インベスターズトラストs&p500はやばい!?
高すぎる手数料の真実
この記事でわかること
・インベスターズトラストとは?
✔︎会社概要
・インベスターズトラストSP500とは?
✔︎インベスターズトラストSP500の詳細解説
✔︎1年&20年間の総手数料額
・手数料が高額な理由
✔︎全手数料の詳細解説
✔︎説明されない隠れ手数料の解説
・20年間積立時の総手数料と口座残高
✔︎SP500が年率「0%」「5%」「10%」で成長した際の総手数料と口座残高
・インベスターズトラストのメリット
✔︎数少ないメリットの解説
・おすすめの資産形成方法
・年利6%で安定配当を得る方法
じぇいが実際にやっている「将来のための投資」と「今を豊かにする投資」
順序ややり方はこちらの記事で解説中!
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インベスターズトラスト(ITA)とは?
インベスターズトラストは、「ケイマン諸島」「マレーシア」「プエルトリコ」に籍を置く保険会社です。
会社規模としては世界的も非常に大きく、世界的な会社の格付け(AMベスト社)で最高レベルの財務力とするA-の格付けを達成しています。
「ケイマン諸島」「マレーシア」「プエルトリコ」はタックスヘイヴン(租税回避地)であり、多くの海外の金融業社が、ここに資産運用会社や特別目的会社(SPC)を置いています。
*注意1*
タックスヘイブンによる租税回避の恩恵は利用者は受けることができません。
なんらかの利益が出た場合には、日本の金融商品と同様の税金をを支払う必要があります。
インベスターズトラストの利用者は「死亡保険」ではなく「長期的な資産形成」を目的に入会している人がほとんどです。インベスターズトラストでは世界有数のファンド(S&P500等)に投資することができるので、これらの積立投資をしている方がほとんどです。
*注意2*
インベスターズトラスト独自のファンドではなく、多くは日本の投資信託でも同様の投資を行うことができます。
楽天証券にSP500に1年間で24万円(インベスターズトラストの最低申し込み価格)投資した場合と比較して、手数料は約79倍かかります。
インベスターズトラストS&P 500 インデックス
インベスターズトラストの投資商品の1つである「SP500インデックス」の積み立て商品になります。
おそらくこの商品がFP(ファイナンシャルプランナー)からオススメされることが多いかと思います。
「SP500に投資」とは、アメリカの巨大企業500社にまとめて投資を行うものであり、国内証券会社でも同じように投資することが可能です。
インベストラストSP500の内容
以下の項目がインベスターズトラストSP500の内容になります。
(重要な項目を赤く表示しています。)
通貨 | 米ドル (クレジットカード払い) |
拠出額 | 年間 2,400 ドルより (200ドル/月〜) |
拠出頻度 | 年払、半年払、四半期払、月払 |
投資期間 | 10年プラン 15年プラン 20年プラン |
元本確保 | 10年プラン:100% 15年プラン:140% 20年プラン:160% |
年間管理手数料 | 10年プラン:2.0% 15年プラン:1.7% 20年プラン:1.1% |
プラン手数料 | 10ドル/月 (120ドル/年) |
ストラクチャー手数料 | アカウント価値の 0.125%/月 (1.5%/年) アカウント価値=その時点での資産総額 |
ロイヤルティボーナス (期間中の総拠出額の割合) | 10年経過時:拠出金の7.5% 15年経過時:拠出金の7.5% 20年経過時:拠出金の5.0% |
契約年齡 | 10年プラン:18-60歳 15年プラン:18-55歳 20年プラン:18-50歳 |
インベスターズトラストSP500の手数料の実態
インベスターズトラストSP500の複雑な内容から手数料とボーナスの項目のみを抽出します。
赤字が支払う手数料、青字が手に入れることができるボーナスになります。
年間管理手数料 | 10年プラン:2.0% 15年プラン:1.7% 20年プラン:1.1% |
プラン手数料 | 10ドル/月 (120ドル/年) |
ストラクチャー手数料 | アカウント価値の 0.125%/月 (1.5%/年) アカウント価値=その時点での資産総額 |
ロイヤルティボーナス (期間中の総拠出額の割合) | 10年経過時:拠出金の7.5% 15年経過時:拠出金の7.5% 20年経過時:拠出金の5.0% |
1年間にかかる手数料は20年プランの場合
「年間管理手数料1.1%」+「ストラクチャー手数料1.5%」+「プラン手数料120ドル」
=2.6%+120ドル
が1年間にかかる手数料になります。
1年目に最低拠出額の2,400ドル投資した場合は、手数料に182.4ドル必要になります。
このときの総手数料は7.6%になります。
20年間最低拠出額の2,400ドル/年を投資した場合(運用益0%時)の総支払手数料は13068ドルになります。
*この手数料は運用益が出るほどさらに大きな額になります。
20年間最低拠出額の2,400ドル/年を投資した場合の「10年経過時、15年経過時、20年経過時に得られるボーナス」は、「1800ドル、2700ドル、2400ドル」になります。20年間投資した時に得られるボーナスの合計は6900ドルになります。
*このボーナスは運用益の有無に関わらず、固定の額になります。
20年間最低拠出額の2,400ドル/年(48000ドル/20年)を投資した場合の実質支払額
実質支払額=総手数料ー総ボーナス
=13068ドルー6900ドル
=6168ドル
の支払いをする必要になります。
SP500投資信託の手数料が0.1%程度だから、かなり割高な手数料だなぁ。
インベスターズトラストSP500の手数料が高すぎる理由
①1番安い20年プランでも年間2.6%の手数料がかかる。
インベスターズトラストSP500の年間維持費にかかる手数料は2種類あります。
「年間管理手数料20年プラン:1.1%/年」と「ストラクチャー手数料:1.5%/年」です。
これらの手数料を合わせると、「2.6%/年」の手数料がかかります。
通常のSP500投資信託の手数料は0.1%ほどですので、かなり多い手数料になります。
②固定費として120ドル/年のプラン手数料がかかる
プラン手数料として10ドル/月の手数料がかかります。
年単位で換算すると120ドル/年の手数料となります。
1ドル=100円で換算すると、毎年12,000円もの手数料がかかるということです。
通常の投資信託ではこの謎の手数料は一切かかりません。
③クレジット払いのため為替レート手数料がかかる(約2%)
基本的にはクレジット払いになるので、クレジット会社が設定した為替手数料を支払う必要があります。
クレジット会社によって為替手数料は違いますが、だいたい約2%の為替手数料が発生します。
「毎月の支払い時に毎回2%の手数料」と「受け取り時にも2%の手数料」が発生することになります。
通常の投資信託ではこの為替手数料は一切発生しません。それどころか楽天証券でクレジットカードで積立すれば1%の楽天ポイントを得ることができます。
④ボーナス分を上回る圧倒的な手数料
ロイヤルティーボーナスと言って、10年、15年、20年経過時にいくらかのボーナスが入金されます。しかし、ロイヤルティーボーナス以上の圧倒的な手数料は支払っています。
どちらかというと手数料の一部が戻ってくる感覚に近いですね。
1万円払って1000円戻ってきて喜んでいるような状況になっています。投資をするなら1万円支払う部分を少なくするように努力しましょう。要は手数料は最小限にする努力をする必要があるということです。
ロイヤリティボーナスがあるからお得!
ではなくロイヤルティーボーナスが自分の支払った手数料の一部が返ってきてるイメージかな。
ボーナスよりも総手数料の方が圧倒的に高いからね。
インベスターズトラストSP500の総手数料と口座残高
SP500インデックスの30年間の成長率は平均9.3%です。
今回は、SP500の成長率が「0%」「5%」「10%」のときの総支払手数料を確認してみます。
また「0%」時は銀行貯金の場合と比較しました。
「5%」「10%」時は通常の投資信託手数料0.1%との比較もしています。
SP500成長率「0%」の総手数料と口座残高を計算
年数 | 掛け金 | 年間手数料(12000円+2.6%) | 口座残高(成長率0%) | 預金の場合 |
1 | 240000 | 18240 | 221760 | 240000 |
2 | 240000 | 24006 | 437754 | 480000 |
3 | 240000 | 29622 | 648133 | 720000 |
4 | 240000 | 35091 | 853041 | 960000 |
5 | 240000 | 40419 | 1052622 | 1200000 |
6 | 240000 | 45608 | 1247014 | 1440000 |
7 | 240000 | 50662 | 1436352 | 1680000 |
8 | 240000 | 55585 | 1620766 | 1920000 |
9 | 240000 | 60380 | 1800387 | 2160000 |
10 | 240000 | 65050 | 1975336 | 2400000 |
11 | 240000 | 69599 | 2145738 | 2640000 |
12 | 240000 | 74029 | 2311709 | 2880000 |
13 | 240000 | 78344 | 2473364 | 3120000 |
14 | 240000 | 82547 | 2630817 | 3360000 |
15 | 240000 | 86641 | 2784175 | 3600000 |
16 | 240000 | 90629 | 2933547 | 3840000 |
17 | 240000 | 94512 | 3079035 | 4080000 |
18 | 240000 | 98295 | 3220740 | 4320000 |
19 | 240000 | 101979 | 3358760 | 4560000 |
20 | 240000 | 105568 | 3493193 | 4800000 |
総手数料=1,306,807円になります。
しかしロイヤルティボーナスが「10年経過時に180,000円」「15年経過時に270,000円」「20年経過時に240,000円」に付与されるので、「合計:690,000円」得られます。
差額は
【総手数料=1,306,807円】ー【総ボーナス:690,000円】
=616,807円
の支払いになります。
SP500成長率「5%」の総手数料と口座残高を計算
年数 | 掛け金 | 年間手数料(12000円+2.6%) | 口座残高(成長率5%) | 成長率5%時の口座残高 (手数料なし) | 通常の投資信託 手数料(約0.1%) |
1 | 240000 | 18240 | 232848 | 240000 | 240 |
2 | 240000 | 24294 | 470982 | 492000 | 492 |
3 | 240000 | 30486 | 714521 | 756600 | 756 |
4 | 240000 | 36818 | 963589 | 1034430 | 1034 |
5 | 240000 | 43293 | 1218310 | 1326152 | 1326 |
6 | 240000 | 49916 | 1478814 | 1632459 | 1632 |
7 | 240000 | 56689 | 1745231 | 1954082 | 1954 |
8 | 240000 | 63616 | 2017695 | 2291786 | 2291 |
9 | 240000 | 70700 | 2296345 | 2646375 | 2646 |
10 | 240000 | 77945 | 2581320 | 3018694 | 3018 |
11 | 240000 | 85354 | 2872764 | 3409629 | 3409 |
12 | 240000 | 92932 | 3170824 | 3820110 | 3820 |
13 | 240000 | 100681 | 3475650 | 4251116 | 4251 |
14 | 240000 | 108607 | 3787395 | 4703672 | 4703 |
15 | 240000 | 116712 | 4106217 | 5178855 | 5178 |
16 | 240000 | 125002 | 4432276 | 5677798 | 5677 |
17 | 240000 | 133479 | 4765736 | 6201688 | 6201 |
18 | 240000 | 142149 | 5106767 | 6751772 | 6751 |
19 | 240000 | 151016 | 5455538 | 7329361 | 7329 |
20 | 240000 | 160084 | 5812227 | 7935829 | 7935 |
総手数料=1,688,000円になります。
しかしロイヤルティボーナスが「10年経過時に180,000円」「15年経過時に270,000円」「20年経過時に240,000円」に付与されるので、「合計:690,000円」得られます。
差額は
【総手数料=1,688,000円】ー【総ボーナス:690,000円】
=998,000円
の支払いになります。
SP500成長率「10%」の総手数料と口座残高を計算
年数 | 掛け金 | 年間手数料(12000円+2.6%) | 口座残高(成長率5%) | 成長率10%時の口座残高 (手数料なし) | 通常の投資信託 手数料(約0.1%) |
1 | 240000 | 18240 | 243936 | 240000 | 240 |
2 | 240000 | 24582 | 505289 | 504000 | 504 |
3 | 240000 | 31378 | 785303 | 794400 | 794 |
4 | 240000 | 38658 | 1085309 | 1113840 | 1114 |
5 | 240000 | 46458 | 1406736 | 1465224 | 1465 |
6 | 240000 | 54815 | 1751113 | 1851746 | 1852 |
7 | 240000 | 63769 | 2120079 | 2276921 | 2277 |
8 | 240000 | 73362 | 2515388 | 2744613 | 2745 |
9 | 240000 | 83640 | 2938923 | 3259074 | 3259 |
10 | 240000 | 94652 | 3392698 | 3824982 | 3825 |
11 | 240000 | 106450 | 3878873 | 4447480 | 4447 |
12 | 240000 | 119091 | 4399760 | 5132228 | 5132 |
13 | 240000 | 132634 | 4957839 | 5885451 | 5885 |
14 | 240000 | 147144 | 5555765 | 6713996 | 6714 |
15 | 240000 | 162690 | 6196383 | 7625396 | 7625 |
16 | 240000 | 179346 | 6882740 | 8627935 | 8628 |
17 | 240000 | 197191 | 7618104 | 9730729 | 9731 |
18 | 240000 | 216311 | 8405973 | 10943802 | 10944 |
19 | 240000 | 236795 | 9250095 | 12278182 | 12278 |
20 | 240000 | 258742 | 10154488 | 13746000 | 13746 |
総手数料=2,285,000円になります。
しかしロイヤルティボーナスが「10年経過時に180,000円」「15年経過時に270,000円」「20年経過時に240,000円」に付与されるので、「合計:690,000円」得られます。
差額は
【総手数料=2,285,000円】ー【総ボーナス:690,000円】
=1,595,000円
の支払いになります。
SP500が成長したとしても、手数料が高すぎて利益が出ないよね。。
SP500にわざわざ投資する意味がなくなってる気がするな。
インベスターズトラストSP500のメリットの注意点
ここまでインベスターズトラストSP500のデメリットを詳しくお話ししてきましたが、メリットも存在します。
それは「元本確保型の商品」であることです。
ただし、この元本確保とは「ドルベースであること」「ロイヤルティボーナスを含んでいること」は知っておかなければなりません。
・ドルベースであること
積立時よりもドルの価値が落ちていた場合には、資産が減少することがあります。
またドルではなく円で受け取る場合には、「為替手数料」がかかります。
・ロイヤルティボーナスを含んでいること
元本確保分のお金+ロイヤルティボーナスが受け取れるわけではありません。ロイヤリティーボーナス込みでの元本確保になります。
*支払い手数料分も元本確保にはいっているのか?*
20年間で「48000ドル」積み立てた場合の元本保証は「76800ドル」になります。
実際の元本保証がこの額面通りの「76800ドル」なのか「元本確保分ー20年間の総手数料」になるのかを知らなくてはなりません。
調べたのですが、ここが曖昧でブログに載せるほどの信憑性を得ることができませんでした。もし、インベスターズトラストSP500商品を購入される場合は、この部分をきちんと聞いておく必要があるかと思います。
まとめ
通常の投資信託手数料と比べて遥かに高い手数料が取られることがお分かりいただけたでしょうか。
よく投資信託とではなく「他のオフショア投資と比べたら安い」との声もありますが、そもそもオフショア投資を個人がする意味はあるのでしょうか?
税金は通常の投資信託と同じようにかかるのですから、メリットがあまりにもありませんよね。。
また日本の制度であるつみたてNISA等を利用すれば、年間40万円までは税金を納める必要はありません。
・オフショア投資はしない。
・つみたてNISAをまずは利用する
・さらに投資するなら、通常の投資信託を!
・保険と投資は別々に考える
この4つを守って正しく投資をすることで、着実に資産を増やしていくことができると考えています。
ちなみにじぇいが実際に運用している投資をまとめた「資産形成ロードマップ」を公開しているから参考にしてみてね!
毎月月初に資産配分や利益総額も公開しているよ!
【資産運用ロードマップ】
人より一歩、裕福になるための投資手法!
・将来の不安を解決する投資(積み立て投資)
・現在の生活を少し豊かにする投資(不労所得)
この2つを駆使して、「同世代・同職の人より一歩だけ豊かな生活を送る」ことを目的に投資しています。
投資別の「利益率」「リスク」「難易度」早見表も掲載しています!
「資産比率」「保有株式」「保有仮想通貨」「ほったらかし投資」の運用状況を配信しています!
年利6%で運用し続けている方法
基本戦略
・企業に貸出投資(ソーシャルレンディング・不動産クラウドファンディング)をする
・利回りは6%以上のものに投資する
・元本回収実績100%のもののみに投資する
・貸出期間は1年以下(12ヶ月以下)のものに投資する
ほったらかし投資戦略では「ソーシャルレンディング・不動産クラウドファンディング」をつかって投資していきます。
この際に「利回り6%」「元本回収実績100%」「貸出期間1年以下」のものを選定して投資することで、低リスク高利回りを実現していきます。
そもそも「ソーシャルレンディング」や「不動産クラウドファンディング」に聞き馴染みの無い人も多いね。
どういったものかを簡単に解説しておくね。
ソーシャルレンディング・不動産クラウドファンディングとは?
お金を融資してほしい企業や人と、お金を融資して利息でお金を増やしたい投資家をマッチングするサービスのことです。
一度投資すれば自動的にファンドから分配金が支払われ、満期になると元本が返済されます。
仲介業者が間に入り、「不特定多数の個人投資家」からお金を集めて「選定された投資先」に投資するという認識でOKです!
低リスク高利回りを実現する3つの約束
低リスクで6%以上の高利回りを実現するための約束事が以下の3つ
①利回りは6%以上のものに投資する
→高利回りを維持するため
②元本回収実績100%のもののみに投資する
→リスクを低くするため
③複数のファンドに投資する
→分散してリスクを低くするため
*貸出期間は1年以下(12ヶ月以下)のものを推奨していますが、資金が多い方は気にしなくても良いかと思います。
こんなに良い条件のものってあるの?何か裏があるんじゃ無い?
と思われるかもしれません。
「こんなに良い条件ものは少ないです笑」
そのため複数の会社に登録して「激アツ案件のみに投資」していくのが基本になります!
複数会社を登録しても毎回全てのファンドに目を通すのは難しいからね。
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