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SENSE OWNERSの評判は?センス・トラストの本業・決算、メリット・注意点を解説

SENSE OWNERSの評判・メリット・注意点・本業決算を解説するサムネイル 資産形成
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  1. SENSE OWNERSの評判は?センス・トラストの本業・決算、メリット・注意点を解説
  2. 結論:SENSE OWNERSは高利回りを少額で試しつつ、契約書面と運営会社財務を必ず読むサービス
  3. SENSE OWNERSとは
  4. SENSE OWNERSの仕組み
    1. 匿名組合型なので、不動産の直接保有ではない
    2. No.01はキャピタル型で、出口価格の読みが中心になる
    3. 優先劣後比率100:0は、初号案件の最大の注意点
  5. SENSE OWNERSの特徴(メリット)
    1. TOKYO PRO Market上場会社が運営し、決算を追いやすい
    2. 初号案件は想定利回り12.0%で、利回り水準が強い
    3. 不動産買取再生が本業で、案件供給の説明がつきやすい
    4. 全国7拠点と取引銀行網があり、物件情報の集め方を説明しやすい
    5. 新サービスの初期案件を少額で試したい人に合う
  6. SENSE OWNERSのデメリット(注意点)
    1. 償還・分配の実績がまだなく、口コミ評価だけでは判断できない
    2. 優先劣後比率100:0で、投資家保護のクッションが見えない
    3. FAQと手数料情報が未整備で、契約前確認が多い
    4. 運営会社は在庫と借入を大きく使うモデル
    5. 最低10万円で、細かく分散したい人にはやや重い
  7. 怪しい / 危ないと言われる理由
    1. 高利回り12.0%が目立ち、仕組みを見ずに不安視されやすい
    2. 新サービスなので、口コミと実績がまだ足りない
    3. 運営会社の急成長は強みでもあり、在庫リスクでもある
  8. SENSE OWNERSの口コミ・評判
  9. 運営会社の会社概要 / 信頼性
    1. 上場企業運営だが、TOKYO PRO Marketの性質は理解したい
    2. 許認可と業務管理者は公式ページで確認できる
    3. センス・マネジメントとの関係は、グループ内機能として見る
    4. 支配株主と関連当事者取引の開示は、信頼性の読みどころ
  10. 運営会社の「本業」を分解する
    1. 収益の柱は、不動産を仕入れて価値を高めて売ること
    2. お金の流れは、在庫取得に先に資金が出て、売却で回収する
    3. センス・マネジメントはグループ内の周辺機能として見る
    4. クラウドファンディングは資金調達と出口戦略の多角化
    5. 市況が悪くなると、在庫、金利、販売速度が同時に効く
  11. センス・トラストの決算 / 財務レポート
    1. P/Lは急成長だが、利益率の中身まで見る
    2. B/Sは販売用不動産と借入が大きい
    3. 営業キャッシュフローの赤字は、在庫積み増しのサイン
    4. クラウドファンディング依存度は、現時点ではまだ分解できない
  12. SENSE OWNERSの実績
    1. 募集条件は強いが、実績ではまだない
    2. 結果確認は2027年7月以降になる
    3. 投資前は未確認項目を先に見る
  13. キャンペーン情報
  14. 登録〜出資までの流れ
    1. 会員登録と出資者情報登録を済ませる
    2. プロジェクトへ応募し、抽選結果を待つ
    3. 当選後に書面を確認し、出資確定と入金を行う
  15. FAQ
    1. SENSE OWNERSは怪しいサービス?
    2. 最低投資額はいくら?
    3. 利回り12.0%は保証される?
    4. 入金・出金手数料は誰が負担する?
    5. センス・トラストは上場会社?株価は見られる?
    6. 確定申告は必要?
  16. 利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
  17. まとめ
  18. 出典・参考

SENSE OWNERSの評判は?センス・トラストの本業・決算、メリット・注意点を解説

※本記事にはPRを含む場合があります。
※SENSE OWNERSは不動産クラウドファンディングです。元本保証ではなく、不動産価格の下落、売却遅延、運営会社の信用悪化などにより元本割れの可能性があります。

SENSE OWNERS(センス・オーナーズ)は、TOKYO PRO Market上場のセンス・トラスト株式会社が始める不動産クラウドファンディングです。
この記事では、案件の条件、運営会社の本業、決算、許認可、支配株主まで見て、投資家目線で整理します。

この記事でわかること
・結論:SENSE OWNERSをどう使うべきか
・直近ファンド情報
・SENSE OWNERSとは
・SENSE OWNERSの仕組み
・SENSE OWNERSの特徴(メリット)
・SENSE OWNERSのデメリット(注意点)
・怪しい / 危ないと言われる理由
・SENSE OWNERSの口コミ・評判
・運営会社の会社概要 / 信頼性
・運営会社の「本業」を分解する
・センス・トラストの決算 / 財務レポート
・SENSE OWNERSの実績
・キャンペーン情報
・登録〜出資までの流れ
・FAQ
・利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール
・まとめ
・出典・参考

結論:SENSE OWNERSは高利回りを少額で試しつつ、契約書面と運営会社財務を必ず読むサービス

ポイント
・高利回りで目立つ
・上場会社運営
・償還実績はこれから
・出口価格が重要
・最初は少額

結論からいうと、SENSE OWNERSは『上場企業運営の新サービスで、高利回り案件を少額で試したい人』には検討余地があります。
公開中の案件条件を見ると、不動産クラウドファンディングの中でも利回り水準は強めです。
しかも運営会社のセンス・トラストはTOKYO PRO Market上場会社なので、未上場事業者よりも決算や適時開示を追いやすいです。

ただし、上場企業運営だから安全、とは言い切れません。
No.01は優先劣後比率100:0で、キャピタル型です。利回りだけで判断せず、『なぜ12%を出せるのか』『劣後0%でどこまで耐えられるのか』『運営会社の在庫と借入は重くないか』まで見たいサービスです。

直近ファンド情報
No.01 東京都中央区八丁堀PJ
・募集開始:2026年7月7日 12:00
・募集金額:200,000,000円
・想定利回り:12.0%(年利)
・運用期間:318日
・最低出資額:100,000円
・募集方式:抽選式
・優先劣後比率:100 : 0
・配当の形式:キャピタル型

〜ワンポイント解説〜
初号案件は、東京都中央区八丁堀を対象にした2億円規模のキャピタル型案件です。想定利回り12.0%は目を引きますが、2026年7月5日時点では募集開始前で、物件詳細本文も「ただいま準備中」です。まずは少額で、契約成立前書面・売却前提・入出金手数料を確認してから判断したい案件です。

SENSE OWNERSとは

SENSE OWNERS公式サイトのファーストビュー
SENSE OWNERS公式サイトのファーストビュー
サービス名SENSE OWNERS(センス・オーナーズ)
運営会社センス・トラスト株式会社
サービス提供開始予定2026年7月7日
商品タイプ不動産クラウドファンディング / 匿名組合型
不動産特定共同事業第1号事業・第2号事業(電子取引業務を行う)
許可番号大阪府知事 第35号
宅建業免許国土交通大臣(2)第9857号
最低出資額No.01では1口10万円
公式サイトhttps://sense-owners.jp/

SENSE OWNERSは、センス・トラスト株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。
公式トップでは『不動産クラウドファンディングに透明性を。』を掲げ、日本全国の不動産をプロが精査・選別し、透明性と健全性の高い事業運営を追求すると説明しています。

サービスの見方として大事なのは、SENSE OWNERS単体を新サービスとして見るだけでなく、センス・トラスト本体の不動産買取再生、収益不動産、ディベロップメントの延長線にある資金調達・出口戦略として見ることです。
初号案件からキャピタル型で出しているため、物件の売却前提と運営会社の販売力を合わせて読む必要があります。

SENSE OWNERSの仕組み

SENSE OWNERSの仕組み図
SENSE OWNERSの仕組み図

ポイント
・匿名組合で出資
・営業者はセンス・トラスト
・キャピタル型は出口重視
・予定利回りは非保証

SENSE OWNERSの基本は、不動産特定共同事業法に基づく匿名組合型です。投資家は対象不動産を直接所有するのではなく、営業者であるセンス・トラストの不動産事業へ出資し、その事業から生じた利益の分配を受け取る形です。

匿名組合型なので、不動産の直接保有ではない

ポイント
・投資家は匿名組合員
・分配は営業者に依存
・財務確認が必須

匿名組合型では、投資家が登記上の所有者になるわけではありません。対象不動産の価値はもちろん重要ですが、それと同じくらい営業者の実務力、資金繰り、情報開示の姿勢が重要になります。

No.01はキャピタル型で、出口価格の読みが中心になる

ポイント
・配当形式はキャピタル型
・売却益が利回りを左右
・売却時期が重要

No.01 東京都中央区八丁堀PJは、公式ページ上で配当の形式がキャピタル型と表示されています。つまり、単純に家賃収入を分ける商品というより、物件の取得から売却までの出口設計がリターンの中心になります。

優先劣後比率100:0は、初号案件の最大の注意点

ポイント
・優先劣後比率は100:0
・劣後クッションは見えない
・損失負担順序を確認

不動産クラウドファンディングでは、運営会社が劣後出資を入れて、一定の損失を先に吸収する設計がよく使われます。しかしNo.01の公式表示では、優先劣後比率は100 : 0です。これは、劣後出資がない、または少なくとも公式表示上は投資家保護のクッションとして見えないということです。

SENSE OWNERSの特徴(メリット)

ポイント
・上場開示を追える
・高利回り案件が目立つ
・本業と案件供給がつながる
・全国7拠点で仕入れる
・少額検討に向く

TOKYO PRO Market上場会社が運営し、決算を追いやすい

ポイント
・証券コードは490A
・売上高は500.1億円
・数字で監視できる

SENSE OWNERSの大きな特徴は、運営会社の情報を追いやすいことです。センス・トラストはTOKYO PRO Market上場会社で、決算短信、発行者情報、適時開示を確認できます。上場しているから元本が守られるわけではありませんが、財務や事業の変化を一次情報で追えるのは明確な利点です。

初号案件は想定利回り12.0%で、利回り水準が強い

ポイント
・想定利回りは年12.0%
・運用期間は318日
・初期認知を取りに来ている

No.01 東京都中央区八丁堀PJの想定利回りは12.0%です。これは不動産クラウドファンディング全体で見ても強い数字で、SENSE OWNERSが最初から注目を取りに来ていることがわかります。

もちろん、高い利回りはリスクの裏返しでもあります。ただ、低利回りで無難に始めるサービスではなく、キャピタル型の高利回り案件を読める投資家向けの色が出ています。

不動産買取再生が本業で、案件供給の説明がつきやすい

ポイント
・本業は不動産買取再生
・仕入れから販売まで担う
・本業の在庫とつながる

センス・トラスト公式の『3分で分かる』ページでは、不動産買取再生事業を中核に、仕入れから企画・設計・施工、運営、アフターフォローまでを一貫して担う事業体制を説明しています。これは、SENSE OWNERSの案件供給力を見るうえで重要です。

クラウドファンディングのためだけに急に不動産を扱い始めた会社ではなく、もともとの本業が不動産の仕入れ・再生・売却です。だからこそ、案件の良し悪しは本業の目利きと在庫回転力に直結します。

全国7拠点と取引銀行網があり、物件情報の集め方を説明しやすい

ポイント
・全国7拠点を持つ
・取引銀行を多数開示
・地域横断で探せる

センス・トラストは、大阪本社に加えて東京、京都、神戸、横浜、名古屋、福岡の拠点を持っています。公式会社概要では取引銀行も多数掲載されており、地域の不動産情報と金融機関ネットワークを使って物件を仕入れる会社だと読みやすいです。

No.01は東京都中央区八丁堀ですが、今後は関西・首都圏だけでなく、全国拠点から案件が出る可能性があります。投資家としては、地域分散の広がりにも注目したいです。

新サービスの初期案件を少額で試したい人に合う

ポイント
・最低出資額は10万円
・少額検討が現実的
・余裕資金が前提

SENSE OWNERSは、サービス開始直後の高利回り案件を少額で試したい人に向いています。最低10万円は1万円型サービスより重いものの、不動産を直接買うよりはかなり小さく始められます。

一方で、新サービスの初号案件は情報不足もあります。最初から大きく張るより、契約書面と運営会社の開示姿勢を見ながら、少額で様子を見る使い方が現実的です。

SENSE OWNERSのデメリット(注意点)

ポイント
・償還実績はこれから
・劣後クッションは見えない
・FAQと手数料は未整備
・在庫と借入が大きい
・分散には重い

償還・分配の実績がまだなく、口コミ評価だけでは判断できない

ポイント
・提供開始は2026年7月7日
・募集実績はこれから
・評価は償還後

SENSE OWNERSは、記事作成時点ではまだ運用結果を評価できません。No.01は2026年8月17日に運用開始予定、2027年6月30日に運用終了予定、2027年7月14日に払い戻し予定です。つまり、初回の償還評価はまだ先です。

新サービスの評価では、募集時の条件と実際の償還実績を分けて見る必要があります。いま言えるのは『設計は攻めている』であって、『実績が強い』ではありません。

優先劣後比率100:0で、投資家保護のクッションが見えない

ポイント
・優先劣後比率は100:0
・劣後出資は未確認
・出口価格のブレが響く

No.01の大きな注意点は、優先劣後比率100 : 0です。多くの不動産クラウドファンディングでは、劣後出資があることで一定の価格下落に耐えやすくなります。しかしSENSE OWNERSの初号案件では、そのクッションが公式表示上はありません。

もちろん、契約書面でより詳しい損益分配やリスク説明が出る可能性はあります。だからこそ、応募後に契約成立前書面を読む段階で、損失発生時の扱いを必ず確認したいです。

FAQと手数料情報が未整備で、契約前確認が多い

ポイント
・FAQ本文は薄い
・手数料は一次情報不足
・契約書面確認が必須

公式FAQページは存在しますが、2026年7月5日時点でFAQ本文はほぼ確認できませんでした。キャンペーンページも『キャンペーンはまだありません』という状態です。これは新サービスとして自然な面もありますが、投資家側には確認負担が残ります。

特に、出資時の振込手数料、分配・償還時の振込手数料、出金手数料、登録後の銀行口座の扱いは、投資前に必ず確認したいです。公式FAQで確認できない情報は、契約書面、マイページ、問い合わせで補う前提になります。

運営会社は在庫と借入を大きく使うモデル

ポイント
・販売用不動産が大きい
・短期借入も大きい
・在庫回転が重要

センス・トラストの本業は不動産買取再生です。売上や利益は大きく伸びていますが、その裏側では販売用不動産と借入も大きく増えています。2026年3月期の営業キャッシュフローは72.1億円のマイナスで、主な要因は棚卸資産の増加です。

これは成長中の不動産会社では珍しい構図ではありません。ただし、投資家目線では『上場しているから安心』ではなく、『在庫を借入で積み、売却して回収する会社』として財務を見る必要があります。

最低10万円で、細かく分散したい人にはやや重い

ポイント
・最低出資額は10万円
・1万円型より分散しにくい
・初回は投資額を抑える

No.01の最低出資額は10万円です。不動産を直接買うよりは小さいですが、1万円から始められるサービスと比べると、分散のしやすさでは劣ります。

初号案件は償還実績がないため、最初からまとまった金額を入れるより、応募する場合でも家計に影響しない余裕資金に絞るのが無難です。

怪しい / 危ないと言われる理由

ポイント
・新サービスで不安視される
・高利回りは理由確認が必要
・許認可と上場開示は確認済み
・見るべきは実態と条件

高利回り12.0%が目立ち、仕組みを見ずに不安視されやすい

SENSE OWNERSが怪しいと感じられやすい最大の理由は、初号案件の想定利回り12.0%です。一般に、不動産クラウドファンディングで高利回りを出すには、売却益、短期回転、物件取得価格、運営会社の利益設計など、どこかに理由があります。

No.01はキャピタル型なので、単なる賃料収入だけで12.0%を出す商品とは見ない方がよいです。高利回りを魅力と見るなら、同時に出口価格の前提も読む必要があります。

新サービスなので、口コミと実績がまだ足りない

2026年7月5日時点では、SENSE OWNERSの投資家口コミはまだ厚くありません。サービス提供開始が2026年7月7日予定なので、当然ながら償還・分配の実績もありません。

この段階で『評判が良いから安心』とも『悪評がないから安全』とも言えません。口コミではなく、契約書面、初号案件の条件、運営会社のIRを見て判断するフェーズです。

運営会社の急成長は強みでもあり、在庫リスクでもある

センス・トラストは売上を急拡大させています。2025年3月期の売上262.6億円から、2026年3月期は500.1億円へ伸びました。この成長力は魅力ですが、不動産買取再生では在庫と借入も増えやすくなります。

急成長の不動産会社を見るときは、売上だけでなく、販売用不動産、短期借入、営業キャッシュフローもセットで見る必要があります。ここを飛ばすと、運営会社リスクを読み違えます。

SENSE OWNERSの口コミ・評判

ポイント
・口コミはまだ少ない
・ローンチ発表は確認済み
・評判評価は償還後

SENSE OWNERSの口コミ・評判は、2026年7月5日時点ではまだ事前段階です。PR TIMESでは、2026年6月29日にローンチ記者発表会を開催し、元プロ野球選手の糸井嘉男氏が登壇、新CMを公開したと発表されています。つまり、サービス認知を一気に広げに来ている段階です。

一方で、投資家が本当に知りたいのは『応募しやすいか』『書面は読みやすいか』『予定どおり分配されるか』『償還は遅れないか』です。これらは募集開始後、運用開始後、償還後でないと評価できません。現時点では、評判よりも開示と条件を重視するのが正解です。

運営会社の会社概要 / 信頼性

ポイント
・運営はセンス・トラスト
・TOKYO PRO Market上場
・不特法許可を確認
・関連会社はセンス・マネジメント
・関連取引の確認が必要

会社名センス・トラスト株式会社
代表者代表取締役社長 今中 康仁
本社所在地大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館 パークタワー9F
設立2019年4月
資本金1億4750万円
上場市場 / 証券コードTOKYO PRO Market / 490A
事業内容不動産買取再生事業、収益不動産事業、ディベロップメント事業
グループ会社センス・マネジメント株式会社
不動産特定共同事業大阪府知事 第35号(第1号・第2号、電子取引業務)
宅建業免許国土交通大臣(2)第9857号
業務管理者久保 俊太郎

上場企業運営だが、TOKYO PRO Marketの性質は理解したい

センス・トラストは2025年12月26日にTOKYO PRO Marketへ上場予定として発行者情報を公表し、その後、J-LiCなどでも490Aとして上場情報を確認できます。上場会社であることは、決算・適時開示を追えるという意味で評価材料です。

ただし、TOKYO PRO Marketは一般投資家が日常的に売買する東証プライム等とは制度設計が異なります。上場という言葉だけで過信せず、実際の決算、開示、資金繰りを追う姿勢が大切です。

許認可と業務管理者は公式ページで確認できる

SENSE OWNERS公式サイトのフッターでは、不動産特定共同事業の種別として第1号事業・第2号事業、電子取引業務を行う旨、許可番号として大阪府知事 第35号が示されています。宅建業免許は国土交通大臣(2)第9857号です。

業務管理者名簿では、久保俊太郎氏の宅地建物取引士登録番号、不動産証券化協会認定マスター、業務管理者となった年月日が掲載されています。最低限の制度情報を出している点は確認できます。

センス・マネジメントとの関係は、グループ内機能として見る

公式会社概要では、グループ会社としてセンス・マネジメント株式会社が掲載されています。発行者情報でも非連結子会社として確認できます。SENSE OWNERS自体の営業者はセンス・トラストですが、グループ内で物件管理や周辺業務が関わる可能性は今後の案件説明で確認したいところです。

読者にとって重要なのは、どの会社が物件を取得し、どの会社が管理し、どの会社が売却や賃貸運営を担うのかです。初号案件の詳細が増えたら、グループ会社の役割も追記すべきです。

支配株主と関連当事者取引の開示は、信頼性の読みどころ

2026年6月29日の支配株主等に関する開示では、株式会社IKと今中康仁氏がそれぞれ支配株主として記載され、議決権所有割合の計は78.32%とされています。経営の意思決定が創業者側に強く寄る構造です。

同開示では、非連結子会社を経由した役員・主要株主との資金貸付が解消済みであることも示されています。これを過度に危険視する必要はありませんが、ガバナンスを見るうえでは、今後も関連当事者取引と支配株主対応の開示を確認したいです。

運営会社の「本業」を分解する

ポイント
・中核は買取再生
・売上は物件売却依存
・在庫と借入が増えやすい
・クラファンは資金調達手段
・市況悪化に弱い

収益の柱は、不動産を仕入れて価値を高めて売ること

センス・トラストの中核は、不動産買取再生事業です。中古マンション、戸建、事業用地、工場・倉庫などを仕入れ、企画・再生・バリューアップを行い、次の買い手へ売却する流れが主軸です。

このモデルでは、良い物件を安く仕入れ、工事や企画で価値を高め、適切なタイミングで売却できるかが利益を左右します。SENSE OWNERSの案件も、この本業の延長にある商品として読むと理解しやすいです。

お金の流れは、在庫取得に先に資金が出て、売却で回収する

不動産買取再生では、まず物件を仕入れるための資金が必要です。その後、企画、設計、施工、保有、販売活動を経て、売却時に資金を回収します。つまり、利益が出る前に大きな資金が出ていくモデルです。

このため、成長期には販売用不動産、仕掛販売用不動産、短期借入金、長期借入金が増えやすくなります。センス・トラストの決算も、まさにこの形を示しています。

センス・マネジメントはグループ内の周辺機能として見る

発行者情報では、センス・トラストに非連結子会社センス・マネジメント株式会社があることが示されています。公式会社概要でもグループ会社として掲載されています。

公開情報だけでは、SENSE OWNERSの各案件で同社がどこまで関与するかは断定できません。したがって、現段階では『グループ内に関連会社がある』という整理にとどめ、物件管理・賃貸・売却に関わる場合は案件ごとの開示で確認するのが安全です。

クラウドファンディングは資金調達と出口戦略の多角化

2026年3月期決算短信では、不動産特定共同事業法に基づく不動産クラウドファンディングについて、資金調達手法の多角化と新たな出口戦略の構築を図る文脈で説明されています。これは重要です。

つまりSENSE OWNERSは、単に投資家向けの新商品というだけでなく、本業の在庫をどう資金化し、どう売却・回収するかに関わる事業です。投資家にとっては、案件が運営会社の資金繰りや販売戦略と近い位置にあることを理解しておく必要があります。

市況が悪くなると、在庫、金利、販売速度が同時に効く

不動産買取再生モデルの弱点は、市況悪化時に複数の負荷が同時に来やすいことです。売却価格が下がる、販売期間が延びる、借入金利が上がる、在庫評価が重くなる、といった形です。

センス・トラストは2026年6月30日にも、京都市東山区の販売用不動産取得を公表しています。仕入価格は直前期純資産額の30%以上に相当し、資金は自己資金と金融機関借入を予定するとしています。成長意欲は強い一方、資金調達と販売回収の管理がますます重要になります。

センス・トラストの決算 / 財務レポート

ポイント
・売上は急拡大
・営業利益も伸長
・自己資本比率は10.1%
・営業CFは大幅マイナス
・依存度は未分解

センス・トラストの財務を見る図説
センス・トラストの財務を見る図説
項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期
売上高7,696,501千円26,257,742千円50,011,005千円
営業利益683,571千円2,017,428千円2,852,410千円
経常利益518,165千円1,532,618千円1,786,123千円
当期純利益366,959千円1,097,482千円1,162,447千円
総資産8,191,970千円16,699,212千円28,848,889千円
純資産796,635千円1,794,117千円2,901,564千円
自己資本比率9.7%10.7%10.1%
営業CF△2,340,063千円△5,733,258千円△7,212,149千円

P/Lは急成長だが、利益率の中身まで見る

売上高は2024年3月期77.0億円、2025年3月期262.6億円、2026年3月期500.1億円と急拡大しています。営業利益も2026年3月期28.5億円まで伸びており、単純な売上成長だけではなく利益も出ています。

一方で、当期純利益は2025年3月期11.0億円から2026年3月期11.6億円へ小幅増です。売上と営業利益の伸びに比べると、経常利益や純利益の伸びは抑えめです。借入に伴う金融費用や税負担も含めて見る必要があります。

B/Sは販売用不動産と借入が大きい

2026年3月期末の販売用不動産は220.9億円、仕掛販売用不動産は17.8億円です。合計すると238.7億円で、総資産288.5億円のかなり大きな部分を占めます。

訂正開示後の負債を見ると、短期借入金は122.2億円、1年内返済予定の長期借入金は58.9億円、長期借入金は46.7億円です。物件を仕入れて売る会社なので自然な面はありますが、自己資本比率10.1%という水準は、保守的に見るなら高くありません。

営業キャッシュフローの赤字は、在庫積み増しのサイン

2026年3月期の営業キャッシュフローは72.1億円のマイナスでした。決算短信では、支出の主な内訳として棚卸資産の増減による支出104.2億円が示されています。

これは、損益が赤字だから資金が減っているというより、在庫を積み増しているため現金が先に出ている構図です。成長投資と見ることもできますが、投資家としては『売れて現金化できるか』を継続して見たいポイントです。

クラウドファンディング依存度は、現時点ではまだ分解できない

SENSE OWNERSは2026年7月提供開始予定なので、2026年3月期決算には本格的なクラウドファンディング残高はまだ反映されていません。したがって、匿名組合出資金受入 ÷ 総資産で見るクラウドファンディング依存度は現時点では算出できません。

今後見るべきは、匿名組合出資金の残高、クラウドファンディング案件の回転、運営会社の在庫残高、短期借入金の増減です。SENSE OWNERSが本業の資金繰りをどれだけ支える存在になるかは、2027年3月期以降の開示で確認したいです。

SENSE OWNERSの実績

ポイント
・公開済みはNo.01のみ
・償還実績はこれから
・条件と未確認項目を見る

2026年7月5日時点で、SENSE OWNERSの公開済み案件はNo.01 東京都中央区八丁堀PJのみです。利回り分布や償還実績を評価できる段階ではないため、この章では初号案件の募集条件、スケジュール、投資前に残る確認点だけを短く整理します。

項目No.01で確認できる内容
予定利回り12.0%(年利)
運用期間318日
募集金額200,000,000円
最低出資額1口100,000円
優先劣後100 : 0
No.01 東京都中央区八丁堀PJの条件図説
No.01 東京都中央区八丁堀PJの条件図説

募集条件は強いが、実績ではまだない

ポイント
・条件は強い
・応募倍率は未確認
・実績評価は償還後

No.01の募集設計を読む図説
No.01の募集設計を読む図説

No.01は予定利回り12.0%、都心立地、募集金額2億円という点で目立ちます。ただし、2026年7月5日時点では募集開始前で、応募倍率、成立金額、運用中の進捗、売却結果、分配・償還はまだ確認できません。いま評価できるのは『実績』ではなく『初号案件の募集設計』です。

結果確認は2027年7月以降になる

ポイント
・募集終了は2026年7月31日
・運用終了は2027年6月30日
・払い戻し予定は2027年7月14日

No.01の運用スケジュール図
No.01の運用スケジュール図

No.01の実績評価は、2027年7月の払い戻し予定後に本格化します。それまでは、運用状況の開示、物件売却の進捗、分配・償還の履歴を追う段階です。

投資前は未確認項目を先に見る

ポイント
・物件情報を確認
・出口価格を確認
・契約書面を確認

SENSE OWNERSの投資前チェックリスト図説
SENSE OWNERSの投資前チェックリスト図説

No.01は利回りだけでなく、所在地、物件種別、取得価格、売却想定、費用、損失負担、入出金手数料を契約成立前書面や追加開示で確認してから判断したい案件です。

キャンペーン情報

ポイント
・キャンペーンは未確認
・今後の更新を確認
・特典より条件優先

SENSE OWNERS公式のキャンペーン一覧では、2026年7月5日時点で『キャンペーンはまだありません。』と表示されていました。ローンチ期のため、今後キャンペーンが追加される可能性はあります。

ただし、初号案件ではキャンペーンの有無より、投資条件そのものを優先して確認したいです。特に高利回り案件では、特典目的で投資額を増やすのではなく、案件のリスクを読んだうえで投資額を決めるのが大切です。

登録〜出資までの流れ

ポイント
・登録から配当まで公式確認済み
・No.01は抽選式
・当選後に書面確認

会員登録と出資者情報登録を済ませる

まずは公式サイトで会員登録を行い、出資者情報登録を進める流れです。公式トップの利用手順では、出資者情報登録完了後にプロジェクト一覧から投資するプロジェクトを選択する形が示されています。

プロジェクトへ応募し、抽選結果を待つ

No.01は抽選式です。公式トップでは、プロジェクトに出資できる方は抽選によって決定し、結果はマイページのお知らせおよびメールで連絡すると説明されています。応募しただけで出資が確定するわけではありません。

当選後に書面を確認し、出資確定と入金を行う

当選した場合、プロジェクト詳細から契約成立時書面を確認したうえで『出資確定』ボタンをクリックする流れです。No.01では入金期日が2026年8月10日22時予定と表示されています。

このタイミングで、利回り、損失負担、入出金手数料、中途解約、反社会的勢力排除、個人情報、税務書類などを確認しておきたいです。

FAQ

ポイント
・FAQ本文は薄い
・回答は一次情報に限定
・手数料は要確認

SENSE OWNERSは怪しいサービス?

許認可や運営会社が確認できないという意味で怪しいサービスではありません。公式サイトでは不動産特定共同事業 第1号・第2号、電子取引業務、許可番号、大阪府知事 第35号、宅建業免許、業務管理者を確認できます。

ただし、新サービスで償還実績がないこと、初号案件が12.0%の高利回りであること、優先劣後100:0であることは注意点です。怪しいかどうかではなく、リスク条件を読めるかどうかが大事です。

最低投資額はいくら?

No.01 東京都中央区八丁堀PJでは、一口出資金額と最低出資金額はいずれも100,000円です。出資口数上限は100口と表示されています。

利回り12.0%は保証される?

保証されません。公式サイトの注意書きでも、表示されている利回りは想定利回りであり、利回りの保証は法令に基づき一切行わない旨が示されています。

入金・出金手数料は誰が負担する?

2026年7月5日時点で、公式FAQ本文から入金・出金手数料の詳細を確認できませんでした。投資前に契約成立前書面、マイページ、公式問い合わせで確認してください。銀行固有の無料条件なども、公式に確認できる場合だけ判断材料にすべきです。

センス・トラストは上場会社?株価は見られる?

センス・トラストは証券コード490AでTOKYO PRO Marketに上場しています。ただしTOKYO PRO Marketは制度上、一般的な市場と違う点があります。投資家として見るべきは株価そのものより、決算短信、適時開示、在庫、借入、営業キャッシュフローの変化です。

確定申告は必要?

不動産クラウドファンディングの分配金は、一般に雑所得などとして扱われる可能性がありますが、確定申告の要否は給与所得、他の所得、源泉徴収、損益状況などで変わります。個別判断が必要なので、税務署や税理士に確認してください。

利回りカレンダー|投資情報の自動収集ツール

SENSE OWNERSだけでなく、他の不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングの募集予定も横断で追いたい場合は、利回りカレンダーが便利です。Googleカレンダーに追加しておけば、複数サービスの募集開始日や運用期間をまとめて確認できます。

まとめ

ポイント
・上場会社の新サービス
・高利回り案件が目立つ
・劣後0%は注意点
・在庫と借入が大きい
・最初は少額

SENSE OWNERSは、かなり注目度の高い新サービスです。運営会社が上場していて、初号案件の利回りが12.0%という時点で、検索需要も話題性も取りに来るはずです。

一方で、投資家としての答えはシンプルです。上場企業運営という安心材料と、初号案件の高利回りという魅力はあります。ただし、優先劣後100:0、キャピタル型、償還実績なし、FAQ未整備という不確実性もあります。まずは少額で、契約書面と運営会社の財務を読み、2027年の初回償還まで継続して確認するサービスとして見るのがよいです。

出典・参考

・SENSE OWNERS公式サイト:https://sense-owners.jp/
・SENSE OWNERS No.01 東京都中央区八丁堀PJ:https://sense-owners.jp/projects/001
・SENSE OWNERS FAQ:https://sense-owners.jp/pages/faq
・SENSE OWNERS キャンペーン一覧:https://sense-owners.jp/blog
・SENSE OWNERS 業務管理者名簿:https://sense-owners.jp/pages/operation-managers
・センス・トラスト会社概要:https://sense-trust.co.jp/company/profile/
・3分で分かるセンス・トラスト:https://sense-trust.co.jp/ir/hayawakari/
・PR TIMES ローンチ記者発表会リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000171202.html
・JPX 発行者情報(2025年12月5日公表):https://www.jpx.co.jp/equities/products/tpm/issues/t13vrt000000c5fv-att/t13vrt000000c5ge.pdf
・2026年3月期 決算短信:https://www2.jpx.co.jp/disc/490A0/140120260515538613.pdf
・2026年3月期 決算短信の訂正開示:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260605564215.pdf
・販売用不動産の取得に関するお知らせ:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260630584694.pdf
・支配株主等に関する事項について:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260629582695.pdf
・利回りカレンダー:https://j-life-consultation.com/rimawari-calendar/5632/