- 田村ビルズクラウドファンディングの評判は?実績・本業・決算を解説
- 結論:田村ビルズクラウドファンディングは地方住宅系を短期で狙えるが出口を読める人向け
- 田村ビルズクラウドファンディングとは
- 田村ビルズクラウドファンディングの仕組み
- 田村ビルズクラウドファンディングの特徴(メリット)
- 田村ビルズクラウドファンディングのデメリット(注意点)
- 怪しい / 危ないと言われる理由
- 田村ビルズクラウドファンディングの口コミ・評判
- 運営会社の会社概要 / 信頼性
- 運営会社の「本業」を分解する
- 田村ビルズグループ / 株式会社田村ビルズの決算 / 財務レポート
- 田村ビルズクラウドファンディングの実績
- キャンペーン情報
- 登録〜出資までの流れ
- FAQ
- 利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
- まとめ
- 出典・参考
田村ビルズクラウドファンディングの評判は?実績・本業・決算を解説
※本記事にはPRを含む場合があります。
※田村ビルズクラウドファンディングは不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディングです。
田村ビルズクラウドファンディングは、山口県を地盤に住宅・不動産事業を展開する株式会社田村ビルズが運営する不動産クラウドファンディングです。
公開ファンド10件を確認すると、平均予定利回りは年5.83%、平均運用期間は約138日、全件が抽選式で募集額を上回る応募を集めていました。
この記事では、公式サイト、公開ファンド一覧、株式会社田村ビルズグループの上場時決算情報、田村ビルズグループ公式情報をもとに、サービスの強みと注意点を投資家目線で整理します。
この記事でわかること
・結論:田村ビルズクラウドファンディングは地方住宅系を短期で狙えるが出口を読める人向け
・直近ファンド情報
・田村ビルズクラウドファンディングとは
・田村ビルズクラウドファンディングの仕組み
・田村ビルズクラウドファンディングの特徴(メリット)
・田村ビルズクラウドファンディングのデメリット(注意点)
・怪しい / 危ないと言われる理由
・田村ビルズクラウドファンディングの口コミ・評判
・運営会社の会社概要 / 信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・田村ビルズグループ / 株式会社田村ビルズの決算 / 財務レポート
・田村ビルズクラウドファンディングの実績
・キャンペーン情報
・登録〜出資までの流れ
・FAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ
・出典・参考
結論:田村ビルズクラウドファンディングは地方住宅系を短期で狙えるが出口を読める人向け
結論のポイント
・公開ファンド10件の平均予定利回りは年5.83%
・山口県の住宅・地域案件が中心
・運用期間は92日など短期案件が多い
・全件が抽選式で募集額を上回る応募を確認
・上場企業グループ運営だが在庫と借入の大きさも見る
田村ビルズクラウドファンディングは、地方の住宅系・地域応援系ファンドを短期で狙いたい人に向いたサービスです。
公開済みファンドを見ると、山口県の戸建、区分マンション、LFBブランドの住宅、地域活性化に関わる案件が中心で、投資対象のイメージは比較的つかみやすいです。
また、運営元の田村ビルズグループはTOKYO PRO MarketとFukuoka PRO Marketへ上場しています。
ガバナンス面ではプラス材料ですが、建築・不動産事業は販売用不動産や仕掛販売用不動産を抱えるビジネスなので、決算を見るときは利益だけでなく在庫、借入、資金繰りも確認したいです。
まとめると、田村ビルズクラウドファンディングは「地方住宅系の短期案件を、運営会社の本業と出口まで読んで投資したい人」向けです。
利回りだけで飛びつくより、対象不動産の売却可能性、賃貸収入の安定性、劣後出資比率をセットで見ると判断しやすいです。
直近ファンド情報!
やまぐち応援2号ファンド 山口市大殿地区活性化プロジェクト
・年利6%
・期間100日
・抽選
・12/1~21
〜ワンポイント解説〜
山口市・大殿地区で新築する『シェアハウス』が投資対象。
建築案件なのですが、出口は株式会社田村ビルズが当該物件を取得(購入)し、運用するとのこと。
シェアハウスの安定運用のめどが立ち次第、家賃収入を分配原資とするインカム型ファンドとして、再度組成する予定みたいです。
資金拘束含めると年利4.6%前後か。
田村ビルズクラウドファンディングとは

| サービス名 | 田村ビルズクラウドファンディング |
| 運営会社 | 株式会社田村ビルズ |
| 代表者 | 代表取締役 河村 英治 |
| 所在地 | 山口県山口市黒川400番地1 |
| 主な許認可 | 不動産特定共同事業 1号・2号、宅地建物取引業など |
| 最低出資金額 | 公開ファンドでは1万円または10万円 |
| 募集方式 | 公開ファンドは抽選式を確認 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら! |
田村ビルズクラウドファンディングは、株式会社田村ビルズが運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
投資家は匿名組合契約を通じて対象不動産へ出資し、運用期間中の賃料収入や売却収入などをもとに分配を受ける仕組みです。
山口県の住宅・地域活性化案件が中心です。
都市部の大型開発に投資するというより、田村ビルズグループが普段から扱う住宅・不動産の延長線上にある小口ファンドとして見ると理解しやすいです。
田村ビルズクラウドファンディングの仕組み
ポイント
・投資家は匿名組合契約で優先出資する
・株式会社田村ビルズが営業者として募集と運用を担う
・対象不動産は山口県の住宅系・地域案件が中心
・分配原資は賃料収入や売却収入
・劣後出資があっても元本保証ではない

田村ビルズクラウドファンディングでは、投資家が優先出資者として参加し、運営会社側が劣後出資を入れる案件があります。対象不動産の運用や売却で損失が出た場合、劣後出資部分が先に損失を吸収する設計です。
ただし、劣後出資は元本保証ではありません。劣後出資比率を超える価格下落や売却遅延が起きれば、投資家の元本にも影響します。とくに地方物件では、出口の買い手、賃貸需要、再組成のしやすさを案件ごとに確認したいです。
公開ファンド詳細では、募集方式、募集金額、最低出資金額、予定利回り、運用期間、優先劣後比率、払い戻し予定日などが確認できます。投資前は数字だけでなく、対象不動産の場所と用途、運用終了後の回収方法まで読むのが大切です。
田村ビルズクラウドファンディングの特徴(メリット)
ポイント
・公開ファンドの平均予定利回りは年5%台後半
・92日程度の短期案件が多い
・山口県の住宅・地域案件が中心で投資対象を想像しやすい
・田村ビルズグループの本業と案件の接点が強い
・全件で募集額を上回る応募を確認できる
年5%台後半の利回りを狙える
ポイント
・公開ファンド10件の平均予定利回りは年5.83%
・最低は年3.1%、最高は年7.7%
・高すぎる利回りだけでなく中利回り帯も混ざる
公開ファンドを見ると、予定利回りは年3.1%から7.7%まで幅があります。平均では年5%台後半なので、低利回りの堅め案件だけでなく、地方住宅系として一定の利回りを狙うサービスと言えます。
ただし、利回りが高い案件ほど出口や流動性の確認が重要になります。地方物件の売却では、周辺相場、賃貸需要、物件の個別性を見ながら、予定利回りに見合うリスクかを判断したいです。
短期案件が多く資金を回しやすい
ポイント
・公開ファンド10件中6件が92日運用
・平均運用期間は約138日
・短期で償還予定が見えやすい
田村ビルズクラウドファンディングは、公開ファンドの多くが短期運用です。とくに92日運用の案件が多く、1年を超える資金拘束が苦手な人には使いやすいサービスです。
短期案件は資金を回しやすい反面、募集頻度が高くなければ次の投資先が空く可能性もあります。償還後の資金をどう回すかまで考えると、他サービスと並行して使う方が資金効率は上げやすいです。
山口県の住宅系案件を読みやすい
ポイント
・山口県の戸建・区分マンション・新築住宅系が目立つ
・大型商業施設よりも周辺相場を調べやすい
・地域応援型では物件の用途と需要を読む
公開ファンドには、山口県内の戸建、区分マンション、LFB新築住宅、地域活性化系の案件が目立ちます。投資対象が住宅系に寄っているため、周辺の売買事例や賃貸需要を自分でも調べやすいのはメリットです。
ただし、地域応援型や商店街関連の案件は、単純な住宅投資よりも個別性が強くなります。地域活性化のストーリーは魅力ですが、投資判断では賃料収入や売却可能性に落とし込んで確認したいです。
本業の住宅・不動産事業と接点が強い
ポイント
・田村ビルズは中古不動産、建売、賃貸管理、投資用アパートなどを扱う
・ファンド対象と本業のアセットが近い
・物件の仕入れ・再生・販売・管理の経験を読みやすい
田村ビルズグループの中心は、建築・不動産事業です。中古不動産の売買仲介、買取再販、新築建売、賃貸管理、投資用アパート企画などを扱っており、クラウドファンディングの対象物件とも距離が近いです。
この接点はプラス材料です。運営会社が普段から扱う種類の不動産をファンド化しているため、物件選定、管理、出口の説明を本業とつなげて読みやすくなります。
応募が集まりやすい傾向を確認できる
ポイント
・公開10件すべてで募集額を上回る応募を確認
・応募総額は募集総額の145.7%相当
・抽選倍率は投資機会の少なさにもつながる
公開ファンド一覧では、全件で応募金額が募集金額を上回っていました。小規模案件が多いこともあり、条件が良いと応募が集中しやすいサービスです。
人気があること自体は好材料ですが、投資家側から見ると当選しにくいというデメリットにもなります。募集額が小さい案件では、資金を用意しても希望額どおりに投資できない可能性があります。
田村ビルズクラウドファンディングのデメリット(注意点)
ポイント
・ファンド組成頻度は多くない
・抽選式のため希望額を投資できるとは限らない
・地方物件は出口と需要の読み込みが必要
・短期案件でも払い戻しまでの時間差がある
・振込手数料は投資家負担
募集頻度が高いサービスではない
ポイント
・公開ファンド数は10件
・常時投資できるタイプではない
・資金待機が発生しやすい
田村ビルズクラウドファンディングは、ファンド数が多いサービスではありません。公開一覧を見ても、継続的に大量のファンドを出すタイプというより、条件が整った案件を小口化して出すサービスです。
そのため、メインの投資先として資金を置き続けるより、募集が出たときに候補へ入れる使い方が合います。資金効率を重視するなら、他の不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングと併用する方が現実的です。
抽選式で投資額を読みにくい
ポイント
・公開ファンドは全件抽選式
・応募額が募集額を上回る案件が多い
・部分当選の可能性も確認したい
公開ファンドはすべて抽選式でした。先着式と違って募集開始時間に張り付かなくてよい一方、応募しても投資できるとは限りません。
少額で試しやすい反面、募集額が小さい案件では倍率が上がりやすいです。投資したい金額を確実に入れたい人には、やや使いにくく感じる可能性があります。
地方物件は出口を慎重に読む
ポイント
・山口県の住宅・地域案件が中心
・都市部より買い手や賃貸需要が限定されることがある
・売却価格と再組成可能性を確認する
地方住宅系の案件は、物件価格が比較的読みやすい一方で、出口が限られることがあります。都心の区分マンションのように買い手が厚い市場ではない案件もあるため、運用終了時にどう回収するのかを確認したいです。
とくに地域応援型や商店街関連の案件は、単純な売却前提だけでなく、賃貸運用や地域需要の説明も重要になります。利回りだけでなく、出口の納得感を見て判断しましょう。
短期でも償還までの時間差がある
ポイント
・運用期間と払い戻し日は別
・運用終了後すぐに資金が戻るとは限らない
・次の投資予定と資金拘束を合わせて見る
ファンドの運用期間が短くても、運用終了日と払い戻し予定日は一致しません。公開ファンド詳細でも、運用終了後に払い戻し予定日が設定されています。
短期案件として資金を回したい場合は、運用期間だけでなく、払い戻し予定日まで含めて資金拘束期間を見ます。次の募集に資金を回したい人ほど、この時間差は確認しておきたいです。
振込手数料は投資家負担
ポイント
・出資時の振込手数料は投資家負担
・少額投資では手数料負けに注意
・出資口数と手数料を合わせて判断する
公開ファンド詳細では、出資金の振込手数料は出資者負担と記載されています。少額投資の場合、手数料の影響が利回りに対して大きくなる可能性があります。
田村ビルズクラウドファンディングは短期案件も多いため、手数料を含めた実質利回りを確認したいです。とくに1口だけの投資では、振込手数料が期待分配金を圧迫しやすくなります。
怪しい / 危ないと言われる理由
ポイント
・不動産クラウドファンディング自体が元本保証ではない
・地方物件は出口と需要の読み込みが必要
・短期・高利回りに見える案件ではリスク説明を確認する
・上場企業グループでも個別ファンドの安全性は別問題
田村ビルズクラウドファンディングが怪しいというより、不動産クラウドファンディングそのものに元本割れリスクがあります。対象不動産の価格下落、賃料下落、売却遅延、災害、運営会社の信用悪化などが起きれば、分配や償還に影響します。
また、地方物件は周辺相場を調べやすい一方で、出口の買い手が限定されることがあります。山口県の住宅系案件に投資するなら、地域の賃貸需要や売買流動性を見て、劣後出資比率だけに頼りすぎないことが大切です。
運営会社グループが上場していることは信頼性の材料ですが、上場しているから元本保証になるわけではありません。グループの決算と、個別ファンドの対象不動産・出口・劣後出資比率を分けて確認しましょう。
田村ビルズクラウドファンディングの口コミ・評判
ポイント
・山口県中心のローカル色は特徴的
・短期案件と年5%台後半の利回りは魅力
・募集頻度と抽選倍率は注意点
・ファンド説明を読んで出口を確認したい
田村ビルズクラウドファンディングは、知名度で大手サービスに並ぶタイプではありません。ただ、山口県の住宅・地域案件に投資できるローカル色は強く、他サービスと差別化されています。
良い評判につながりやすいのは、短期案件が多いこと、平均予定利回りが年5%台後半であること、上場企業グループが運営に関わることです。地方の住宅系案件を小口で試したい人には魅力があります。
一方で、募集頻度は多くなく、抽選式のため投資できるかは読みにくいです。案件が出たときに、対象不動産の場所、賃貸または売却の出口、劣後出資比率、払い戻し予定日を読み込む姿勢が必要です。
運営会社の会社概要 / 信頼性
ポイント
・運営会社は山口県の株式会社田村ビルズ
・不動産特定共同事業の1号・2号許可を確認
・親会社の田村ビルズグループはTOKYO PRO MarketとFukuoka PRO Marketへ上場
・本業は建築・不動産事業と環境リサイクル事業
・信頼性はプラスだが個別ファンドの精査は必要
| 運営会社 | 株式会社田村ビルズ |
| 代表者 | 代表取締役 河村 英治 |
| 所在地 | 山口県山口市黒川400番地1 |
| 不動産特定共同事業 | 1号及び2号(電子取引業務を行う) |
| 許可番号 | 山口県知事 1号 |
| 宅地建物取引業 | 国土交通大臣(2)第9501号 |
| 親会社 | 株式会社田村ビルズグループ |
| 親会社の上場市場 | TOKYO PRO Market、Fukuoka PRO Market |
田村ビルズは住宅・不動産事業を担う会社
ポイント
・中古不動産売買仲介や買取再販を扱う
・新築建売や投資用アパート企画も扱う
・賃貸管理や賃貸仲介も事業範囲に入る
株式会社田村ビルズは、田村ビルズグループの中で住宅・不動産事業を担う会社です。公式会社概要では、中古不動産売買仲介、賃貸管理、戸建分譲、新築・リフォーム、足場工事、投資用アパート企画・販売、賃貸仲介、不動産テックなどを事業内容として掲げています。
つまり、田村ビルズクラウドファンディングの対象不動産は、同社が普段から扱う住宅・不動産ビジネスの延長線上にあります。ここは、運営会社の本業とファンド内容が離れていないという意味でプラス材料です。
田村ビルズグループは上場企業として開示がある
ポイント
・親会社は株式会社田村ビルズグループ
・2026年3月にTOKYO PRO MarketとFukuoka PRO Marketへ上場
・連結決算情報を確認できる
親会社の株式会社田村ビルズグループは、2026年3月25日にTOKYO PRO MarketとFukuoka PRO Marketへ上場しました。一般的な非上場の不動産クラウドファンディング事業者より、財務情報や事業説明を確認しやすい点はメリットです。
ただし、TOKYO PRO MarketやFukuoka PRO Marketは一般個人向けの流通市場とは性格が異なります。上場企業グループだから無条件に安全と考えるのではなく、決算で本業の収益性、在庫、借入、キャッシュフローを確認することが大切です。
関連会社は建築・不動産と環境リサイクルに分かれる
ポイント
・建築・不動産は住まい周辺のサービスを展開
・環境リサイクルは産業廃棄物の収集運搬・処理を担う
・クラファンは建築・不動産事業側に近い
田村ビルズグループは、住まいに関するワンストップサービスを掲げる建築・不動産事業と、産業廃棄物の収集運搬から中間処理・最終処分までを扱う環境リサイクル事業を持っています。
田村ビルズクラウドファンディングと直接関係が深いのは、建築・不動産事業です。中古住宅の買取再販、建売、賃貸管理、投資用アパート、リフォームなどの機能が、ファンドの対象不動産や出口設計に関係します。
許認可は最低限の土台として見る
ポイント
・不動産特定共同事業の許可を確認
・電子取引業務にも対応
・許可は安全性の保証ではなく運営体制の確認材料
公式サイトでは、株式会社田村ビルズが不動産特定共同事業の1号及び2号を持ち、電子取引業務を行うことが確認できます。許可番号は山口県知事 1号です。
許認可があることは、サービス運営の土台として重要です。ただし、許認可があるから個別ファンドが必ず安全という意味ではありません。投資判断では、許認可、本業、決算、個別ファンド情報を組み合わせて見ます。
運営会社の「本業」を分解する
ポイント
・本業の中心は建築・不動産事業
・中古不動産の仕入れ・再生・販売が重要な収益源
・新築建売、投資用アパート、賃貸管理も収益柱
・環境リサイクル事業は別の安定収益源として見る
・クラファンは本業物件の小口化と投資家接点の役割
中心は建築・不動産の在庫回転ビジネス
ポイント
・販売用不動産や仕掛販売用不動産を保有する
・仕入れ、建築、再生、販売で利益を出す
・在庫回転と売却価格が利益を左右する
田村ビルズグループの本業を一言で見るなら、建築・不動産を中心とした在庫回転ビジネスです。公式開示でも、建築・不動産事業の売上は販売用不動産の購入顧客との契約状況や、請負建築物の工事進捗などを前提にして算定されています。
中古住宅や土地を仕入れ、再生・建築・企画を行い、販売や賃貸につなげる。ここで取得価格、建築・改修コスト、販売価格、販売までの期間が利益を決めます。不動産クラウドファンディングの投資家も、この在庫回転の考え方を理解しておくと案件を読みやすくなります。
LFBブランドは住宅供給と買取再販の接点
ポイント
・LFB再生住宅は中古不動産の買取再販に近い
・LFB新築住宅は新築戸建の供給
・LFBアパートメントは投資用アパート企画に関係する
田村ビルズグループは、LIFE FAN BOXの頭文字を取ったLFBブランドを展開しています。公式サイトでは、LFB再生住宅、LFB新築住宅、LFBアパートメントなどが紹介されています。
このうち、LFB再生住宅は中古不動産を取得して再生し、販売する買取再販に近い事業です。LFB新築住宅は新築戸建、LFBアパートメントは投資用アパートの企画・販売に関係します。田村ビルズクラウドファンディングの案件名にもLFB関連の表現があり、本業との接点はかなり強いです。
賃貸管理は保有中の収益を支える
ポイント
・賃貸仲介と賃貸管理も事業範囲
・入居付けや建物管理はインカム型案件に関係する
・退去や賃料下落は分配原資に影響する
不動産クラウドファンディングでは、対象不動産を保有している間の賃料収入が分配原資になる案件があります。田村ビルズは賃貸仲介や賃貸管理も事業内容に含めているため、保有中の運用管理と本業の接点があります。
ただし、賃貸管理の経験があっても、入居需要や賃料水準が保証されるわけではありません。地方住宅系案件では、家賃水準、入居者属性、退去時の再募集力を読みたいです。
環境リサイクル事業は別の収益柱
ポイント
・産業廃棄物の収集運搬から処理までを扱う
・建築・不動産と完全に同じ事業ではない
・グループ全体の収益分散として見る
田村ビルズグループには環境リサイクル事業もあります。公式情報では、産業廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処分、リサイクルを扱うと説明されています。
これはクラウドファンディングの対象不動産と直接同じビジネスではありませんが、グループ全体の収益分散としては意味があります。建築・不動産事業が市況影響を受ける一方、環境リサイクル事業は別の需要に支えられる可能性があります。
クラファンは資金調達と投資家接点の役割
ポイント
・本業で扱う物件を小口化できる
・地域案件の認知にもつながる
・募集額はグループ全体から見ると大きくない
田村ビルズクラウドファンディングは、本業の不動産を投資家向けに小口化する役割を持ちます。物件の取得、再生、賃貸、売却という本業の流れの一部を、投資家資金と接続する仕組みです。
公開ファンド10件の募集総額は約1.22億円です。グループの連結総資産や不動産在庫と比べると、現時点の公開情報ベースでは本業全体を左右する規模とは言いにくいです。ただし、個別ファンド単位では出口と資金回収が重要である点は変わりません。
厳しい局面では在庫と借入が重くなる
ポイント
・不動産在庫は販売できるまで資金を寝かせる
・借入金利上昇は資金コストになる
・地方物件の売却停滞は出口リスクになる
建築・不動産の在庫回転ビジネスでは、販売用不動産や仕掛販売用不動産が増えるほど資金需要も増えます。市況が良いときは売上成長につながりますが、売却が遅れると借入や資金繰りの負担が重くなります。
田村ビルズクラウドファンディングの投資家は、個別ファンドの出口だけでなく、運営会社グループの在庫回転と借入の状況も見ておくとよいです。決算では、売上や利益だけでなく、棚卸資産、借入、営業キャッシュフローを確認します。
田村ビルズグループ / 株式会社田村ビルズの決算 / 財務レポート
ポイント
・親会社の田村ビルズグループは連結決算情報を開示
・2025年5月期は売上76.76億円、営業利益5.06億円
・2026年5月期中間は売上38.64億円、営業利益0.74億円
・販売用不動産と仕掛販売用不動産が大きい
・クラファン依存度は開示資料だけでは直接切り分け不可
| 項目 | 2025年5月期 実績 | 2026年5月期 中間実績 | 2026年5月期 通期予想 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,676百万円 | 3,864百万円 | 8,500百万円 |
| 営業利益 | 506百万円 | 74百万円 | 417百万円 |
| 経常利益 | 461百万円 | 19百万円 | 296百万円 |
| 当期(中間)純利益 | 224百万円 | 12百万円 | 193百万円 |
| 総資産 | 7,829百万円 | 10,732百万円 | ー |
| 純資産 | 1,894百万円 | 1,902百万円 | ー |
| 自己資本比率 | 24.2% | 17.7% | ー |
売上は伸びる一方で利益率は低下予想
ポイント
・2026年5月期の売上予想は前期比10.7%増
・営業利益予想は前期比17.6%減
・上場関連費用や広告宣伝費も影響
田村ビルズグループの2026年5月期予想は、売上高8,500百万円です。前期比では増収を見込む一方、営業利益は417百万円で前期比減益予想です。
公式開示では、販売管理費及び一般管理費に人員計画、上場関連費用、広告宣伝費の発生などを織り込んでいると説明されています。単純に本業が悪化しているというより、成長投資や上場関連コストも合わせて読む必要があります。
中間期は下期偏重に見える
ポイント
・2026年5月期中間の営業利益は74百万円
・通期予想417百万円に対して進捗は低め
・不動産販売や建築工事は期ずれが起きやすい
2026年5月期中間の売上高は3,864百万円、営業利益は74百万円です。通期予想に対する利益進捗だけを見ると低く見えます。
ただし、田村ビルズグループの建築・不動産事業は、不動産売買や建築工事の進捗に左右されます。不動産の引渡しや売却が下期に偏ると、売上と利益も下期に寄りやすくなります。投資家としては、次回以降の決算で通期予想に対する進捗を確認したいです。
貸借対照表は在庫と借入を重点確認
ポイント
・2026年5月期中間の総資産は10,732百万円
・販売用不動産と仕掛販売用不動産が大きい
・短期借入金と長期借入金も増えている
2026年5月期中間では、総資産が10,732百万円まで増えています。内訳を見ると、販売用不動産や仕掛販売用不動産が大きく、建築・不動産事業らしい在庫型の貸借対照表です。
同時に、短期借入金や長期借入金も大きくなっています。不動産を仕入れて販売するビジネスでは自然な構造ですが、在庫回転が鈍ると資金負担が重くなります。個別ファンドの安全性を見るときも、グループ全体の在庫と借入のバランスは確認したいです。
営業キャッシュフローは在庫投資の影響を受ける
ポイント
・2026年5月期中間の営業キャッシュフローはマイナス
・財務キャッシュフローはプラス
・在庫投資と借入調達の組み合わせとして読む
2026年5月期中間の営業キャッシュフローはマイナス2,073百万円、財務キャッシュフローはプラス2,894百万円です。これは、不動産在庫を積み上げながら借入などで資金を調達している構図として読めます。
不動産会社では、在庫を仕入れるタイミングで営業キャッシュフローが悪化することがあります。問題は、その在庫が計画通り販売・回収できるかです。田村ビルズグループの場合も、今後の売上計上、在庫回転、借入水準を継続して見る必要があります。
クラファン依存度は直接計算しにくい
ポイント
・連結開示からクラファン資金だけを切り分けるのは難しい
・公開10件の募集総額は約1.22億円
・グループ全体では小さいが個別ファンドでは出口確認が必要
田村ビルズグループの開示だけでは、田村ビルズクラウドファンディング由来の資金だけを明確に切り分けることはできません。そのため、クラファン依存度を正確に計算するのは難しいです。
ただし、公開ファンド10件の募集総額は約1.22億円です。グループの連結総資産や不動産在庫と比べると、公開情報ベースではクラファン資金が本業全体を大きく支えている状態とは言いにくいです。
とはいえ、個別ファンドの投資家にとっては、そのファンドの出口がすべてです。グループ全体の規模感で安心しすぎず、対象不動産ごとの回収可能性を確認しましょう。
田村ビルズクラウドファンディングの実績
実績のポイント
・公式公開ファンド10件を集計
・予定利回りは年3.1%〜7.7%、平均年5.83%
・運用期間は92日の短期案件が中心
・公開10件すべてが抽選式
・応募金額は全件で募集金額を上回る
| 公開ファンド数 | 10件 |
| 平均予定利回り | 年5.83% |
| 利回りレンジ | 年3.1%〜7.7% |
| 平均運用期間 | 約138日 |
| 募集総額 | 1.22億円 |
| 応募総額 | 1.78億円 |
| 募集方式 | 公開10件すべて抽選式 |
| 主な投資対象 | 山口県の住宅・地域案件 |

利回りは年5%台から7%台が中心
ポイント
・年5%台が3件
・年6%台が2件
・年7%台が3件

公開ファンドの予定利回りは、年5%台から7%台が中心です。低めの案件もありますが、平均では年5%台後半です。地方住宅系の小口案件としては、利回り面の魅力はあります。
ただし、年7%台の案件があるから良いという単純な話ではありません。利回りが高い案件ほど、対象不動産の流動性、劣後出資、売却見込み、賃貸需要を確認する必要があります。
運用期間は92日の短期案件が多い
ポイント
・92日運用が6件
・100日台の案件も複数
・短期投資向きだが償還予定日も確認する

公開ファンドでは、92日の短期案件が多く確認できます。短期で資金を回したい投資家にとっては、使いやすい期間設計です。
一方で、運用期間が短いことと投資リスクが低いことは別です。短期案件でも、出口となる売却や賃貸運用に問題が起きれば、償還遅延や元本毀損の可能性があります。
山口県の住宅・地域案件が中心
ポイント
・戸建・区分マンション・新築住宅系が目立つ
・地域応援型や商店街関連の案件もある
・福岡都市部の案件も一部確認

案件内容を見ると、山口県の住宅系案件が中心です。田村ビルズグループが普段扱う住宅・不動産事業と近く、投資対象のイメージは作りやすいです。
ただし、地域応援型や商店街関連は、収益不動産としての読み方に加えて、地域需要や用途変更後の運用も確認したい案件です。サービス全体では住宅系が多いものの、個別案件ごとの差はあります。
応募倍率は全件で100%を超える
ポイント
・公開10件すべてで募集額超過
・応募総額は募集総額の約145.7%
・抽選式のため当選確率には注意

公開ファンドでは、すべての案件で応募金額が募集金額を上回っています。小規模案件が中心であることもあり、条件が良い案件は応募が集まりやすいと考えられます。
ただし、これは投資家にとっては当選しにくさにもつながります。応募倍率が高い案件では、希望額どおりに投資できない可能性があります。
キャンペーン情報
ポイント
・キャンペーンは常設ではなく時期により変わる
・公式サイトやキャンペーン関連記事で確認する
・特典だけで投資判断しない
田村ビルズクラウドファンディングのキャンペーンは、時期によって変わります。登録特典やポイントサイト経由の有無は、投資前に最新情報を確認してください。
キャンペーンがある場合でも、投資判断の中心は対象不動産、利回り、運用期間、出口、劣後出資比率です。特典で実質利回りが上がることはありますが、元本リスクを消すものではありません。
登録〜出資までの流れ
ポイント
・会員登録は無料
・本人確認後にファンドへ応募
・抽選結果後に契約成立時書面を確認
・出資金は指定口座へ振込
・振込手数料は投資家負担
| 手順 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 会員登録 | メールアドレスや基本情報を登録する |
| 2 | 本人確認 | オンライン本人確認または郵送で確認する |
| 3 | ファンド確認 | 対象不動産、利回り、運用期間、劣後出資、リスクを読む |
| 4 | 応募 | 希望口数を入力して抽選に申し込む |
| 5 | 出資確定 | 当選後に契約成立時書面を確認する |
| 6 | 入金 | 指定口座へ振込む。振込手数料は投資家負担 |
公開ファンド詳細では、オンライン本人確認を使うとスマホのみで手続きしやすく、郵送本人確認では時間がかかる旨が案内されています。募集が始まってから登録すると間に合わない可能性があるため、気になる人は事前登録しておくと動きやすいです。
抽選式の場合、当選後に契約成立時書面を確認して出資確定を行い、指定口座へ入金します。出資金の振込手数料は投資家負担なので、少額投資では手数料も考慮しましょう。
FAQ
田村ビルズクラウドファンディングは元本保証ですか
元本保証ではありません。不動産価格の下落、賃料下落、売却遅延、運営会社の信用悪化などにより、元本割れする可能性があります。
最低いくらから投資できますか
公開ファンドでは1口1万円または10万円の案件を確認しています。新規募集ではファンドごとに最低出資金額を確認してください。
募集方式は先着ですか抽選ですか
公開ファンド10件では、すべて抽選式を確認しています。今後の募集では各ファンドページの募集方式を確認してください。
入金手数料は誰が負担しますか
公開ファンド詳細では、出資時の振込手数料は出資者負担と記載されています。
どんな物件が多いですか
山口県の戸建、区分マンション、新築住宅、地域応援型の案件が目立ちます。一部に福岡都市部の案件も確認できます。
利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
田村ビルズクラウドファンディングは募集頻度が高いサービスではないため、募集を見逃さない仕組みを作っておくと便利です。利回りカレンダーを使えば、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングの募集予定を横断して確認できます。
【利回りカレンダー】
複数サービスの募集予定をまとめて確認
ポイント
・不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングの年利・投資期間・募集方式を一覧で確認しやすい
・Googleカレンダーに登録するだけで設定完了
・複数サービスの募集タイミングをまとめて把握できる
まとめ
まとめ
・田村ビルズクラウドファンディングは山口県中心の住宅・地域案件が特徴
・公開10件の平均予定利回りは年5.83%
・短期案件が多く資金を回しやすい
・抽選式と募集頻度の少なさは注意点
・運営会社の本業・決算・個別ファンドの出口をセットで読む
田村ビルズクラウドファンディングは、山口県を地盤にする田村ビルズの住宅・不動産事業と近いサービスです。公開ファンドは短期案件が多く、予定利回りも年5%台後半を狙える水準でした。
一方で、ファンド数は多くなく、抽選式のため投資できるかは読みにくいです。地方物件は周辺相場を調べやすい反面、出口の買い手や賃貸需要が限られることもあります。
投資するなら、田村ビルズグループの上場企業としての開示、本業の在庫回転モデル、個別ファンドの出口、劣後出資比率を合わせて確認しましょう。短期・地方住宅系の不動産クラウドファンディングを分散先に入れたい人には、候補になるサービスです。
出典・参考
・田村ビルズクラウドファンディング公式サイト:https://tamura-builds-crowdfunding.jp/
・田村ビルズクラウドファンディング ファンド一覧:https://tamura-builds-crowdfunding.jp/projects
・田村ビルズグループ 公式サイト:https://tamura-builds.co.jp/
・田村ビルズグループ 会社概要:https://tamura-builds.co.jp/company/profile/
・田村ビルズグループ 建築・不動産事業:https://tamura-builds.co.jp/service/architecture-realestate/
・田村ビルズグループ 環境リサイクル事業:https://tamura-builds.co.jp/service/environmental-recycling/
・株式会社田村ビルズグループ 上場に伴う決算情報等のお知らせ:https://www2.jpx.co.jp/disc/524A0/140120260324587233.pdf
・利回りカレンダー:https://j-life-consultation.com/rimawari-calendar/5632/





