- LIFULL 不動産クラウドファンディングの評判は?募集窓口型のメリット・デメリット、本業・決算を解説
- 結論:LIFULL 不動産クラウドファンディングは「LIFULLの審査を使いつつ、個別事業者まで読む人」向け
- LIFULL 不動産クラウドファンディングとは
- LIFULL 不動産クラウドファンディングの仕組み
- LIFULL 不動産クラウドファンディングの特徴(メリット)
- LIFULL 不動産クラウドファンディングのデメリット(注意点)
- 怪しい / 危ないと言われる理由
- LIFULL 不動産クラウドファンディングの口コミ・評判
- 運営会社の会社概要 / 信頼性
- 運営会社の「本業」を分解する
- LIFULLグループの決算 / 財務レポート
- LIFULL 不動産クラウドファンディングの実績
- キャンペーン情報
- 登録〜出資までの流れ
- FAQ
- 利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
- まとめ
- 出典・参考
LIFULL 不動産クラウドファンディングの評判は?募集窓口型のメリット・デメリット、本業・決算を解説
※本記事にはPRを含む場合があります。
※LIFULL 不動産クラウドファンディングは元本保証ではありません。不動産価格の下落、賃料下落、営業者の信用悪化、売却遅延などにより、分配遅延や元本割れが起こる可能性があります。
LIFULL 不動産クラウドファンディングは、株式会社LIFULL Investmentが運営する不動産クラウドファンディングの投資プラットフォームです。
一般的な「1社が自社案件を組成するサービス」と違い、複数の不動産特定共同事業者が組成・運用するファンドを、LIFULLの審査と募集窓口を通じて投資できる点が特徴です。
この記事では、公式サイト、ファンド一覧、営業者情報、LIFULL Investmentの会社情報、有価証券報告書内容を確認したうえで、LIFULL 不動産クラウドファンディングの評判、メリット・デメリット、本業、決算、実績を整理します。
この記事でわかること
・結論:LIFULL 不動産クラウドファンディングは「LIFULLの審査を使いつつ、個別事業者まで読む人」向け
・直近ファンド情報
・LIFULL 不動産クラウドファンディングとは
・LIFULL 不動産クラウドファンディングの仕組み
・LIFULL 不動産クラウドファンディングの特徴(メリット)
・LIFULL 不動産クラウドファンディングのデメリット(注意点)
・怪しい / 危ないと言われる理由
・LIFULL 不動産クラウドファンディングの口コミ・評判
・運営会社の会社概要 / 信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・LIFULLグループの決算 / 財務レポート
・LIFULL 不動産クラウドファンディングの実績
・キャンペーン情報
・登録〜出資までの流れ
・FAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ
・出典・参考
結論:LIFULL 不動産クラウドファンディングは「LIFULLの審査を使いつつ、個別事業者まで読む人」向け
ポイント
・LIFULLが事業者とファンドを事前審査し、審査レポートも開示する
・1つの口座で複数の営業者ファンドへアクセスできる募集窓口型
・公開5件の平均予定利回りは6.3%、すべて応募率100%以上
・募集未達時にLIFULLが共同出資する場合があり、不成立リスクを下げる設計がある
・ファンドの運用主体・財務・劣後出資・出口は案件ごとに違う
結論からいうと、LIFULL 不動産クラウドファンディングは、LIFULLの審査と情報開示を補助線にしながら、最後は個別ファンドの営業者・物件・書面まで読める人向けのサービスです。
良いところは、LIFULL Investmentが事業者とファンドを事前審査し、審査内容を投資家に見える形で開示している点です。
さらに、複数の不動産特定共同事業者のファンドへワンストップで投資できるため、事業者分散をしやすい設計になっています。
一方で、ここを「LIFULLグループだから全部安全」と見てしまうのは危険です。
LIFULLは募集・審査・投資家管理の役割を担いますが、すべての案件で1号事業者として物件運用や劣後出資を担うわけではありません。
個人的には、LIFULL 不動産クラウドファンディングは、初心者が何も読まずに丸投げするサービスではなく、審査レポートを使って投資判断の精度を上げるサービスだと考えています。
審査レポート、契約成立前書面、営業者財務、対象不動産、出口戦略を合わせて読む人にはかなり面白いです。
直近ファンド情報
ここは個人が案件に関する詳細説明することを禁止されているので、ワンポイント解説はできません。
LIFULL 不動産クラウドファンディングとは

| サービス名 | LIFULL 不動産クラウドファンディング |
| 運営会社 | 株式会社 LIFULL Investment |
| 代表者 | 代表取締役社長 市川 和也 |
| 所在地 | 東京都千代田区麹町一丁目4番地4 |
| 主要株主 | 株式会社 LIFULL |
| 資本金 | 211,564千円(うち資本準備金111,564千円) |
| 事業内容 | ファンド運営事業、融資事業、投資事業、クラウドファンディング事業 |
| 主な許認可 | 不動産特定共同事業許可 第131号、第二種金融商品取引業、宅地建物取引業、貸金業 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら! |
LIFULL 不動産クラウドファンディングは、「審査をクリアしたファンドだけの投資プラットフォーム」として運営されています。事業者とファンドを事前に審査し、審査内容まで開示し、運用中も定期的にモニタリングする体制が説明されています。
一般的な不動産クラウドファンディングでは、運営会社が自社案件を組成し、自社が営業者として運用することが多いです。LIFULLの場合は、コーシンホーム株式会社や株式会社WALLMATE不動産のような別の不動産特定共同事業者が営業者になり、LIFULL Investmentが募集・契約・投資家管理を担う案件が中心です。
つまり、LIFULL 不動産クラウドファンディングは「LIFULLが運用する不動産だけに投資するサービス」ではなく、LIFULLの審査を通った複数事業者のファンドへ投資する募集窓口型のサービスとして理解するとズレにくいです。
LIFULL 不動産クラウドファンディングの仕組み

ポイント
・LIFULL Investmentは不動産特定共同事業者の1号・2号・4号許可を持つ
・サービス上では、主に2号・4号の電子取引業務として募集窓口を担う
・ファンドごとの営業者は1号事業者、特例事業者、または小規模1号事業者になる
・投資家はデポジット残高の範囲内で出資申込を行う
・LIFULLまたはアセットマネジャーが不足分に出資する場合がある
LIFULLは募集・審査・投資家管理を担う
LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、LIFULL Investmentが事業者とファンドを事前審査し、募集、契約、投資家管理、入出金管理などを担います。事業者向けページでも、投資家集客、契約書・各種書面、取引時確認、法定帳簿、支払調書などの事務作業を代行すると説明されています。
投資家側から見ると、複数の営業者が出すファンドを、1つの口座と1つの画面で比較しやすいのがメリットです。
ファンド運用の主体は案件ごとに異なる
利用規約では、営業者は匿名組合契約の対象となる事業の主体であり、第一号事業者、特例事業者、または小規模第一号事業者とされています。
つまり、どの会社が不動産を取得・運用・売却するのかは、ファンドごとに確認する必要があります。
LIFULLが審査していることは強い材料ですが、営業者が変われば、財務体力、劣後出資、物件運用力、売却力も変わります。ここを読み飛ばすと、募集窓口型の本質を見落とします。
デポジット型なので事前入金が必要
LIFULL 不動産クラウドファンディングはデポジット型です。会員は出資金に充てる金銭をデポジット口座へ送金し、出資申込はデポジット残高の範囲内で行います。
デポジット資金は金銭信託などで管理される一方、預託金に利息はつきません。抽選式の案件では、資金を入れても落選する可能性があります。資金効率を重視する人は、申込期間、抽選結果、出金タイミングを意識したいです。
募集未達時にLIFULLが共同出資する場合がある
公式の説明では、応募状況に応じてLIFULL Investmentが同一条件で出資する場合があるとされています。利用規約上も、LIFULLが募集案件について会員と同一の匿名組合契約に基づき出資することがあると書かれています。
これはファンド不成立リスクを下げる材料です。ただし、共同出資は元本保証ではありません。共同出資の有無、出資額、営業者やアセットマネジャーの追加出資は、案件ごとに確認します。
LIFULL 不動産クラウドファンディングの特徴(メリット)
ポイント
・LIFULLが事業者とファンドを事前審査し、審査レポートを開示する
・公開5件の平均利回りは6.3%、すべて応募率100%以上
・複数営業者のファンドを1口座で見られる
・デポジットと金銭信託により、再投資と預託金管理がしやすい
・LIFULLグループの不動産情報基盤と金融子会社の知見を使える
審査レポートを読めるため、投資判断の材料が増える
ポイント
・公式トップで「事業者とファンドを事前に審査」と明記
・代表者へのヒアリング、提出書類確認、ファンド運営能力の確認が説明されている
・審査内容まで開示する点が、一般的な募集ページと違う
LIFULL 不動産クラウドファンディング最大の特徴は、審査レポートです。
公式ページでは、事業者から提出された資料を確認し、代表者へのヒアリングも行い、ファンド運営を行う能力を総合的に審査すると説明されています。
これは投資家にとってかなり大きいです。不動産クラウドファンディングでは、ファンドページだけでは営業者の財務や運営体制を読み切れないことがあります。
LIFULLがどこを見て、どこを評価したのかを確認できるなら、投資判断の材料が増えます。
複数営業者へワンストップで分散しやすい
ポイント
・LIFULLの口座から複数の不動産特定共同事業者のファンドへ申込できる
・公開5件ではコーシンホームとWALLMATE不動産の案件を確認
・将来的に営業者が増えれば、事業者分散の器として使いやすい
通常、複数の不動産クラウドファンディング事業者へ分散投資するには、それぞれのサービスで会員登録、本人確認、入金、出資申込を行う必要があります。LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、1つのプラットフォーム上で複数営業者のファンドへ投資できます。
現時点の公開ファンドは5件で、コーシンホームの案件が多い段階です。
ただ、構造としては営業者を増やしやすいので、今後ファンド数と営業者の幅が増えれば、分散投資の使い勝手はかなり良くなります。
公開5件はすべて応募率100%以上で、需要は確認できる
ポイント
・公開5件の応募率は100〜114%
・募集総額は約5.81億円、応募総額は約5.96億円
・予定利回りは5.5〜8.0%、平均6.3%
公式ファンド一覧を集計すると、公開5件はいずれも応募率100%以上でした。募集総額は約5.81億円、応募総額は約5.96億円で、少なくとも公開済み案件では資金が集まっています。
利回りは5.5〜8.0%で、平均は6.3%です。
低利回りの安定型だけではなく、TRINITY FUND 6号のような8%案件もあります。利回りだけでなく、営業者、対象物件、賃貸運用、売却出口の違いを見ながら選ぶサービスです。
募集未達時の共同出資で、案件不成立リスクを下げやすい
ポイント
・公式ページで、申込状況に応じてLIFULLが出資する場合があると説明
・利用規約でもLIFULLの同一契約に基づく出資が定められている
・ファンド不成立リスクを下げる材料になる
不動産クラウドファンディングでは、募集金額に届かずファンド不成立になると、投資機会そのものがなくなります。LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、募集金額に不足する場合、LIFULL Investmentやアセットマネジャーが不足分に出資することがあります。
この設計は、投資家にとって使いやすいです。もちろん共同出資は安全性の保証ではありませんが、「良い案件に申し込んだのに不成立で終わる」可能性を下げる仕組みとして評価できます。
LIFULLグループの不動産情報基盤と金融機能を使える
ポイント
・LIFULL InvestmentはLIFULL HOME’S会員向け法人融資も行う金融子会社
・親会社LIFULLはLIFULL HOME’Sや健美家を含む不動産情報サービスを展開
・不動産会社ネットワークと金融審査の知見をファンド選定に使える
LIFULL Investmentは、単なる募集サイト運営会社ではありません。会社情報では、LIFULL地域創生ファンド、LIFULL HOME’S会員向け法人融資、地域創生事業への投資、クラウドファンディング事業を行う会社とされています。
親会社LIFULLは、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」や不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」を持つグループです。この不動産会社ネットワークと金融子会社としての審査機能は、LIFULL 不動産クラウドファンディングの強みです。
LIFULL 不動産クラウドファンディングのデメリット(注意点)
ポイント
・LIFULLグループの信用力は個別ファンドの元本保証ではない
・営業者、劣後出資者、物件、出口はファンドごとに違う
・デポジット型のため、資金効率が落ちる場合がある
・公開ファンドは5件で、実績の厚みはまだ限定的
・手数料無料に見えても、ファンド内コストは間接的に負担する
LIFULLが安全性を保証するわけではない
ポイント
・審査済みでも元本保証ではない
・不動産価格下落、賃料下落、売却遅延、営業者倒産のリスクがある
・優先劣後構造も損失を完全に防ぐものではない
LIFULLの審査があることは大きなメリットですが、審査済みであることと安全であることは同じではありません。不動産価格が下がる、賃料が想定より下がる、売却が遅れる、営業者の財務が悪化する、といったリスクは残ります。
公式リスク説明でも、優先劣後構造は投資家の元本を保証するものではないとされています。劣後出資割合が高くても、損失が劣後出資を超えれば投資家にも影響します。
営業者と劣後出資者はファンドごとに確認が必要
ポイント
・LIFULLは募集窓口型として関与する案件が多い
・1号・3号の営業者はファンドごとに異なる
・決算情報や劣後出資の負担者も案件ごとに確認する
LIFULL 不動産クラウドファンディングで特に注意したいのは、営業者の確認です。コーシンホームの案件とWALLMATE不動産の案件では、運営会社の財務、事業内容、対象物件、賃貸運用、売却出口が違います。
ユーザー目線では「LIFULLのファンド」と見えますが、実際にはファンドごとの営業者が不動産事業を運用します。1号事業者や3号事業者の決算情報は、個別ファンドページや契約成立前書面で確認する必要があります。
デポジット型で資金効率が悪くなることがある
ポイント
・出資申込はデポジット残高の範囲内で行う
・預託金に利息はつかない
・抽選式では入金しても落選する可能性がある
LIFULL 不動産クラウドファンディングは、投資前にデポジットへ入金する必要があります。抽選式の案件では、募集期間中に資金を寝かせたうえで、落選すれば投資できないこともあります。
この点は、先着式でクリック勝負のサービスより使いやすい一方、資金効率は落ちやすいです。複数サービスを使っている人は、資金をどこに待機させるかまで考えたほうがよいです。
公開ファンドは5件で、実績の厚みはまだ限定的
ポイント
・公開一覧で確認できるファンドは5件
・運用終了は2件、運用中は3件
・プラットフォーム型としての営業者分散はこれから
LIFULL 不動産クラウドファンディングは、仕組みとしてはかなり面白いですが、公開ファンド数はまだ5件です。運用終了済みは2件で、運用中案件も含めた実績はこれから積み上がる段階です。
現時点ではコーシンホームの案件が多く、複数営業者に広く分散できる状態とまでは言い切れません。今後、どの事業者が増えるか、審査レポートの質が維持されるか、償還実績が積み上がるかを見たいです。
手数料無料でもファンド内コストは間接負担になる
ポイント
・会員登録、口座開設、出資、管理の直接手数料は基本無料
・入金時の銀行振込手数料は投資家負担
・ファンド内の業務委託報酬や営業者報酬は投資家収益に影響する
手数料ページでは、会員登録、口座開設、出資、投資口座管理、出金にかかる直接手数料は無料とされています。一方で、デポジット口座への銀行振込手数料は投資家負担です。
また、ファンド内では営業者報酬、アセットマネジメント報酬、LIFULLへの委託報酬などが発生し得ます。これは投資家が直接支払う手数料ではありませんが、ファンドの収益から控除されるため、実質的には投資家リターンに影響します。契約成立前書面で確認したいポイントです。
怪しい / 危ないと言われる理由
ポイント
・上場グループ運営でも、個別ファンドの元本保証ではない
・募集窓口型のため、LIFULLと営業者の役割を誤解しやすい
・デポジット型で、事前入金や落選時の資金拘束が気になる人もいる
・公開実績はまだ少なく、長期の償還実績を見たい段階
LIFULL 不動産クラウドファンディングが「怪しい」というより、仕組みを誤解するとリスクを過小評価しやすいサービスです。LIFULLグループの名前があるため、投資家心理として安心しやすい一方、個別ファンドの運用は営業者ごとに異なります。
特に注意したいのは、LIFULLがすべての案件で損失を被るわけではない点です。営業者、アセットマネジャー、劣後出資者、共同出資者が誰なのかは案件ごとに違います。投資時は、審査レポートだけでなく契約成立前書面を読む必要があります。
また、デポジット型であることも好みが分かれます。抽選方式ならクリック競争を避けやすい一方、資金を入れてから落選することがあります。資金効率を重視する人にとってはデメリットになります。
LIFULL 不動産クラウドファンディングの口コミ・評判
ポイント
・良い評判は、LIFULLの審査レポートと上場グループの安心感に集まりやすい
・気になる評判は、デポジット型の資金効率とファンド数の少なさ
・投資判断では口コミより、営業者財務・物件・契約書面を優先する
良い評判:審査レポートがあるので読みやすい
LIFULL 不動産クラウドファンディングの良い評価は、審査レポートの存在に集まりやすいです。事業者やファンドの審査内容が見えるため、単に「利回りが高い」「劣後比率が高い」だけでなく、LIFULLがどこを確認したのかを投資判断に使えます。
また、LIFULL HOME’Sを運営するLIFULLグループの金融子会社が関与している点も、心理的な安心材料になります。未上場の小規模運営会社だけのサービスと比べると、情報開示や管理体制への期待は持ちやすいです。
気になる評判:デポジット型と案件数の少なさ
一方で、デポジット型は資金効率の面で気になります。出資申込前に入金が必要で、落選した場合はその資金が投資されません。複数サービスで資金を回している人ほど、待機資金の置き場所を考える必要があります。
また、公開ファンド数はまだ5件です。将来的な広がりは期待できますが、現時点では「たくさんの事業者から常に選べる」という段階ではありません。サービスの本領は、営業者数とファンド数が増えてからさらに見えやすくなると思います。
口コミよりも、案件ごとの営業者情報を優先したい
口コミは参考になりますが、LIFULL 不動産クラウドファンディングでは特に、案件ごとの営業者情報を優先して見たいです。コーシンホームの案件とWALLMATE不動産の案件では、見るべき財務や事業の背景が違います。
「LIFULLだから大丈夫」でも「知らない営業者だから危ない」でもなく、審査レポート、営業者の決算、物件の賃貸状況、売却出口、劣後出資、利害関係を1つずつ見て判断するのが現実的です。
運営会社の会社概要 / 信頼性
ポイント
・運営会社は株式会社LIFULL Investment
・親会社は東証プライム上場の株式会社LIFULL
・不特1号・2号・4号、第二種金融商品取引業、宅建、貸金業を持つ
・ただし、信頼性はLIFULL単体だけでなくファンドごとの営業者にも依存する
| 会社名 | 株式会社 LIFULL Investment |
| 英語名称 | LIFULL Investment Co., Ltd |
| 住所 | 東京都千代田区麹町一丁目4番地4 |
| 設立 | 2012年10月1日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 市川 和也 |
| 主要株主 | 株式会社 LIFULL |
| 資本金 | 211,564千円(うち資本準備金111,564千円) |
| 役職員数 | 22名(役員、非正規雇用者等を含む、2026年4月1日現在) |
| 事業内容 | ファンド運営事業、融資事業、投資事業、クラウドファンディング事業 |
| 許認可 | 貸金業、宅地建物取引業、第二種金融商品取引業、不動産特定共同事業許可 第131号 |

LIFULL Investmentは金融色の強い不動産関連会社
LIFULL Investmentは、LIFULLグループの金融・投資系子会社です。会社情報では、LIFULL地域創生ファンド、LIFULL HOME’S会員向け法人融資、地域創生事業への投資、クラウドファンディング事業が主な事業内容として示されています。
単なるクラウドファンディング専業会社ではなく、貸金業、第二種金融商品取引業、不動産特定共同事業、宅建業を組み合わせて、不動産会社や地域創生案件へ資金を供給する会社と見ると理解しやすいです。
親会社LIFULLの信用力はプラス材料
親会社の株式会社LIFULLは、LIFULL HOME’Sを運営する東証プライム上場企業です。不動産会社とのネットワーク、住宅情報サービスの運営実績、上場企業としての開示体制は、LIFULL 不動産クラウドファンディングを見るうえでプラス材料です。
ただし、親会社が上場していることは、個別ファンドの元本保証ではありません。LIFULLグループの信用力は「プラットフォームの審査・運営体制を見る材料」であって、営業者や対象物件のリスクを消すものではありません。
各営業者の信頼性は別途確認する
LIFULL 不動産クラウドファンディングの難しさは、営業者がファンドごとに変わる点です。
公式の営業者情報ページでは、コーシンホームやWALLMATE不動産について、許認可、財務資料、関連当事者取引、反社会的勢力チェックなどの確認が行われていることが説明されています。
これは安心材料ですが、最終的には投資家も各営業者の決算、対象不動産、劣後出資、借入や売却方針を読みます。募集窓口型では、LIFULLと営業者の信用を分けて評価することが重要です。
運営会社の「本業」を分解する
ポイント
・LIFULL Investmentの本業は、融資・投資・ファンド運営・クラウドファンディングの組み合わせ
・クラファン事業は投資家向けサービスであると同時に、事業者向け資金調達支援でもある
・LIFULL HOME’S会員向け法人融資と不動産会社ネットワークが背景にある
・収益の正確な内訳は未公表のため、公式開示からの推定として読む
融資事業:不動産会社向けの資金供給
LIFULL Investmentの会社情報では、融資事業は主にLIFULL HOME’S会員向け法人融資とされています。これは、LIFULLグループが持つ不動産会社ネットワークに対して、仕入れ資金、運転資金、短期資金などを供給する事業と考えられます。
不動産会社向け融資は、与信判断と回収管理が重要です。LIFULL 不動産クラウドファンディングの審査でも、営業者の経営・財務状況を確認すると説明されており、融資事業で培った審査目線が活きる可能性があります。
投資事業:地域創生や不動産関連への自己資金投資
投資事業では、地域創生事業への投資などが示されています。LIFULL Investmentは、地域創生ファンドや不動産関連投資を通じて、単に仲介するだけでなく、自社としても資金を投じる立場を持っています。
LIFULL 不動産クラウドファンディングでも、募集未達時にLIFULLが共同出資する場合があります。これは投資事業の延長として、自社資金を使ってファンド成立を支える役割と見られます。
ファンド運営事業:LIFULL地域創生ファンドの運営
LIFULL Investmentは、LIFULL地域創生ファンドの運営も行っています。地域創生や不動産関連の資金需要に対し、ファンド形式で資金を供給する事業です。
この経験は、クラウドファンディングで営業者やファンドを審査する際にも関係します。投資対象の事業計画、資金使途、出口、リスクを読む力が必要になるためです。
クラウドファンディング事業:事業者の面倒な業務を代行する
LIFULL Investmentの事業者向けページでは、不動産クラウドファンディングでの資金調達について、投資家集客、電子取引、契約書・各種書面、投資家管理、取引時確認、法定帳簿、入出金管理、支払調書などを代行すると説明されています。
つまり、LIFULL 不動産クラウドファンディングは、投資家向けには「審査済みファンドへ投資できるサイト」ですが、事業者向けには「不動産特定共同事業者が資金調達しやすくなる募集インフラ」です。ここが単独運営型のクラファンと大きく違う点です。
厳しくなる場面:営業者の質と不動産市況に左右される
この本業モデルのリスクは、良い営業者と良い案件を継続的に集められるかです。営業者の質が落ちる、物件の出口が弱くなる、不動産市況が悪化する、金融環境が厳しくなると、審査の難易度は上がります。
LIFULLのブランドがあるほど、変な案件を扱ったときの信頼低下も大きくなります。投資家としては、LIFULLがどれだけ厳しく案件を選び続けるか、審査レポートの粒度が維持されるかを見ていきたいです。
LIFULLグループの決算 / 財務レポート
ポイント
・LIFULL Investment単体の決算公告は、確認できた公式公開情報では見つからなかった
・そのため、親会社LIFULLの連結決算を補助情報として確認する
・2024年9月期は海外事業の損失で大幅赤字
・2025年9月期は海外事業の非継続化後、国内HOME’S関連を中心に利益回復
・ただし、LIFULL連結決算は個別ファンドの営業者財務ではない

| 期 | 売上収益 | 営業利益 | 親会社利益 | 総資産 | 資本合計 | 読み方 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年9月期 | 36,405百万円 | 1,959百万円 | 1,031百万円 | 51,102百万円 | 32,652百万円 | HOME’S関連と海外事業の2本柱 |
| 2024年9月期 | 34,466百万円 | ▲6,443百万円 | ▲8,463百万円 | 41,191百万円 | 24,202百万円 | 海外事業の損失・再編影響 |
| 2025年9月期 | 28,127百万円 | 3,815百万円 | 5,317百万円 | 40,915百万円 | 26,223百万円 | 海外非継続化後、国内中心に回復 |
LIFULL Investment単体ではなく、親会社連結を補助情報として見る
LIFULL 不動産クラウドファンディングの決算を見るうえで注意したいのは、LIFULL Investment単体の決算公告を確認できた公式公開情報からは見つけられなかった点です。
そのため、この記事では親会社である株式会社LIFULLの連結決算を補助情報として整理します。
ただし、親会社連結決算は、各ファンドの営業者財務とは別です。LIFULLグループが黒字でも、コーシンホームやWALLMATE不動産など個別営業者の財務チェックは省けません。
2024年9月期は海外事業の損失で大幅赤字
LIFULLは2024年9月期に、売上収益344.66億円、営業損失64.43億円、親会社株主に帰属する当期損失84.63億円となりました。主因は海外事業の収益性悪化やリストラクチャリング関連の影響です。
この赤字だけを見ると不安になりますが、LIFULL 不動産クラウドファンディングの直接運営力だけを示すものではありません。海外事業の構造改革を含むグループ全体の数字として読む必要があります。
2025年9月期は国内HOME’S関連を中心に利益回復
2025年9月期は、売上収益281.27億円、営業利益38.15億円、親会社株主に帰属する当期利益53.17億円となり、利益面は大きく回復しました。
海外事業を非継続事業に分類し、国内HOME’S関連事業を中心とした体制へ移ったことが背景です。
LIFULL HOME’S関連事業は、2025年9月期に売上収益255.38億円、セグメント利益43.22億円とされており、国内の主力事業は収益を出しています。
この国内不動産情報基盤が、LIFULL Investmentの事業者ネットワークや審査にもつながります。
自己資本は厚いが、個別ファンドの保証ではない
2025年9月期末のLIFULL連結の総資産は409.15億円、資本合計は262.23億円です。上場企業グループとして一定の財務体力はあります。
ただし、投資家が出資するファンドの返済・償還は、営業者の物件運用や売却、ファンド構造に依存します。LIFULLの連結資本があるから元本が守られる、という読み方はできません。
クラファン依存度は営業者ごとに見る
通常の不動産クラウドファンディング事業者では、匿名組合出資金受入 ÷ 総資産でクラウドファンディング依存度を見られることがあります。
しかしLIFULL 不動産クラウドファンディングは募集窓口型のため、LIFULL連結決算から個別ファンドの匿名組合出資金受入を切り出すことはできません。
したがって、クラファン依存度や資金募集が鈍化した場合の影響は、1号・3号の営業者ごとに見ます。個別ファンドの契約成立前書面に掲載される営業者の貸借対照表、損益計算書、匿名組合出資金の規模を確認するのが現実的です。
LIFULL 不動産クラウドファンディングの実績
ポイント
・公開ファンドは5件、募集総額は約5.81億円
・平均予定利回りは6.3%、中央値は6.0%
・運用期間は9〜22ヶ月で、平均14.4ヶ月
・公開5件はすべて応募率100%以上
・営業者はコーシンホーム4件、WALLMATE不動産1件


利回りは6%台中心で、8%案件は1件
公開5件の利回りは5.5〜8.0%です。3件が6.0%、1件が5.5%、1件が8.0%で、平均は6.3%でした。

不動産クラウドファンディング全体で見ると、6%前後は高すぎず低すぎない水準です。8%案件は魅力的ですが、ホテル運営や売却出口の読みが必要になるため、利回りだけで判断しないほうがよいです。
運用期間は9〜22ヶ月で中期案件が中心
運用期間は9ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、22ヶ月です。短期特化のサービスではなく、1年前後から2年弱の中期案件が中心と見たほうがよいです。

中期案件では、出資後すぐに資金が戻るわけではありません。デポジット型の事前入金と合わせると、資金拘束はやや長く感じる可能性があります。
営業者分散はこれから厚くなる段階
公開5件のうち4件はコーシンホーム株式会社、1件は株式会社WALLMATE不動産の案件です。プラットフォーム型としては複数営業者へ広がる余地がありますが、現時点ではコーシンホーム比率が高いです。

今後、営業者数が増え、審査レポートとモニタリングレポートが継続して蓄積されれば、LIFULL 不動産クラウドファンディングの価値はさらに見えやすくなります。
キャンペーン情報
キャンペーン情報はこちら!
登録〜出資までの流れ
ポイント
・会員登録と本人確認を行う
・投資したいファンドを選ぶ
・出資申込前にデポジット口座へ入金する
・デポジット残高の範囲内で出資申込を行う
・抽選後、当選した場合に契約成立へ進む
会員登録と本人確認
まずは公式サイトから会員登録を行い、本人確認を進めます。LIFULL 不動産クラウドファンディングは投資商品を扱うため、本人確認、出金先口座登録、投資家情報の登録が必要です。
ファンド詳細と審査レポートを確認
次に、投資したいファンドを選びます。ここでは予定利回りや運用期間だけでなく、営業者、対象不動産、劣後出資、賃貸状況、売却出口、LIFULLの審査レポートを確認します。ログイン後に読める情報もあるため、投資前に一通り確認したいです。
デポジット口座へ入金
出資申込はデポジット残高の範囲内で行います。入金時の銀行振込手数料は投資家負担です。抽選式の場合、入金しても落選する可能性があるため、資金効率も考えて入金額を決めます。
申込・抽選・契約成立
募集期間終了後、応募総額が最低成立金額以上となった場合は抽選が行われ、出資者が確定します。出資者確定後、クーリング・オフ期間の経過後にファンドが成立します。
クーリング・オフ等により出資総額が最低成立金額を割り込む場合は、繰上げ当選や不成立の扱いが生じます。スケジュールはファンドごとに確認してください。
FAQ
LIFULL 不動産クラウドファンディングは元本保証ですか?
元本保証ではありません。LIFULLの審査、優先劣後構造、モニタリングがあっても、不動産価格下落、賃料下落、売却遅延、営業者倒産などにより元本割れする可能性があります。
最低投資額はいくらですか?
ファンドごとに異なります。公開ファンドでは1口1万円の案件が多い一方、TRINITY FUND 6号のように1口10万円の案件もあります。必ずファンド詳細で確認してください。
入出金手数料はかかりますか?
デポジット口座への銀行振込手数料は投資家負担です。デポジット残高の出金にかかる送金手数料は、利用規約上LIFULL負担とされています。
LIFULLが共同出資するなら安全ですか?
共同出資は安心材料の1つですが、安全や元本保証を意味しません。LIFULLが同一条件で出資する場合でも、営業者の運用、物件の出口、賃料、売却価格が崩れれば損失が出る可能性があります。
営業者の決算はどこで見ますか?
LIFULL Investmentの親会社であるLIFULLの連結決算はIR資料で確認できますが、個別ファンドの安全性を見るには、ファンドごとの営業者の決算情報を確認します。契約成立前書面や営業者情報ページに掲載される財務情報を読むのが基本です。
途中解約や譲渡はできますか?
不動産クラウドファンディングは流動性が低い商品です。途中解約や譲渡は制限されるため、運用期間中は資金が拘束される前提で投資額を決めてください。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
LIFULL 不動産クラウドファンディングだけでなく、他の不動産クラウドファンディングの募集予定もまとめて確認したい場合は、利回りカレンダーが便利です。募集開始日、予定利回り、運用期間を横断して見られます。
【利回りカレンダー】
複数サービスの募集予定をまとめて確認
ポイント
・不動産クラウドファンディングの年利・投資期間・募集方式をまとめて確認しやすい
・Googleカレンダーに登録しておけば募集開始を見逃しにくい
・LIFULLのように抽選式のサービスも、申込期間を把握しやすい
まとめ
ポイント
・LIFULL 不動産クラウドファンディングは募集窓口型の投資プラットフォーム
・LIFULLの審査レポート、モニタリング、共同出資可能性は強い材料
・ただし、営業者・財務・物件・劣後出資・出口は案件ごとに確認する
・公開実績は5件で、今後の営業者数と償還実績の積み上がりを見たい
・初心者の丸投げ先ではなく、情報を読み込む人ほど使いやすいサービス
LIFULL 不動産クラウドファンディングは、不動産クラウドファンディングの中でもかなり特徴的なサービスです。LIFULLが自社案件だけを組成するのではなく、複数の不動産特定共同事業者が運用するファンドを、LIFULLの審査・募集・投資家管理を通じて提供します。
この仕組みは、投資家にとって大きなメリットがあります。1つの口座で複数営業者のファンドにアクセスでき、審査レポートやモニタリングレポートも投資判断の材料になります。LIFULLグループの不動産情報基盤と金融子会社の知見も、プラス材料です。
ただし、最後に見るべきなのは個別ファンドです。LIFULLの審査を信頼しつつも、営業者の財務、物件の賃貸状況、劣後出資、出口、契約成立前書面を読み、自分のリスク許容度に合う案件だけを選ぶ。これがLIFULL 不動産クラウドファンディングの使い方だと思います。
出典・参考
・LIFULL 不動産クラウドファンディング 公式サイト
・LIFULL 不動産クラウドファンディング ファンド一覧
・LIFULL 不動産クラウドファンディングとは
・公式ガイド:はじめての方へ
・公式ガイド:リスクについて
・公式:手数料
・公式:利用規約
・株式会社LIFULL Investment 会社情報
・LIFULL Investment 不動産クラウドファンディングでの資金調達
・株式会社LIFULL IR情報
・株式会社LIFULL 2023年9月期・2024年9月期・2025年9月期 有価証券報告書






