インベスターズトラストs&p500はやばい?高すぎる手数料の真実

資産形成

インベスターズトラストs&p500はやばい!?
高すぎる手数料の真実

インベスターズトラスト(ITA)とは?

インベスターズトラストは、「ケイマン諸島」「マレーシア」「プエルトリコ」に籍を置く保険会社です。
会社規模としては世界的も非常に大きく、世界的な会社の格付け(AMベスト社)で最高レベルの財務力とするA-の格付けを達成しています。

「ケイマン諸島」「マレーシア」「プエルトリコ」はタックスヘイヴン(租税回避地)であり、多くの海外の金融業社が、ここに資産運用会社や特別目的会社(SPC)を置いています。
*注意*
タックスヘイブンによる租税回避の恩恵は利用者は受けることができません。
なんらかの利益が出た場合には、日本の金融商品と同様の税金をを支払う必要があります。

インベスターズトラストの利用者は「死亡保険」ではなく「長期的な資産形成」を目的に入会している人がほとんどです。インベスターズトラストでは世界有数のファンド(S&P500等)に投資することができるので、これらの積立投資をしている方がほとんどです。
*注意*
インベスターズトラスト独自のファンドではなく、多くは日本の投資信託でも同様の投資を行うことができます。
楽天証券にSP500に1年間で24万円(インベスターズトラストの最低申し込み価格)投資した場合と比較して、手数料は約79倍かかります。

インベスターズトラストS&P 500 インデックス

インベスターズトラストの投資商品の1つである「SP500インデックス」の積み立て商品になります。
おそらくこの商品がFP(ファイナンシャルプランナー)からオススメされることが多いかと思います。
「SP500に投資」とは、アメリカの巨大企業500社にまとめて投資を行うものであり、国内証券会社でも同じように投資することが可能です。

インベストラストSP500の内容

以下の項目がインベスターズトラストSP500の内容になります。
(重要な項目を赤く表示しています。)

通貨米ドル
(クレジットカード払い)
拠出額年間 2,400 ドルより
(200ドル/月〜)
拠出頻度年払、半年払、四半期払、月払
投資期間10年プラン
15年プラン
20年プラン
元本確保10年プラン:100%
15年プラン:140%
20年プラン:160%
年間管理手数料10年プラン:2.0%
15年プラン:1.7%
20年プラン:1.1%
プラン手数料10ドル/月
(120ドル/年)
ストラクチャー手数料アカウント価値の 0.125%/月
(1.5%/年
アカウント価値=その時点での資産総額
ロイヤルティボーナス
(期間中の総拠出額の割合)
10年経過時:拠出金の7.5%
15年経過時:拠出金の7.5%
20年経過時:拠出金の5.0%
契約年齡10年プラン:18-60歳
15年プラン:18-55歳
20年プラン:18-50歳

インベスターズトラストSP500の手数料の実態

インベスターズトラストSP500の複雑な内容から手数料とボーナスの項目のみを抽出します。
赤字が支払う手数料、青字が手に入れることができるボーナスになります。

年間管理手数料10年プラン:2.0%
15年プラン:1.7%
20年プラン:1.1%
プラン手数料10ドル/月
(120ドル/年)
ストラクチャー手数料アカウント価値の 0.125%/月
(1.5%/年)
アカウント価値=その時点での資産総額
ロイヤルティボーナス
(期間中の総拠出額の割合)
10年経過時:拠出金の7.5%
15年経過時:拠出金の7.5%
20年経過時:拠出金の5.0%

1年間にかかる手数料は20年プランの場合
「年間管理手数料1.1%」+「ストラクチャー手数料1.5%」+「プラン手数料120ドル」
2.6%+120ドル
が1年間にかかる手数料になります。
1年目に最低拠出額の2,400ドル投資した場合は、手数料に182.4ドル必要になります。
このときの総手数料は7.6%になります。
20年間最低拠出額の2,400ドル/年を投資した場合(運用益0%時)の総支払手数料は13068ドルになります。
*この手数料は運用益が出るほどさらに大きな額になります。

20年間最低拠出額の2,400ドル/年を投資した場合の「10年経過時、15年経過時、20年経過時に得られるボーナス」は、「1800ドル、2700ドル、2400ドル」になります。20年間投資した時に得られるボーナスの合計は6900ドルになります。
*このボーナスは運用益の有無に関わらず、固定の額になります。

20年間最低拠出額の2,400ドル/年(48000ドル/20年)を投資した場合の実質支払額
実質支払額=総手数料ー総ボーナス
=13068ドルー6900ドル
6168ドル
の支払いをする必要になります。

インベスターズトラストSP500の手数料が高すぎる理由

①1番安い20年プランでも年間2.6%の手数料がかかる。

インベスターズトラストSP500の年間維持費にかかる手数料は2種類あります。
「年間管理手数料20年プラン:1.1%/年」「ストラクチャー手数料:1.5%/年」です。
これらの手数料を合わせると、「2.6%/年」の手数料がかかります。
通常のSP500投資信託の手数料は0.1%ほどですので、かなり多い手数料になります。

②固定費として120ドル/年のプラン手数料がかかる

プラン手数料として10ドル/月の手数料がかかります。
年単位で換算すると120ドル/年の手数料となります。
1ドル=100円で換算すると、毎年12,000円もの手数料がかかるということです。
通常の投資信託ではこの謎の手数料は一切かかりません。

③クレジット払いのため為替レート手数料がかかる(約2%)

基本的にはクレジット払いになるので、クレジット会社が設定した為替手数料を支払う必要があります。
クレジット会社によって為替手数料は違いますが、だいたい約2%の為替手数料が発生します。
「毎月の支払い時に毎回2%の手数料」と「受け取り時にも2%の手数料」が発生することになります。
通常の投資信託ではこの為替手数料は一切発生しません。それどころか楽天証券でクレジットカードで積立すれば1%の楽天ポイントを得ることができます。

④ボーナス分を上回る圧倒的な手数料

ロイヤルティーボーナスと言って、10年、15年、20年経過時にいくらかのボーナスが入金されます。しかし、ロイヤルティーボーナス以上の圧倒的な手数料は支払っています。
どちらかというと手数料の一部が戻ってくる感覚に近いですね。
1万円払って1000円戻ってきて喜んでいるような状況になっています。投資をするなら1万円支払う部分を少なくするように努力しましょう。要は手数料は最小限にする努力をする必要があるということです。

インベスターズトラストSP500の総手数料と口座残高

SP500インデックスの30年間の成長率は平均9.3%です。
今回は、SP500の成長率が「0%」「5%」「10%」のときの総支払手数料を確認してみます。
また「0%」時は銀行貯金の場合と比較しました。
「5%」「10%」時は通常の投資信託手数料0.1%との比較もしています。

SP500成長率「0%」の総手数料と口座残高を計算

年数掛け金年間手数料(12000円+2.6%)口座残高(成長率0%)預金の場合
124000018240221760240000
224000024006437754480000
324000029622648133720000
424000035091853041960000
52400004041910526221200000
62400004560812470141440000
72400005066214363521680000
82400005558516207661920000
92400006038018003872160000
102400006505019753362400000
112400006959921457382640000
122400007402923117092880000
132400007834424733643120000
142400008254726308173360000
152400008664127841753600000
162400009062929335473840000
172400009451230790354080000
182400009829532207404320000
1924000010197933587604560000
2024000010556834931934800000
1ドル=100円で計算,掛け金は最小の24万円/年で計算

総手数料=1,306,807円になります。
しかしロイヤルティボーナスが「10年経過時に180,000円」「15年経過時に270,000円」「20年経過時に240,000円」に付与されるので、「合計:690,000円」得られます。
差額は
総手数料=1,306,807円】ー【総ボーナス:690,000円
616,807円
の支払いになります。

SP500成長率「5%」の総手数料と口座残高を計算

年数掛け金年間手数料(12000円+2.6%)口座残高(成長率5%)成長率5%時の口座残高
(手数料なし)
通常の投資信託
手数料(約0.1%)
124000018240232848240000240
224000024294470982492000492
324000030486714521756600756
42400003681896358910344301034
524000043293121831013261521326
624000049916147881416324591632
724000056689174523119540821954
824000063616201769522917862291
924000070700229634526463752646
1024000077945258132030186943018
1124000085354287276434096293409
1224000092932317082438201103820
13240000100681347565042511164251
14240000108607378739547036724703
15240000116712410621751788555178
16240000125002443227656777985677
17240000133479476573662016886201
18240000142149510676767517726751
19240000151016545553873293617329
20240000160084581222779358297935
1ドル=100円で計算,掛け金は最小の24万円/年で計算

総手数料=1,688,000円になります。
しかしロイヤルティボーナスが「10年経過時に180,000円」「15年経過時に270,000円」「20年経過時に240,000円」に付与されるので、「合計:690,000円」得られます。
差額は
総手数料=1,688,000円】ー【総ボーナス:690,000円
998,000円
の支払いになります。

SP500成長率「10%」の総手数料と口座残高を計算

年数掛け金年間手数料(12000円+2.6%)口座残高(成長率5%)成長率10%時の口座残高
(手数料なし)
通常の投資信託
手数料(約0.1%)
124000018240243936240000240
224000024582505289504000504
324000031378785303794400794
424000038658108530911138401114
524000046458140673614652241465
624000054815175111318517461852
724000063769212007922769212277
824000073362251538827446132745
924000083640293892332590743259
1024000094652339269838249823825
11240000106450387887344474804447
12240000119091439976051322285132
13240000132634495783958854515885
14240000147144555576567139966714
15240000162690619638376253967625
16240000179346688274086279358628
17240000197191761810497307299731
1824000021631184059731094380210944
1924000023679592500951227818212278
20240000258742101544881374600013746
1ドル=100円で計算,掛け金は最小の24万円/年で計算

総手数料=2,285,000円になります。
しかしロイヤルティボーナスが「10年経過時に180,000円」「15年経過時に270,000円」「20年経過時に240,000円」に付与されるので、「合計:690,000円」得られます。
差額は
総手数料=2,285,000円】ー【総ボーナス:690,000円
1,595,000円
の支払いになります。

インベスターズトラストSP500のメリットの注意点

ここまでインベスターズトラストSP500のデメリットを詳しくお話ししてきましたが、メリットも存在します。
それは「元本確保型の商品」であることです。
ただし、この元本確保とは「ドルベースであること」「ロイヤルティボーナスを含んでいること」は知っておかなければなりません。

「ドルベースであること」
積立時よりもドルの価値が落ちていた場合には、資産が減少することがあります。
またドルではなく円で受け取る場合には、「為替手数料」がかかります。

「ロイヤルティボーナスを含んでいること」
元本確保分のお金+ロイヤルティボーナスが受け取れるわけではありません。ロイヤリティーボーナス込みでの元本確保になります。

*支払い手数料分も元本確保にはいっているのか?*
20年間で「48000ドル」積み立てた場合の元本保証は「76800ドル」になります。
実際の元本保証がこの額面通りの「76800ドル」なのか「元本確保分ー20年間の総手数料」になるのかを知らなくてはなりません。
調べたのですが、ここが曖昧でブログに載せるほどの信憑性を得ることができませんでした。もし、インベスターズトラストSP500商品を購入される場合は、この部分をきちんと聞いておく必要があるかと思います。

まとめ

通常の投資信託手数料と比べて遥かに高い手数料が取られることがお分かりいただけたでしょうか。
よく投資信託とではなく「他のオフショア投資と比べたら安い」との声もありますが、そもそもオフショア投資を個人がする意味はあるのでしょうか?
税金は通常の投資信託と同じようにかかるのですから、メリットがあまりにもありませんよね。。
また日本の制度であるつみたてNISA等を利用すれば、年間40万円までは税金を納める必要はありません。

・オフショア投資はしない。
・つみたてNISAをまずは利用する
・さらに投資するなら、通常の投資信託を!
・保険と投資は別々に考える

この4つを守って正しく投資をすることで、着実に資産を増やしていくことができると考えています。

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