【マネーファーム】確定債権・将来債権・集合債権の特徴を解説!
マネーファーム(money farm)では確定債権・将来債権・集合債権に対して投資することが可能です。
各債権の特徴、具体例、見るべきポイントを解説しています。
この記事でわかること
・マネーファーム(money farm)とは
・金銭債権とは
・確定債権の特徴・具体例・見るべきポイント
・将来債権の特徴・具体例・見るべきポイント
・集合債権の特徴・具体例・見るべきポイント
・まとめ
直近ファンド情報
成長企業事業拡大支援#106ファームチケット
・年利8.6%+期間2ヶ月以内
・先着
*確定債権
確定債権や将来債権って結局どこ見れば良いの?
という質問が多かったので、ポイント解説記事書きました。
よければ参考にしてください。
投資の際に見るべきポイント解説記事
マネーファーム(money farm)とは
サービス名 | Money Farm(マネーファーム) |
社名 | 株式会社3rd Economy *親会社は株式会社Relic. |
本店所在地 | 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー19F |
利回り実績 | 8.1%~10.2% |
公式サイト | マネーファーム公式HP |
マネーファームは株式会社3rd Economyが運営しているトークン化債権マーケットプレイスです。
金銭債権が裏付けされているトークン(ファームチケット)を購入することで、一定期間経過後に金銭を受け取り利益を出します。
金銭債権は価値が変動しにくいので、中長期で安定した資産形成として当サービスを使うことができます。
本記事ではマネーファームの3つの金銭債権種別について解説します。
実績や会社詳細、投資スキームなどはこちらの記事に掲載してます⇩
マネーファームの仕組み
「金銭債権を売却して早期に現金化したい企業等」と「将来受け取る予定の金銭より安い価格で権利購入することで、お金を増やしたい個人等」をマッチングさせるサービスです。
確定債権・将来債権・集合債権の特徴の前に『金銭債権とは?』というところを説明しておきます。
金銭債権とは?
金銭債権
一方の当事者(債権者)が他方の当事者(債務者)に対して、金銭の支払いを請求する権利のことを指します。
具体的には、次のような要素があります。
- 当事者:
- 債権者:権利を持つ側で、債務者に対して何らかの請求を行うことができる。
- 債務者:義務を負う側で、債権者の請求に応じて行為を行う必要がある。
- 対象となる行為:
- 債権の対象となる行為は様々で、主に金銭の支払い、物品の引渡し、サービスの提供などが含まれます。
金銭債権の場合は基本的に金銭の支払いです。
- 債権の対象となる行為は様々で、主に金銭の支払い、物品の引渡し、サービスの提供などが含まれます。
- 発生原因:
- 債権は契約(売買契約、貸借契約など)、不法行為(交通事故による損害賠償請求など)、法律(税金の支払い義務など)によって発生します。
金銭債権の具体例
例えば、AさんがBさんにお金を貸すと、AさんはBさんに対して「返済してもらう権利」(債権)を持ち、BさんはAさんに対して「返済する義務」(債務)を負います。
債権が存在することで、当事者間の約束や契約が法的に守られることが保証されます。
それでは確定債権・将来債権・集合債権の特徴について解説します。
確定債権の特徴と見るべきポイント
確定債権(かくていさいけん)
既に発生し、その内容や存在が確定している債権のことを指します。これは、特定の契約や取引に基づいて、債権者が債務者に対して特定の金額やサービスの提供を請求できる権利が確定している状態を意味します。
具体的には、次のような要素があります。
- 発生が確実:取引や契約が既に完了しており、その結果として債権が発生しています。
- 内容が確定:請求する金額や内容が具体的に決まっており、条件がありません。
- 請求が可能:債権者は債務者に対して確実に支払いを請求することができます。
確定債権の具体例
例えば、A社がB社に商品を販売し、その代金を請求する場合を考えます。商品がB社に納品された時点で、A社にはB社に対する確定債権が発生します。これは、以下のような流れです。
- 商品提供:A社がB社に商品を納品する。
- 債権発生:商品が納品された時点で、A社にはB社に対する代金の請求権が発生する。
- 代金支払い:B社はA社に対して代金を支払う義務が発生する。
このように、確定債権は取引の安全性や信頼性を高めるために重要な要素となります。ビジネスにおいては、確定債権を基にして資金調達を行うことも一般的です。例えば、確定債権を担保に銀行から融資を受けることができます。
確定債権の見るべきポイント
ポイント
・お金の支払い能力があるかが重要
確定債権を取得する場合、一般的に、『金銭債権の債務者が債務を履行することができるか』という観点を中心に取得を判断します。
既に納品が終わっており、残りは支払いのみという状況のはずです。
債務者のお金の支払い能力があるかが重要となってきます。
将来債権の特徴と見るべきポイント
将来債権(しょうらいさいけん)
現時点では発生していないが、将来的に特定の条件が満たされた場合に発生する予定の債権のことを指します。これは、将来の取引や契約に基づいて、将来的に発生する可能性がある債権です。
具体的には、次のような要素があります。
- 発生が未確定:現時点では債権が発生していませんが、特定の条件が満たされた場合に発生します。
- 条件付き:将来債権は特定の条件が満たされた場合にのみ発生するため、その条件が発生の要件となります。
- 契約や合意が前提:将来債権は通常、契約や合意によってあらかじめ定められています。
将来債権の具体例
例えば、A社がB社と翌月に新しい商品を販売する契約を結んでいる場合を考えます。この場合、現時点ではA社にはB社に対する債権は存在しませんが、翌月に商品が納品されると同時に、その代金を請求する権利(将来債権)が発生します。これを具体的に示すと、以下のような流れになります。
- 契約締結:A社とB社が翌月に新商品を販売する契約を締結する。
- 条件の満たし:翌月になり、A社がB社に新商品を納品する。
- 債権の発生:商品が納品された時点で、A社にはB社に対する代金の請求権(将来債権から確定債権に転じる)が発生する。
将来債権はビジネスにおいて、特に資金調達やリスク管理の面で活用されます。例えば、企業は将来債権を担保にして金融機関から融資を受けることができます。また、将来の収益見込みを基に事業計画を立てる際にも役立ちます。
将来債権の見るべきポイント
ポイント
・サービス提供の能力があるかが重要
・お金の支払い能力があるかが重要
将来債権を取得する場合、一般的に、『債権者がサービスなどを提供できるか』『金銭債権の債務者が債務を履行することができるか』という観点を中心に判断します。
条件である納品などがなされなければ、債権は発生しません。
『サービス提供の能力があるか』と『債務者のお金の支払い能力があるか』が重要となってきます。
集合債権の特徴と見るべきポイント
集合債権(しゅうごうさいけん)
複数の債権をまとめたものを指します。これは、個々の債権を一つの集合体として扱うことで、管理や取引を効率化するために利用されます。
具体的には、次のような要素があります。
- 複数の債権の集約:個々の債権を一つの集合体としてまとめる。
- 管理の効率化:複数の債権を一括して管理することで、債権管理業務が効率化される。
- 取引の利便性:集合債権を担保にすることで、大規模な資金調達や証券化が可能になる。
集合債権の具体例
例えば、A社が多数の取引先に対して売掛金を持っている場合を考えます。これらの個々の売掛金を集合債権としてまとめることで、A社はこれを一つの資産として扱うことができます。以下のような流れが典型的です。
- 債権の発生:A社が多数の取引先に対して商品を販売し、複数の売掛金が発生する。
- 債権の集約:これらの売掛金を一つの集合債権としてまとめる。
- 資金調達:集合債権を担保にして、金融機関から融資を受ける。
複数の債権をまとめることで、個々の債権のリスクを分散させ、全体のリスクを低減することができます。集合債権を基に証券を発行し、投資家に販売することで、資金を調達することもできます。
集合債権の見るべきポイント
ポイント
・多数の会社や個人なのか?
・それとも1つの会社に複数の契約がある?
・1つ1つは確定債権?集合債権?
集合債権の場合は中身が何かを考える必要があります。
『多数の会社や個人からの債権』
→具体例のように1つの会社が多数に販売している場合
『1つの会社に複数の債権』
→例えば毎月100万円の商品を提供する契約など(1月の債権、2月の債権etc,,)
また確定債権の複合体なのか、確定債権と将来債権が入り混じっているのか、など見るべきポイントは多いかと思います。
まとめ
①確定債権
給付を受ける金額の額や日が確定している債権
確定債権を取得した場合、確定している履行内容に基づく予定日に予定の金銭の給付を債務者から受けることになります。
ポイント
確定債権を取得する場合、一般的に、『金銭債権の債務者が債務を履行することができるか』という観点を中心に取得を判断します。
②将来債権
債券の根拠となる取引が完了していない時点の債権
商品やサービスの提供や入金日が確定されていなくても取引の契約書等が締結されている状態であれば、おおよそ確定することができ、将来債権とみなします。
ポイント
将来債権を取得する場合、一般的に、『債権者がサービスなどを提供できるか』『金銭債権の債務者が債務を履行することができるか』という観点を中心に判断します。
③集合債権
債務者に対する複数の特定された個々の確定債権や将来債権を、1個の集合とした債権
例えば、1年間毎月100万円の商品を提供する契約がある場合、既に確定債権となっている債権と、将来発生するであろう将来債権が存在しますが、これを一括した債権として取り扱う場合などになります。
マネーファームに投資する際には
・どんな債権の種別なのか?
・その債権は実施されそうか?
という点を意識して投資していければ良いかなと思います。