、必要な日に間に合わない可能性があります。
元本割れと運営会社の信用リスクが残る
ポイント
・評価下落と賃貸収支の悪化
・買取主体もえんホールディングス
物件価格が下がり、会社の劣後出資で吸収できる範囲を超えると、投資家の元本も減ります。
また、運営会社の経営が悪化すると、分配や買取代金の支払いが遅れたり、出資金を回収できなくなったりするおそれがあります。
福岡中心の方針と、物件変更によるリスクの変化
ポイント
・地域の賃貸需給が共通要因
・追加物件の価格・用途・修繕も確認
福岡中心の物件構成では、同じ地域の賃料下落や災害の影響が重なります。
物件が増えても、同じ地域に集中していれば、このリスクは残ります。
手数料の記載に差があり、完全無料とは言い切れない
ポイント
・入金の振込費用は投資家負担
・出金側は資料間の条件に差
会員登録と投資申込は無料です。
振込費用は、利用する銀行や入出金の種類によって異なります。
3サービスの振込費用を比較
ポイント
・入金の振込費用は投資家負担
・出金費用はサービス・振込先で異なる
| サービス | 通常の振込費用 |
|---|---|
| えんPocket | 入金は投資家負担。分配・償還・買取時の負担は記載に相違あり※ |
| SOLS WALLET | 入出金の振込・送金費用は原則投資家負担。GMOあおぞらネット銀行宛は無料 |
| i-Bond | 入金は投資家負担。買取時はGMOあおぞらネット銀行宛0円・その他99円(税込)。利益分配時は会社負担 |
※えんPocketの分配・償還・買取時の振込費用は、FAQでは会社負担とされています。
一方、「手数料・リスク等の広告記載事項」には返金・送金時も投資家負担とする記載が残っています。
えんPocketは怪しい?旧えんfundingとの関係
ポイント
・運営会社は引き続きえんホールディングス
・旧えんfundingのファンドも同じサイトで取り扱う
えんPocketは、2021年から運営されていたえんfundingのリニューアル版です。
サービス名は変わりましたが、運営会社は引き続きえんホールディングスです。
従来のファンドと新しいファンドが併存する
ポイント
・旧商品は有期限
・新しい変更型は無期限・買取申請に対応
同じサイトに、従来の「対象不動産特定型」と、新しい「対象不動産変更型」があります。
従来の商品には満期があり、新しい変更型では無期限での運用と途中の買取申請に対応します。
保有中の旧ファンドが、そのまま新商品の条件へ切り替わるわけではありません。
えんPocketの口コミ・評判
ポイント
・分配・途中換金の利用実績はこれから
えんPocketは始まったばかりで、分配金の受け取りや途中換金を経験した人の口コミは、まだ十分に蓄積されていません。
運営会社えんホールディングスの会社概要・信頼性
ポイント
・1989年設立の総合不動産グループ
・エンクレストの開発・販売・管理を展開
・えんPocketの契約・買取はえんホールディングス
| 社名 | 株式会社えんホールディングス |
| 設立 | 1989年11月 |
| 代表 | 原田 透 |
| 本社 | 福岡市博多区住吉3丁目12番1号 えん博多ビル |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | グループ全体302名(2026年4月1日現在) |
| 本体の事業 | 建築・開発・総合管理 |
| 不動産特定共同事業 | 福岡県知事第6号。第1号・第2号事業、電子取引業務 |
エンクレストを育ててきた福岡の不動産グループ
ポイント
・福岡のマンション事業が中心
・開発会社とグループ統括の役割
えんホールディングスは1989年に設立され、福岡市を中心にマンションブランド「エンクレスト」を展開してきた会社です。
土地の仕入れや建築・開発を担うとともに、グループの経営計画、マーケティング、人事、経理、法務などをまとめています。
グループの事業はマンション販売だけではありません。
賃貸管理、建物管理、売買・賃貸仲介、保有資産の運営まで続いています。
東京では小規模RC造マンション「LIEBE」シリーズの開発・1棟販売も行っています。
グループ各社が開発から販売後の管理まで分担
ポイント
・物件を造る・売る・管理する会社がそろう
・同じ物件に長く関われる体制
えんホールディングス
用地仕入れ、建築・開発、グループ統括を担当。
えんPocketの運営会社です。
株式会社えん・えんコーポレーション
株式会社えんは資産形成の提案とマンション販売、えんコーポレーションは売買・賃貸仲介と買取再販を担います。
えん賃貸管理・えん建物管理
えん賃貸管理は入居者との契約、家賃管理、修理、空室対策を担当。
えん建物管理は共用部の清掃・点検、管理組合の支援、長期修繕計画などを担当します。
えんインベストメントジャパン
オフィス、ホテル、店舗など、グループが保有する資産の管理を担います。
この役割分担により、販売した物件にも管理を通じて関わり続けられます。
建物の状態や入居者の需要を把握しやすいことは、不動産を運用するうえでの強みです。
信頼性を支えるのは、許認可と実際の事業基盤
ポイント
・不動産特定共同事業は福岡県知事第6号
・不動産の開発・販売・管理を継続
えんホールディングスは、不動産特定共同事業の福岡県知事第6号の許可を受け、第1号・第2号事業と電子取引業務を行っています。
このほか宅地建物取引業、マンション管理業、第二種金融商品取引業の免許・登録もあります。
会社の所在地、代表者、グループ各社の仕事が明らかで、エンクレストという実際の不動産事業を長く続けてきた点は、運営会社を判断する材料になります。
ただし、利益や資金の余力は許認可だけでは分からないため、後の章で決算も見ていきます。
えんPocketは、グループの不動産を少額投資につなげる事業
ポイント
・契約相手はえんホールディングス
・家賃運用と会社の買取対応が重要
えんPocketは、福岡の不動産に関するグループの経験を、小口の投資商品へつなげる事業です。
投資家自身が部屋を買って入居者対応をする必要はなく、不動産の取得・運用を会社へ任せます。
また、出資契約を結ぶ相手も、途中で持分を買い取る相手も、えんホールディングスです。
物件から家賃を得る力に加え、買取の申込みに対応する会社の資金力も関わる商品と理解すると分かりやすいです。
運営会社の「本業」を分解する
ポイント
・事業の軸はマンションの開発・販売
・管理・仲介・保有資産にも収益源
・物件の売れ行きが利益と資金繰りに影響
土地を仕入れ、マンションを造って売る
ポイント
・開発・販売が収益の起点
・土地代・建築費を先に支出
えんグループの事業の中心は、土地を仕入れ、エンクレストなどのマンションを企画・建築して販売する流れです。
売却代金から土地代、建築費、販売費用などを差し引いた部分が利益になります。
利益を出すには、土地を適切な価格で仕入れる力と、入居者や購入者に選ばれる物件を造る力が必要です。
先に多額の資金を使い、完成・販売後に回収するため、「いくらで売れるか」と「いつ売れるか」の両方が大切な事業です。
販売会社えんが、資産形成の提案から購入につなげる
ポイント
・マンション経営を商品として提案
・販売が進むほど資金を回収しやすい
株式会社えんは、投資用マンションを販売する会社です。
ライフプランや資産形成の相談、マンション経営セミナーなどを通じて、購入後の家賃収入も含めた提案を行います。
開発した物件が売れれば、土地や建築に使った資金を回収し、次の開発へ回せます。
逆に売れ残りが増えると、完成した物件を抱えたまま借入利息や維持費を払い続けることになります。
販売後も、賃貸管理・建物管理の収入が続く
ポイント
・居室管理と共用部管理を分担
・管理契約から継続収入
えん賃貸管理は家賃管理や入居者対応、修理、空室対策を担い、えん建物管理は清掃・点検・管理組合支援・修繕計画などを担います。
マンションを売った後も、管理の仕事が残る仕組みです。
開発販売の売上は引渡し時期によって変わりますが、管理料は契約が続く間、継続して得られます。
売却時に大きく入る収入と、毎月積み上がる管理収入の両方を持つことが、グループの特徴です。
仲介・買取再販・保有資産の運営にも収益源がある
ポイント
・仲介手数料と再販利益
・オフィス・ホテル・店舗なども管理
えんコーポレーションは、売買・賃貸仲介から手数料を得るほか、中古物件を買い取って再販売する事業も行います。
自社の新築マンションだけでなく、中古不動産の流通にも関わっています。
また、えんインベストメントジャパンによる保有資産の管理や、グループ内のホテル運営などもあります。
事業の幅はありますが、共通して不動産の需要・価格・稼働状況に影響を受ける点は押さえておきたいところです。
えんPocketでは、家賃運用に加えて持分の買取にも対応
ポイント
・分配金の原資は主に家賃
・買取にはまとまった現金が必要
えんPocketは、グループが経験を積んできた不動産の取得・運用を、1万円から参加できる形にしたサービスです。
マンション1室を直接購入する層とは別に、少額で投資したい人にも参加してもらえる事業といえます。
分配金は主に家賃収入から生まれます。
一方、途中で換金したい投資家の持分を買い取るには、まとまった現金が必要です。
物件の入居が順調でも、買取の申込みが重なったときには別途資金を確保する必要があります。
本業が苦しくなるのは、販売の長期化とコスト上昇が重なるとき
ポイント
・建築費の上昇で利益が縮小
・売却の遅れで資金回収も遅延
・空室・金利・修繕費も負担
例えば、建築費が上がったのに販売価格を十分に上げられなければ、1件当たりの利益は小さくなります。
さらに販売に時間がかかると、資金回収が遅れる一方で借入利息や維持費がかかり続けます。
賃貸側では空室の増加や賃料下落、修繕費の増加が収入を圧迫します。
開発・販売・管理がそろう強みを評価しつつ、販売の進み方と資金負担を見るのが、えんグループの本業を理解するポイントです。
えんホールディングスの決算・財務レポート
ポイント
・売上規模は大きいが、営業利益は変動
・最終黒字は営業外収益などが下支え
・純資産は増加、自己資本比率は低下
えんホールディングスの2022年12月期〜2024年12月期を比較します。
金額は億円にそろえています。
| 利益の状況 金額は億円 | 2022/12 | 2023/12 | 2024/12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 50.03 | 99.39 | 90.93 |
| 売上総利益 | 11.41 | 20.06 | 16.11 |
| 営業損益 | △2.03 | 2.53 | △2.40 |
| 経常利益 | 0.64 | 5.95 | 1.45 |
| 当期純利益 | 6.52 | 4.35 | 2.86 |
| 売上総利益率 | 22.81% | 20.19% | 17.72% |
| 資産・負債 金額は億円 | 2022/12 | 2023/12 | 2024/12 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | 323.63 | 331.49 | 395.16 |
| 負債合計 | 274.20 | 278.44 | 340.12 |
| 純資産 | 49.43 | 53.05 | 55.04 |
| 自己資本比率 | 15.28% | 16.00% | 13.93% |
| 流動比率 | 257.8% | 190.0% | 144.8% |
売上約91億円でも、2024年は営業赤字
ポイント
・営業損益は赤字→黒字→赤字
・売上総利益率は3期の比較で低下
売上高は約50億円から約99億円へ増えた後、2024年は約91億円でした。
一方、営業損益は2.03億円の赤字、2.53億円の黒字、2.40億円の赤字と変動しています。
売上総利益率は、売上から原価を引いた利益の割合です。
22.81%→20.19%→17.72%へ下がっており、売上100円に対して残る粗利益が約23円から約18円へ減った計算になります。
そこから人件費や販売・管理費などを差し引くため、売上が大きくても営業利益が残るとは限らないことが分かります。
最終利益2.86億円を支えたのは、営業外収益など
ポイント
・営業赤字と最終黒字は両立する
・経常利益・特別損益まで分けて読む
2024年は営業損失2.40億円でしたが、営業外収益9.41億円があり、営業外費用5.56億円を差し引いて、経常利益1.45億円となりました。
さらに特別利益3.55億円、特別損失1.82億円などを経て、税引後の最終利益は2.86億円でした。
つまり、通常の営業損益は赤字で、営業外収益や特別損益が最終利益を支えた決算です。
3期とも最終黒字である点はプラスですが、純利益は6.52億円→4.35億円→2.86億円と減っています。
最終黒字という結果に加えて、営業利益が回復しているかを見たい内容です。
純資産は増えているが、資産拡大の多くを負債で支えている
ポイント
・2024年の純資産は55.04億円
・負債は340.12億円へ増加
・自己資本比率は13.93%
純資産は49.43億円→53.05億円→55.04億円と増えており、積み上げは続いています。
ただし、2023年から2024年に総資産が約63.67億円増えたのに対し、純資産の増加は約1.99億円でした。
増えた資産の大部分を負債で支えた形です。
そのため、資産に対する自己資本の割合は16.00%から13.93%へ低下しました。
不動産会社は借入などを使って物件を取得しますが、負債が大きいほど、物件の売却遅延や金利上昇が資金繰りに響きやすくなります。
負債合計には借入金以外も含まれるため、340.12億円すべてが銀行借入という意味ではありません。
流動比率は144.8%まで低下。換金できる現金とは分けて見る
ポイント
・短期の支払いに対する余裕は縮小
・売却予定の不動産と現金は別
流動比率は、主に1年以内に支払う負債に対し、現金や売却予定の資産などがどれだけあるかを見る数字です。
同社は257.8%→190.0%→144.8%へ低下しています。
2024年は流動資産約239.95億円に対し、流動負債約165.66億円でした。
比率は100%を上回っていますが、不動産会社の流動資産には売却待ちの物件も含まれます。
資産があっても、必要な日にすぐ現金になるとは限りません。
えんPocketの買取対応を考える際も、流動比率だけで判断せず、手元資金と物件売却による回収が重要になります。
財務の評価:事業の厚みはあるが、利益と資金余力には目配りしたい
ポイント
・プラス材料は3期の最終黒字と純資産増加
・課題は営業採算と負債の増加
えんホールディングスには、開発・販売に加えて管理・仲介などを担うグループの事業基盤があります。
3期とも最終利益が黒字で、純資産を積み上げている点も評価できます。
一方、営業利益は安定せず、自己資本比率と流動比率も低下しています。
財務面では、「大きな事業基盤がある一方、本業の採算と資金負担には注意して見る会社」という整理です。
今後は営業黒字への回復、負債の増え方、現金の余力を見ていきたいところです。
なお、この3期比較からは、現在の買取用資金やクラウドファンディングの出資残高までは分かりません。
えんPocketの実績|旧えんfundingと分けて見る
ポイント
・旧えんfundingには50件の募集履歴
・グループのマンション供給は120棟以上・12,000戸以上
| 前身のえんfunding | 2021年6月15日に開始 |
| 旧商品の募集履歴 | 第1〜50号(2026年9月16日時点) |
| グループの供給実績 | マンション120棟以上・12,000戸以上 |

旧えんfundingの利回り・運用期間
ポイント
・旧商品は満期のあるファンド
| 指標 | 旧えんfunding 第1〜50号 |
|---|---|
| 平均予定利回り | 4.17% |
| 予定利回りの中央値 | 3.55% |
| 平均予定運用期間 | 7.92ヶ月 |
| 運用期間の中央値 | 6ヶ月 |
この集計は、旧えんfunding第1〜50号の募集条件です(2026年9月16日時点)。
投資対象の地域と、福岡での開発実績
ポイント
・福岡でエンクレストを開発・販売
・物件の供給から管理まで対応
| 項目 | 実績・運用方針 |
|---|---|
| グループの供給実績 | マンション120棟以上・12,000戸以上 |
| えんPocketの運用方針 | 福岡市の収益物件を中心に、家賃収入から分配 |
エンクレストは、えんグループが福岡で開発してきたマンションシリーズです。
開発後の販売・賃貸管理まで担うため、物件の供給と入居者対応の両方に経験があります。
分配・償還の実績
ポイント
・旧商品の償還実績あり
・新商品の途中買取の実績はこれから
| サービス | 支払いに関する実績 |
|---|---|
| 旧えんfunding | 個別ファンドの償還・分配通知あり |
| えんPocket | 年4回の分配と、途中買取の実績はこれから |
旧えんfundingは、満期時の償還・分配を重ねてきました。
えんPocketでは新たに、運用途中で持分を買い取る窓口が加わります。
えんPocketのキャンペーン情報
キャンペーン情報
2026年9月16日時点で、公式サイトに募集中のキャンペーン告知はありません。
えんPocketの登録〜出資・買取請求までの流れ
ポイント
・会員登録・本人確認からスタート
・旧会員は従来のログイン方法を利用
STEP1 会員登録と本人確認を済ませる
ポイント
・メールアドレスと必要情報を登録
新規登録では、メールアドレス認証、必要事項の入力、本人確認を行います。
スマートフォンのオンライン認証による投資家登録は2〜3営業日が目安です。
旧えんfundingの会員は、従来と同じ方法でログインできます。
STEP2 ファンドの条件と分配確定日を確認する
ポイント
・利回り・物件・劣後割合
・確定日・支払日・買取条件
予定利回り、対象物件、会社の劣後出資割合を確認します。
分配金を受け取る条件となる確定日と、途中換金の条件も押さえておきましょう。
STEP3 口数を選び、案内された口座へ入金する
ポイント
・1口1万円から
・入金先は投資家ごとに異なる
投資が確定すると、入金先の口座が案内されます。
投資家ごとに口座が割り振られるので、自分に案内された口座へ出資金を振り込みます。
STEP4 保有中の評価額・分配を確認する
ポイント
・財産管理報告書と保有ファンド情報
・追加物件・年1回の評価更新
マイページで、持分の評価額と分配状況を確認できます。
運用中に物件が追加・入れ替えられた場合は、運用報告で新しい物件の内容も分かります。
STEP5 マイページから換金を申し込む
ポイント
・「入出金」→「買取請求」から手続き
マイページの「入出金」→「買取請求」から手続きします。
その回の分配金を受け取りたい場合は、分配金確定日を迎えてから申し込みます。
えんPocketのFAQ
えんPocketとえんfundingは別会社ですか?
運営は同じえんホールディングスです。
2026年9月29日にサービス名がえんPocketへ変わり、新しい対象不動産変更型と、旧商品の対象不動産特定型を取り扱う形になっています。
えんPocketの利回りは何%ですか?
新しい変更型ファンドの予定利回りは未公表です。
途中で換金しても、保有日数分の利益を受け取れますか?
必ず受け取れるわけではありません。
確定日前に換金を申し込むと、原則としてその回の分配金は受け取れません。
確定日後の申請なら、その日に確定した分配金は受取対象です。
元本はいつ戻りますか?
会社が買取を承認してから5営業日以内に、登録口座へ振り込まれます。
えんPocketとSOLS WALLET・i-Bondはどこで選べばよいですか?
分配を受け取る頻度、途中換金時の利益計算、最低出資額、物件の地域、運営会社の開示で比べます。
えんPocketは年4回分配、SOLS WALLETは年2.50%想定・5万円から、i-Bondは1万円から・2026年10月1日以降は年2.00%予定という違いがあります。
分配金の税金はどうなりますか?
雑所得として総合課税の対象となり、分配時には20.42%が源泉徴収されます。
源泉徴収だけで申告が完了するかは、給与所得や他の所得など個人の状況によります。
誰でも会員登録できますか?
日本居住者で20歳以上75歳未満が対象です。
登録には本人確認と所定の審査があります。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
利回りカレンダーは、複数サービスの募集情報をGoogleカレンダーでまとめて追えるツールです。
えんPocketと他社の募集予定を並べて確認できます。
【利回りカレンダー】
複数サービスの募集予定をまとめて確認
利回りカレンダーでできること
・Googleカレンダー形式で募集予定を確認
・想定利回りと運用期間を比較
・複数サービスの募集タイミングをまとめて追う

まとめ|少額から始めて、年4回の分配を受け取りたい人向け
ポイント
・1万円から・年4回の分配
・運用期間に終わりがなく、途中換金も可能
・換金を申し込む日は、分配金確定日を意識する
えんPocketは、1万円から福岡の不動産に投資し、年4回の分配を受け取るサービスです。
満期ごとに申込み直す必要がなく、必要なときには換金を申し込めます。
SOLS WALLET・i-Bondの年1回分配に比べ、こまめに利益を受け取りたい人に向いています。
途中で換金する場合は、確定日前に申し込むとその回の分配金が原則対象外になる点を押さえておきましょう。
出典・参考
旧えんfundingの募集集計は2026年9月16日時点の第1〜50号、会社決算は2022〜2024年12月期を使用しています。
- えんPocket公式サイト・はじめての方へ・FAQ・手数料の案内
- えんホールディングス 会社概要
- えんホールディングス 建築・開発・総合管理
- えんグループ 資産形成・マンション販売
- えんグループ 居室管理・修理・リフォーム
- えんグループ 管理組合支援・建物設備維持
- SOLS WALLET 商品説明
- SOLS WALLET ファンド詳細
- SOLS WALLET 公開簡易説明書(2026年8月4日版)
- SOLS よくある質問
- i-Bond 公式サイト
- i-Bond 商品概要・対象不動産・リスク
- i-Bond よくある質問
- i-Bond 予定分配率改定(2026年7月17日)
- i-Bond 振込手数料変更(2026年8月18日)
- 旧えんfundingの実績・えんホールディングスの3期決算分析
- SOLS WALLETの仕組み・物件・運営会社の解説
- i-Bondの仕組み・物件・運営会社の解説
比較先の財務は、不二興産の2026年6月期、マリオンの2026年9月期第3四半期決算を使用しています。
不二興産 IR情報
不二興産 2026年6月期決算短信(非連結)
不二興産 収益不動産再生事業
マリオン 2026年9月期第3四半期決算短信(非連結)



